iPhone Xが発売される11月3日、Appleはストア前に長蛇の列ができることを期待しているのではないかと
Softpediaが指摘している。
iPhone Xは従来モデルよりも複雑さが増しており、生産の遅れが報じられている。Appleの製品計画について最も正確な予想をするアナリストともいわれる
KGI Securitiesの郭明錤氏によれば、発売日にAppleが用意できるiPhone Xの台数は
200万台~300万台にとどまるという。
2014年に発売されたiPhone 6/6 Plusは
予約開始から24時間で400万台が予約され、
発売後3日間で1,000万台以上が販売された。2015年のiPhone 6s/6s Plusは
発売後3日間で1,300万台が販売されている。昨年のiPhone 7/7 Plusの数字は発表されていないが、少なくとも
iPhone 6s/6s Plusと同程度とみられる。
今年はiPhone 8/8 Plusが9月22日に発売されているとはいえ、郭氏の予想通りであれば供給量不足は確実だ。iPhone Xの予約受付は日本時間10月27日16時1分に開始されたが、
11月3日出荷分は数分で終了したようだ。27日19時頃には既に5~6週間後の出荷となっていた。そのため、今から予約しても実際に入手できるのは12月ということになる。しかし、Appleは
ニュースリリースで、発売日(店舗所在地の現地時刻11月3日8時から発売)に早めに来店すれば、ほとんどの店舗で予約注文なしの購入も可能だと述べている。
そのため、予約注文なしでの購入も可能にすることで、前夜から並ぶ人が出ることをAppleが期待しているとSoftpediaは主張する。実際にAppleが行列を呼び掛けることなどありえないが、
iPhone 8/8 Plusの発売日には
開店前に集まる人もまばらだったことから、昨年までのような長蛇の列を作って宣伝にしたいのは間違いないとのことだ。