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明石海峡大橋ではありませんが、主塔の高さ100mほどのレインボーブリッジでは、現場での許容誤差が五千分の一で、工場の製作精度は一万分の一だったかと(100mで1cmの誤差まで)。各ブロックが10mだとしても1mmの誤差で作らないとならない。しかも、溶接時の歪みを考慮したうえで。それでさらに、温度や輸送時の事も考慮したうえでのこと。
1mmも誤差があったらボルトが入らなくなります。大体±0.1mmが限界。明石海峡大橋の主塔は1ブロックの製造誤差が0.05mm以内だそうです。しかも重力や地表の円弧まで考慮してです。
#ちなみに自動車は1/1000mm単位での設計gesaku
ちなみに『東京ゲートブリッジ』最後の橋桁架設工事 [radiate.jp](リンク先はぐぐって分かりやすかったページ)を見に行ったのですが、早朝からこのサイズの橋をクレーンで運んできてがっちゃんこして、説明担当者が「今からボルト止めなどをしますのでここから見てても数時間は変化がなくておもしろくないので説明を終了します」なんておもしろわかりやすく解説してくれました。そのときは一緒に微笑んでましたけど、テント内に掲示してあった資料なんかを眺めると、そう、まさに、あのサイズのものをよそから運んできてボルト穴にボルトを通す、という現実にビックリしました。しかも、この接合部分、海上輸送中に波浪で変形 [mlit.go.jp]していたのですよ。それを修理したり新しい部品つけたり、それで構造解析やり直したり。なのに、ボルトが通る。
調べれば調べるほどビックリします。
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
必殺、現物合わせ (スコア:5, 興味深い)
# 昔、TVでやってた明石海峡大橋の建設ドキュメンタリーで、主塔はブロックを積み上げる形で作られているけど、
# 誤差が出ると傾くので、各ブロックはとんでもない高精度に作られているんだ、とかやってたな、と
Re: (スコア:5, 参考になる)
明石海峡大橋ではありませんが、主塔の高さ100mほどのレインボーブリッジでは、現場での許容誤差が五千分の一で、工場の製作精度は一万分の一だったかと(100mで1cmの誤差まで)。各ブロックが10mだとしても1mmの誤差で作らないとならない。しかも、溶接時の歪みを考慮したうえで。それでさらに、温度や輸送時の事も考慮したうえでのこと。
Re: (スコア:4, 参考になる)
1mmも誤差があったらボルトが入らなくなります。大体±0.1mmが限界。明石海峡大橋の主塔は1ブロックの製造誤差が0.05mm以内だそうです。
しかも重力や地表の円弧まで考慮してです。
#ちなみに自動車は1/1000mm単位での設計gesaku
Re:必殺、現物合わせ (スコア:1)
ちなみに『東京ゲートブリッジ』最後の橋桁架設工事 [radiate.jp](リンク先はぐぐって分かりやすかったページ)を見に行ったのですが、早朝からこのサイズの橋をクレーンで運んできてがっちゃんこして、説明担当者が「今からボルト止めなどをしますのでここから見てても数時間は変化がなくておもしろくないので説明を終了します」なんておもしろわかりやすく解説してくれました。
そのときは一緒に微笑んでましたけど、テント内に掲示してあった資料なんかを眺めると、そう、まさに、あのサイズのものをよそから運んできてボルト穴にボルトを通す、という現実にビックリしました。
しかも、この接合部分、海上輸送中に波浪で変形 [mlit.go.jp]していたのですよ。それを修理したり新しい部品つけたり、それで構造解析やり直したり。
なのに、ボルトが通る。
調べれば調べるほどビックリします。