Subwayのサンドイッチの長さをめぐるクラスアクション訴訟に対し弁護士が儲けるだけとの批判 41
これはひどい 部門より
米国では大手サンドイッチチェーン「Subway」のサンドイッチの長さをめぐるクラスアクション訴訟が3年にわたって続いていたそうだ。
Subwayでは細長いパンをそのまま使う「Footlong(フットロング)」と、半分の長さの「6-inch(レギュラー)」の2つのサイズでサンドイッチを提供している。しかし、2013年にオーストラリアの男性が11.5インチしかないFootlongの写真をFacebookに投稿したことから、サンドイッチの長さを測る人が続出。New York PostはマンハッタンやブルックリンなどのSubwayで購入したFootlongの7本中4本が11~11.5インチだったとリポートしている。米国ではFootlong(=12インチ)と表示しながら11~11.5インチのサンドイッチを売るのは詐欺だなどとして、クラスアクション訴訟が提起されることとなった。
Subwayで使用するパンはスティック状の生地を冷凍したものが店舗に届けられ、店舗で焼いて客に提供されるという。そのため、生地の量が同じでも、解凍後に引き伸ばす過程で異なる長さや形になってしまう。Subwayでは訴訟が提起された直後、十分な長さになるよう店舗に指導することを約束している。しかし、訴訟は継続され、今年2月に和解案を連邦地裁が承認した。
和解の内容は、Subway側が弁護士費用52万ドルとクラスの代表者10名に各500ドルを支払い、少なくとも今後4年間はパンの長さを12インチ以上に保つといったもの。潜在的なクラスのメンバーに対する賠償金の支払いは行われない。サンドイッチで使用する肉類やチーズの量は決まっており、パンが短くても影響はない。野菜の量が少なくなる可能性はあるが、客は野菜を増やすよう注文できる。そのため、実質的に客が金銭的な損害を受けてはいないと連邦地裁は判断している。
しかし、このクラスアクション訴訟に批判的なクラスのメンバー(つまりSubwayの客の一人)である、Center for Class Action Fairness(CCAF)のTed Frank氏が和解に異議を唱えて第7巡回区控訴裁判所に上訴を行った(Competitive Enterprise Institute、Consumerist、訴状: PDF)。
上訴したFrank氏は、今回の訴訟でクラスのメンバーが得るものは何もなく、弁護士が儲けるだけのものであり、クラスアクションの仕組みを不正に使用していると批判している。和解が承認されなくてもSubwayは同様の対応をしただろうとも述べている。New York Postのリポートにもあるように、すべてのパンが短いわけではない。証拠品は購入者が食べてしまっているため、クラスのメンバーを特定するのが困難なことは原告側の弁護士も認めている。
8日に開かれた口頭弁論では、3人の判事も訴訟と和解に批判的だったという。判事の1人はサンドイッチの量に違いはなく、客は損害を被っていないことを指摘。事前の調査も行われておらず、話題に乗っただけの訴訟だと批判した。別の判事はSubwayに対しても、訴訟や和解を宣伝に利用したと批判している。
しまった (スコア:3)
ブラウン管モニタが消滅する前に「管が17インチあるから大丈夫?知らん、見える部分が15〜16インチしかないぞ!」訴訟を起こすべきだった…
#誰に対して?
Re: (スコア:0)
14インチと15インチの違いは角があるかないかなので。
Re:しまった (スコア:2, おもしろおかしい)
14インチと15インチの違いは角があるかないかなので。
四の五の言うから角が立つのですね
# そーじゃねぇ
Re: (スコア:0)
やまだく~ん!#3080932のACさんに座布団1枚やっとくれ!
クラスアクション (スコア:2, すばらしい洞察)
>上訴したFrank氏は、今回の訴訟でクラスのメンバーが得るものは何もなく、弁護士が儲けるだけのものであり、クラスアクションの仕組みを不正に使用していると批判している。
そういう起訴ってほぼそんなもんだと思ってた。
専門の弁護士が起訴しませんかって勧誘しまくるイメージ(偏
Re:クラスアクション (スコア:2, 興味深い)
その前提となるのが修正すべき事項ならまだしも、さすがに言いがかりはよせって事じゃないの。
個人的に酷いと思ったのはHDDの容量訴訟だな。
ソフト側が計算資源ケチって10bitシフトで誤魔化してた責任がSI接頭辞にちゃんとあわせてた
HDDメーカーになすりつけられるという。
しかもメーカー毎に別々に訴訟起こしてて、WDは示談で50万ドルの弁護士費用負担したんだよな。
Seagateからもおかわりもらったんだろうか。
http://srad.jp/story/06/06/29/0346242/ [srad.jp]
Re:クラスアクション (スコア:1)
パーネル・ホールの「探偵になりたい」から始まるシリーズの主人公が法律事務所の御用聞き係で、道で転んでけがした人のところに行って道路の整備不良で行政を訴えようとそそのかして回る役だった。アメリカの司法制度と言うとあれを思い出す。
Re: (スコア:0)
『救急車の追っかけ』という表現をしていた小説を読んだことがある
これだけ覚えてる。
Re: (スコア:0)
ですよね。クラスアクションは司法界の Kickstarter 的なイメージ。
Re: (スコア:0)
俺もそう思ってた。
過払い金訴訟と同じ。
別に結果はどうでもよく、システム的に訴訟のネタが量産、供給されて、
量産型弁護士が事務的に処理して、手数料を得る。
携帯電話販売員と本質的には変わらないイメージ。
Re: (スコア:0)
王様は裸だと言う前に、王様がある程度歩いてくれないといけないので。
一緒に声を上げる市民が溜まる前に訴えると、ただ敗訴して相手にお墨付きを与えてしまうので。
パンが短いなら (スコア:1)
弁護以前にさ、 (スコア:1)
俺ならパンのクラスにポンドかグラムを括弧付きで併記するよ。
それが定着したら長さに小さく“約”を付けるね。
次に重さと長さの表記順を変える。
最後に括弧を逆にして長さの文字を消すか小さくすれば解決だ。
4年も必要ないだろうさ。
Re: (スコア:0)
パンの水分量なんて焼成の具合で変化するから、それこそ管理が難しい。
普通にフルサイズ、ハーフサイズにしとく方が無難。
Re:弁護以前にさ、 (スコア:2)
さらに店舗で焼くので、変動幅が大きいことが予想される。
あと、トーストの制度
「トーストしますか?」に臨機に注釈がつけられる(持ち帰りにはトーストをおすすめしない旨とか、不馴れな人にはトーストがおすすめとか)が、
その現行に加え「トーストすると規定の重さより減りますが、よろしいでしょうか」
とか・・・
それより、外国の実態をしらないが、日本では半分に切ったやつが標準。焼き上がりの長さよりも、半分に切る際の変動の方がむしろ気にするとすれば気になる。
「前の人の方が多いじゃないか」とか、子供にお菓子を分け与える時のような・・・
行き付けの店では、何も言わなくてもいつもどおり野菜を目一杯盛ってくれるが、出掛けた先で普段行かない店に入ると「増量」と言っただけではいつもより盛りが少なかった。そんな時「上限で」と頼んでいるのに出くわした。そんな注文方法があったのか、と目から鱗。確かに「増量には上限があります。」という注意書がある。
Re: (スコア:0)
引っ張って延ばしたらセーフってアホやろwww と思ったけど、Subwayの仕組みなら長さによって挟める量が変わってくるからあながち純粋なアホとまでは断言しきれないのかな
Re: (スコア:0)
マクドのクォーターパウンダーが本当に1/4ポンドあるか計る人は出てこないかな
Re: (スコア:0)
「長め」と「短め」の2つにすれば全て解決。
むこうなら「L」と「S」にすればいいんじゃない。
Re: (スコア:0)
どこかで見たことのある手法だと思ったら、
税抜き価格・税込み価格のあれじゃないですか。
1 foot long (スコア:1)
私の足は 26.5 cm くらいなので、私の足を基準にしたと言ったらセーフだったんじゃないの?
Re: (スコア:0)
マジレスすると、ここでいう1 Foot = 12 inch、つまり1フィートなので、歩幅基準ですね。
だから同じ歩幅基準の1尺はほぼ同じ長さ [google.co.jp]。
足が大きい人は歩幅も大きいかも、とかはともかく。
標準的な身長/足の大きさですが歩幅3フィートくらいありますよ? (スコア:2)
歩幅が30cmって、身長1m未満ではなかろうか。foot / feet の起源が歩幅とは聞いたことがありません、足の大きさ説しか。
で、尺の基準は探してみても手・腕関係の記述しか見当たりませんが、何かソースがあれば示していただけたら嬉しいです。
Re:標準的な身長/足の大きさですが歩幅3フィートくらいありますよ? (スコア:1)
歩幅といえば歩幅かも
実質的には足の大きさ
要は左右のつま先踵をつけて歩く測量単位だから
Re: (スコア:0)
昔は今みたいに大股でガツガツ歩く事は標準的では無かったんですよ
特に日本はね
Re: (スコア:0)
え? 足のサイズ基準だろ? そもそも歩幅30cmって短くね?
人の平均歩行速度が1m/s(3.6km/h)としても毎秒3歩以上になっちゃうんだが。
そもそも尺は手のサイズ由来だそうだが。同じ部位由来だったらむしろ体格差が
もろにでるハズなのに「ともかく」とか言われてもナ。
Re: (スコア:0)
そんな由来の話じゃなくて制定されている単位としての話、ってことでしょ。
いくらなんでも日本語が通じなさすぎる……。
#別AC。
法廷侮辱罪 (スコア:0)
で和解と別に弁護士に100万ドル払わせればいいのでは?
食い物でぶちきれるのは (スコア:0)
日本人がダントツだと思ってたんですが、勘違いでしたか。
熱い話だ。
Re:食い物でぶちきれるのは (スコア:3, 参考になる)
日本人が食い物でぶちきれやすいのではなく、米英人は食い物についての合意が13世紀までに成立している、というのが正しいと思う。
パンが工程によって重さやサイズがばらつくというのは当たり前で、だから表示より大きめにしなければ許されない、1 baker's dozen = 13 と勘定する、という文化的前提が常識的な慣習としてすでにあるとするなら、「生地の量が同じでも、解凍後に引き伸ばす過程で異なる長さや形になってしまう」という言い訳は不十分なのだと…
Wikipedia:パン屋の1ダース
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%B3%E5%B1%8B%E3%81%AE1%E3... [wikipedia.org]
Re: (スコア:0)
枡酒をこぼれるまで注ぐみたいなもんか。
Re: (スコア:0)
むしろ日本人って「パンが工程によって重さやサイズがばらつくというのは当たり前」ということを覆しちゃう人種ですからね。
こういったことがあった場合、あの手この手できっちりサイズを統一しちゃうんだよね。
無駄に思えるようなところにも努力を惜しまないみたいな。
Re: (スコア:0)
アメリカ人は何にでもぶち切れる、というか弁護士が煽るからな。
弁護士=クズのステレオタイプが付くのもそのため。
Re: (スコア:0)
日本人でもパンの長さが1,2cm短かったからブチ切れるってことはないんでは
Re:食い物でぶちきれるのは (スコア:1)
工場製品でもこれくらいブレがあるようです
訴訟を起こすという話は聞いたことがないので、少なくとも多くの日本人は寛容かと思われます
http://portal.nifty.com/kiji/150420193310_1.htm [nifty.com]
Re: (スコア:0)
奥さんすげえw
Re: (スコア:0)
日本の場合はネット放火魔が「不買しようぜ、不買しようぜ」で終わりですね。
まとめサイトが多少潤うくらいか。
Re: (スコア:0)
ぶちきれるのは、パンの量そのものが小さい時だろう。
今回のって、パンの生地は同じで、成形して焼いたら短かっただけ。
太かったか、焼き加減が悪かったか。
味が悪かったり、食べにくかったりすればともかく、そのことには言及してない。
何に熱くなったのか、わからないというのが日本人の感想。
ていうか (スコア:0)
最初の訴訟で、上訴されてるような話題は取り上げられなかったん?
弁護士もそうだけど、裁判所そのものがなんだかなあ、な感じ。
# たいして興味ないのでソース記事とか読んでません。
冷凍生地 (スコア:0)
かなり余談になりますが、パン生地って二次発酵前でも冷凍保存できるんですね。知らなかった……。
(ぐぐってみたところ、一ヶ月ぐらいは保存できる模様)
日本のサブウェイも冷凍生地を使っているようです。
がっちりマンデー!! : どん底からの復活!サブウェイのヒミツ! [tbs.co.jp]
Re: (スコア:0)
半世紀ぐらい前から普及している技術ですよ。
もちろん冷凍するが故の水と油の分離とかで風味の調整は難しいですが。
街にあふれている「焼きたて」や「店内で焼いて」のほとんどは冷凍と思っていいです。
Re:冷凍生地 (スコア:1)
ホテルでも焼いた後に冷凍したのを使ってるってさ
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/15/278209/032500029/ [nikkeibp.co.jp]