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シアナマイドの機序を考えればアセトアルデヒドが二日酔いの原因なのは自明>「筋肉痛の原因は乳酸」と並ぶ誤情報らしいっすよそれで、正しい情報はなに?
乳酸が疲労時に血中に増えるという結果からの誤解でしかありません。実際は疲労回復のために増えるのが正しいようです。運動して疲労したら更に疲労を促進する物質が増加するみたいに人間の体は不合理には出来ていません。
で、二日酔いの原因は何?# 酒の飲みすぎとかいうなよ
しかし生物の仕組みってのは凄いもんだな。科学的に解明が進むほど神秘的なものを感じるってどういうことよ。
放送大学の講義では、運動量がTCA回路だけで間に合わないくらい大きくなると解糖系も動員してエネルギーを供給するそうだ。乳酸は老廃物じゃなく、これもエネルギー源として使われる。
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Stay hungry, Stay foolish. -- Steven Paul Jobs
アルコールだけ分解されても困ってしまう (スコア:0)
アセトアルデヒドを速やかに分解してくれる飲料なら試してみたい。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
シアナマイドの機序を考えればアセトアルデヒドが二日酔いの原因なのは自明
>「筋肉痛の原因は乳酸」と並ぶ誤情報らしいっすよそれ
で、正しい情報はなに?
Re: (スコア:1)
# マンガからの読み囓りですけども
少し…頭冷やそうか…
Re: (スコア:0)
Re:アルコールだけ分解されても困ってしまう (スコア:0)
乳酸が疲労時に血中に増えるという結果からの誤解でしかありません。
実際は疲労回復のために増えるのが正しいようです。
運動して疲労したら更に疲労を促進する物質が増加するみたいに人間の体は不合理には出来ていません。
で、二日酔いの原因は何?
# 酒の飲みすぎとかいうなよ
Re:アルコールだけ分解されても困ってしまう (スコア:5, 参考になる)
ではなくて、代謝系のシフトによって最終産物が乳酸になるだけ。
我々の細胞は、解糖系 [wikipedia.org]→TCA回路 [wikipedia.org](ミトコンドリアの呼吸鎖)を利用して(解糖+呼吸によって)グルコースからエネルギー(ATP)を産生します。このうち解糖系は酸素のない状態でも動きますが、TCA回路を回すためには酸素を必要とします。
筋肉が活動するときには大量のエネルギーが消費されますが、このとき筋組織での細胞では呼吸ではなく解糖系によって大量のエネルギーを産生するよう、代謝系のシフトが見られます。解糖系では、グルコースからピルビン酸が作られますが、TCA回路が働いている場合、このピルビン酸はミトコンドリアに運ばれて、最終的には炭酸ガスと水(とエネルギー)になるわけです。ところが、TCA回路があまり働かない状態で解糖系が活発に動くと、細胞質に蓄積したピルビン酸が乳酸に変えられ、細胞外に排出されます。その、言わば「代謝のときの老廃物」として出来る乳酸が「筋肉に溜まる」と言われてるわけです。
何でこういう代謝の変化が起きるのかについてですが、一つには筋肉を使い続けると、一時的に組織中の酸素濃度が下がるから、酸素がなくてもエネルギー代謝が可能になるように解糖系が優位に働く、ということ。また、こういった代謝のシフトは、癌細胞でも見られる(ワールブルグ効果 [wikipedia.org]と呼ばれる)現象なのですが、癌細胞の場合、代謝シフトが起こって解糖系が優位になる方がエネルギー産生の効率が上がるのではないか、とも考えられてます。
一般に「呼吸の方が、解糖系よりも、産生できるATPの量は多い」と言いますし、実際「一分子のグルコースから」で考えると確かにそうなんですが、「時間あたりのエネルギー産生量」で考えるならば、解糖系をとにかくがんがん回して、その分グルコースもどんどん細胞内に取り込むようにした方が効率が高いのだ、と考えられてます。一般に癌細胞は正常細胞よりもグルコースの取り込みが非常に大きく、標識したグルコースの取り込みで癌を診断するPETによる診断などにも利用されてます。
Re: (スコア:0)
しかし生物の仕組みってのは凄いもんだな。
科学的に解明が進むほど神秘的なものを感じるってどういうことよ。
Re:アルコールだけ分解されても困ってしまう (スコア:1)
放送大学の講義では、運動量がTCA回路だけで間に合わないくらい大きくなると解糖系も動員してエネルギーを供給するそうだ。
乳酸は老廃物じゃなく、これもエネルギー源として使われる。
the.ACount