McDonald'sが北米の店舗の子供向けメニュー「Happy Meal」で、活動量計を搭載した腕時計型デバイス「Step-it」の提供を開始したのだが、一部の購入者から子供の皮膚が炎症を起こしたという報告を受けて提供を停止したそうだ(
USA TODAYの記事、
APの記事、
Softpediaの記事、
Consumeristの記事)。
McDonald'sのカナダ版サイトではStep-itの写真がHappy Mealのページに掲載されていたが、現在は削除されている。全種類購入した人の
レビュー動画によれば、Step-itは7セグ液晶を搭載した歩数計タイプと、動きに合わせてLEDが点滅するタイプの2種類、計6色が用意されていたようだ。電源ボタンの他にサッカーや縄跳びなどのアイコンがあり、動画では「ボタン」と説明されている。ただし、押したときに動作が変わるのかどうかは不明だ。
肌に触れる部分は全面プラスチックで金属パーツの露出はなく、機能的にみてそれほど高温にはなりそうもない。摩擦や汗による炎症の可能性もあるが、原因は調査中とのことだ。
Happy Mealは日本での「ハッピーセット」と同様のもので、子供向けメニューに玩具がセットになったものだ。北米のMcDonald'sでは子供に不健康なメニューを提供しているとの批判を受け、炭酸飲料の提供をやめてジュースや低脂肪/無脂肪飲料に切り替えているほか、サイドメニューでリンゴやヨーグルトを提供し、フライドポテトも大幅に減量してきている。
しかし、これでも不十分との意見もあるようだ。玩具の代わりにStep-itを提供するのも子供の健康増進を目指したものだが、見せかけだけの健康イメージではなくメニューを改善すべきだといった批判も出ていた。