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ロボット

Amazon は Alexa という名前を人類から奪ったのか 139

ストーリー by headless
人類 部門より
Amazon がバーチャルアシスタントの名前に選んだことで、「Alexa」が人名としては使えない名前になってしまったと The Atlantic が主張している (The Atlantic の記事GeekWire の記事)。

スラドでは米国の新生児名に対するバーチャルアシスタントの影響が 2018 年に話題となったが、女児名の Alexa は米国で Amazon Alexa がリリースされた翌年 (2015 年) の 6,050人 (32 位) をピークに減少しており、この時点 (2017年) で 2001 年以降最低の 3,883人 (65 位) となっていた。米社会保障局の「Popular Baby Names」によれば、2018 年は 3,064 人 (90 位)、2019 年は 1,998 人 (139 位) となって 1998 年以降初めてトップ 100 落ちし、2020 年には 1,272 人 (239 位) まで減少している。英国やカナダでも Amazon Alexa リリース以降、新生児名の Alexa は大幅に減少しているそうだ。

しかし、The Atlantic によると、影響を受けているのは新生児の名前だけではないという。米国では過去 50 年間におよそ 127,000 人が Alexa と名付けられており、75,000 人以上が 18 歳未満だ。Amazon Alexa はユーザーの命令に従うバーチャルアシスタントであり、Alexa という名前の子供が学校でいじめの対象になることも多く、子供の名前を変えたり、ミドルネームを使ったりする親も多いとのこと。

Apple の Siri も女性名であり、米社会保障局のデータには過去 70 年以上にわたって含まれている。2006 年から 2012 年までは 100 人を超えていたものの、iPhone 4S の Siri 搭載 (2011年) による増加は特になく、2013 年には 42 人まで減少。2020 年は 10 人となっている。Siri という名前がより一般的な北欧でも減少しており、デンマークで昨年 Siri と名付けられた新生児は 1 人だったとのことだ。
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