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お金

誤ったウェブサイトに名誉棄損の訴えを起こし、そして勝訴 46

ストーリー by soara

あるAnonymous Coward 曰く、

米国で誤ったウェブサイトに対して起こされた名誉棄損の訴えが認められ、原告が勝訴してしまったそうだ(techdirt本家記事より)。

「TheDirty.com」に投稿されたコメントに立腹した NFLチームのシンシナティ・ベンガルスのチアリーダーであるサラ・ジョーンズは、このサイトを相手取り名誉棄損の訴訟を起こした……つもりだった。しかしサイト名を誤って「y」を抜かした「TheDirt.com」としてしまったとのこと。

「TheDirt.com」は告訴に応じなかったため、裁判官はこのサイトに1100万ドルの支払いを命じた。この金額はサイトが告訴に対して応じなかったことを考慮し決定された金額だそうだ。

なお「TheDirt.com」は根拠のない訴訟を起こされたとして、現在サラ・ジョーンズを訴えるか検討中であるという。また「TheDirty.com」に関しては「(訴訟を起こされたという)虚偽の報道をされた」として AP通信に謝罪を求めているそうだ。

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  • なるほど、http://slashdot.jp も訴訟リスクを考慮した名前だったんですね!

  • by Anonymous Coward on 2010年09月04日 12時21分 (#1820046)
    誤った(情報を載せた)ウェブサイトを告訴して勝訴したなら、
    何も驚くべき情報では無い

    と、思ってしまったじゃないですか
    • by Anonymous Coward
      同じく。
    • by Anonymous Coward

      誤った(Subjectを載せた)ウェブサイトを告訴して勝訴

    • by Anonymous Coward

      サイト名をまちがえて赤の他人を訴える→なぜか勝訴1100万ドル判決

  • by Anonymous Coward on 2010年09月04日 11時49分 (#1820031)

    1100万ドルの賠償を求めるというのがアメリカ流でしょ。
    # そして弁護士だけが無意味に丸儲け

  • by Anonymous Coward on 2010年09月04日 11時52分 (#1820032)
    サラ・ジョーンズってどこかで聞いた名前のような気がする。おじさん知らないけど。
    実は後ろで広告会社が……
  • by Anonymous Coward on 2010年09月04日 11時57分 (#1820034)

    適当に訴えて、応じなければ、ラッキー?
    応じたらすぐに取り下げでおk?

    • by taka2 (14791) on 2010年09月04日 12時13分 (#1820041) ホームページ 日記

      日本では少額訴訟手続を使った架空請求詐欺 [moj.go.jp]というのがあります。の
      被告が出廷しなければ、虚偽の内容であっても裁判所は虚偽であることを認識できないので
      原告の主張を認めらることになりますし、
      少額訴訟は一回で結審しますからすごく手軽なので、
      既にビジネスモデルとして手垢が付いた状態。

      親コメント
      • by Anonymous Coward
        普通の振り込め詐欺の場合、基本的な対処方法は「無視する」ですが、
        この少額訴訟を利用した詐欺の場合は無視したら敗訴して賠償金を
        取られちゃうんですよね。

        ただ、この場合詐欺師側も身元を明らかにする必要があるし、リスクも
        高いのであまり流行らなかったような。
    • 10年以上前に, 同様の手口で儲けようとする悪徳弁護士の話がマンガ [zerodama.com]になっています.

      親コメント
      • by esuyan (7005) on 2010年09月04日 20時34分 (#1820191)

         ああ、オフィス北極星の日本の町工場が作った缶切り機が、という話ですね。
        (缶切り機の事故を起こした缶詰が、日本の常識ではまったく想定外のものだった、
        というアレですね)
         あれは今回のとはちょっと違う気もしますが、「訴訟を起こされたことを
        理解できずに読み捨ててしまう」というのは、今でも日本でありそうです。
         海外からいきなり訴訟を起こされる(起こされかける)というのは、
        ミシュランが日本のネタサイトのURLの使用中止を求めて警告した [srad.jp]
        って話もありましたが、それでも海外からの訴訟に対応しきれないと言う話は
        十分ありそうでう。(上記サイトはURLとサイト名を変更して対応しましたが)

         それはさておき、元記事の訴訟って、訴状にURLだけでなく、本体である
        会社名、住所とかはなかったんでしょうか? 記事の通りだと、「間違った
        URLの方の会社に訴状を送ってしまった」ようなのですが、そのくらいの
        簡単な事実誤認も、反証がないというだけで通ってしまうのだなぁ、という
        のがそら恐ろしいです。おそらくこれから訴訟主は法的にボコボコにやられて
        しまうのでしょうね……

        親コメント
        • by kyousum (11338) on 2010年09月05日 2時11分 (#1820285) 日記

          おっしゃる通り、「Webサイトの名前を一文字間違えた訴状を書いた結果、間違ったWebサイトに賠償命令が下された」という事件ではなくて、「誰を訴えるか調査する段階で、Webサイトの名前を取り違えていた結果、運営会社も間違えた」という事件です。

          ちなみに、運営会社両社の名前も結構似てたりします(TheDirt.comを運営するのはDirty World Entertainment Recordingsで、TheDirty.comを運営するのはDirty World LLC)

          #あと、編集者さんは民事訴訟の事件を報じるときに「告訴」じゃなくて「提訴」とか「民事訴訟を提起した」とか書いて欲しいな。日本語では「告訴」ってのは捜査機関に対して犯罪事実を申告して処罰(≠賠償)を求めることなので、民事訴訟で賠償を求める場合には使わないです。

          --
          # For man might be free./人は自由になれるかもしれないから。
          親コメント
        • by Anonymous Coward
          今回は訴えた側が事実の確認を怠ったわけでですから、逆襲されると痛い目にあいそうです(あったらいいな)。
          • by Anonymous Coward
            手続き上の不備をつかれて担当弁護士が泣きを見る事を激しく希望
            そういったリスクから弁護士を守る法律があった気がするけど
  • by Anonymous Coward on 2010年09月04日 12時16分 (#1820043)

    そこから、TheDirt.comに実際に請求しようとしてTheDirty.comから1100万ドルもらえました。
    そこまでいってほしかった。どうせ誤字ネタなんだし。
    ---
    #ネタじゃなかったのか

    • by Anonymous Coward

      誤ったお金、つまりニセ札で払えばよかったか

      • by Anonymous Coward

        ドルを誤って、ジンバブエドルで支払っちゃった、とか。

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海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs

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