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1巻で挫折したのは2流の文章だから?アシモフは凄い読みやすい。訳者の能力差ですかね?
元の文章は知らないのですが、訳は間違いなく3流です。アラゴルンのことを馳夫って訳した時点でもうありえない……いったい何をどう考えればそんな訳をしようと思うのか。トランスフォーマーの映画でバンブルビーのことを「マルハナバチ」と呼ぶようなもの。頭おかしいの?
おかげで日本人は全員、ファンタジーの世界に突如わいた謎の日本人「馳夫」のせいで、雰囲気ぶち壊されまくり。1巻目で挫折した人が多数いたことでしょう。これほど訳者を変えて再度出してほしいと思った本はなかった。
それよりnecromancerが「死人占い師」はないだろうと思った。サウロンが恐山のイタコになってしまう。 「黒魔術師」くらいにして欲しいが、それだとイスタリの一人みたいでまずいのか。
「妖術師」や「呪術師」やら、ほぼ同じ意味を持つ言葉は日本語にはいくつもあって、「死人」や「占い師」という言葉はあっても「死人占い師」という単語は日本にはありません。
であればやっぱり前者の「妖術師」や「呪術師」を使ったほうが日本語の雰囲気としては壊れにくいと思います。少なくともネクロマンサーを死人占い師とするよりは。
なんなら「屍術師」のように意味から熟語を創作したって良かった。「屍術」なんて漢字だけでおどろおどろしいのだから。日本語にとって漢字からくるイメージが重要なことはわかると思います。
でも訳者はそこに考えがめぐらずに、「まるでWikipediaを引いたかのような答え」を出した。その点はやはり三流だと私は思います。
>「妖術師」や「呪術師」やら、ほぼ同じ意味を持つ言葉は日本語にはいくつもあって、
それが違うんですよ。昔は「妖術師」や「呪術師」なんて言葉は無かったんです。妖術は比較的新しい言葉で、それを使う者は「妖術使い」です。呪術の使い手は「呪い師」や「占い師」です。
今でこそ細分化されちゃってますけど、昔は「占(うらな)い」は「呪(まじな)い」と同義の言葉として使われていました。
ラノベ以外の物を読む時には、そう言った「言葉の歴史」と言うものも意識しながら(できれば調べながら)読むといいですよ。と言うか、ラノベでさえここ十数年の言葉の移り変わりが反映されていたりするんですが、
それなら邪術師でも祈祷師でも陰陽師でもいくらでも言いようはあった。それとも「占い師」ってのは当時はもっと呪術めいてた?とてもそうは思えません。
第一、無ければ作ればよかった。ファンタジーなんだもの。というか私は別に「こっちの方がよかった」という言葉を探してるわけじゃありません。いちいちそんなとこに突っ込まないでください。
日本語は文字の形から物のイメージを喚起させる言葉です。その中に「ひらがな」というものがあると、どんな悪役も緩衝剤を置かれたようになる。「殺害犯」と「人殺し」では同じ意味なのに前者の方がなんとなく凶悪っぽく聞こえるのと同じです。
殺されたかもしれないけど安らかに寿命を迎えたかもしれない、どうやって死んだか全くわからない「死人」って言葉自体凶悪性が薄れてるのに、よりによってそこに「占い師」を持ってくるこの感性。日本語の持つ「言霊」を完全に無視した訳はいただけません。
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日本語訳版にも2流さが反映されてる? (スコア:1)
1巻で挫折したのは2流の文章だから?
アシモフは凄い読みやすい。
訳者の能力差ですかね?
Re: (スコア:1)
元の文章は知らないのですが、訳は間違いなく3流です。アラゴルンのことを馳夫って訳した時点でもうありえない……いったい何をどう考えればそんな訳をしようと思うのか。トランスフォーマーの映画でバンブルビーのことを「マルハナバチ」と呼ぶようなもの。頭おかしいの?
おかげで日本人は全員、ファンタジーの世界に突如わいた謎の日本人「馳夫」のせいで、雰囲気ぶち壊されまくり。1巻目で挫折した人が多数いたことでしょう。これほど訳者を変えて再度出してほしいと思った本はなかった。
死人占い師 (スコア:2)
それよりnecromancerが「死人占い師」はないだろうと思った。サウロンが恐山のイタコになってしまう。
「黒魔術師」くらいにして欲しいが、それだとイスタリの一人みたいでまずいのか。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:1)
「妖術師」や「呪術師」やら、ほぼ同じ意味を持つ言葉は日本語にはいくつもあって、「死人」や「占い師」という言葉はあっても「死人占い師」という単語は日本にはありません。
であればやっぱり前者の「妖術師」や「呪術師」を使ったほうが日本語の雰囲気としては壊れにくいと思います。少なくともネクロマンサーを死人占い師とするよりは。
なんなら「屍術師」のように意味から熟語を創作したって良かった。「屍術」なんて漢字だけでおどろおどろしいのだから。日本語にとって漢字からくるイメージが重要なことはわかると思います。
でも訳者はそこに考えがめぐらずに、「まるでWikipediaを引いたかのような答え」を出した。その点はやはり三流だと私は思います。
Re: (スコア:0)
>「妖術師」や「呪術師」やら、ほぼ同じ意味を持つ言葉は日本語にはいくつもあって、
それが違うんですよ。
昔は「妖術師」や「呪術師」なんて言葉は無かったんです。
妖術は比較的新しい言葉で、それを使う者は「妖術使い」です。
呪術の使い手は「呪い師」や「占い師」です。
今でこそ細分化されちゃってますけど、
昔は「占(うらな)い」は「呪(まじな)い」と同義の言葉として使われていました。
ラノベ以外の物を読む時には、そう言った「言葉の歴史」と言うものも意識しながら(できれば調べながら)読むといいですよ。
と言うか、ラノベでさえここ十数年の言葉の移り変わりが反映されていたりするんですが、
Re: (スコア:1)
それなら邪術師でも祈祷師でも陰陽師でもいくらでも言いようはあった。
それとも「占い師」ってのは当時はもっと呪術めいてた?
とてもそうは思えません。
第一、無ければ作ればよかった。ファンタジーなんだもの。
というか私は別に「こっちの方がよかった」という言葉を探してるわけじゃありません。
いちいちそんなとこに突っ込まないでください。
日本語は文字の形から物のイメージを喚起させる言葉です。
その中に「ひらがな」というものがあると、どんな悪役も緩衝剤を置かれたようになる。
「殺害犯」と「人殺し」では同じ意味なのに前者の方が
なんとなく凶悪っぽく聞こえるのと同じです。
殺されたかもしれないけど安らかに寿命を迎えたかもしれない、
どうやって死んだか全くわからない「死人」って言葉自体凶悪性が薄れてるのに、
よりによってそこに「占い師」を持ってくるこの感性。
日本語の持つ「言霊」を完全に無視した訳はいただけません。
Re:死人占い師 (スコア:0)