ロンドン・テムズ川岸に打ち上げられた不発弾のようなもの、巨大なクリスマスの飾り玉だった 21
季節 部門より
現場はテムズ川北側・イーストロンドンのワッピング。地元のタワーハムレッツ警察がTwitterへ投稿した写真を見ると、吊り下げ用の金具が取り付けられているものの、昔のギャグアニメなどに登場する爆弾のような外見をしている。背景の様子からみて直径数十センチメートルはありそうな感じで、屋外に設置する巨大クリスマスツリーの飾り付けに使われるもののようだ。
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Appleの算盤(abacus)の絵文字が歴史上使われたことのないデザインだと批判されているようだ(The Verge)。
算盤の絵文字はEmoji 11.0で追加されたもので、iOS 12.1以降に含まれている。各社が実装する算盤の絵文字は、1を示す珠と5を示す珠が梁で分割された東洋風のものと、教育用の百玉そろばんのような西洋風のものがあり、AppleとFacebook、Microsoftは東洋風のデザインを採用している。このうち、FacebookとMicrosoftの算盤は珠が1:4に分けられた現代日本風のものだが、Appleの算盤は珠が2:4に分けられており、さらに串の向きが水平になっている。5を示す珠が2個の構成は中国の算盤にみられるが、これは16進数の計算をするためのもので、1を示す珠は5個になっている。
ラヨラ大学シカゴで数学を教える算盤史家のEli Maor教授によれば、珠が2:4に分けられた構成の算盤は(おもちゃのようなものを除いて)見たことがないという。また、スミソニアン・国立アメリカ歴史博物館学芸員のPeggy Kidwell氏によると珠の数よりも串の向きの方が問題であり、博物館の所蔵品に同様のものはないとのこと。
AppleはiOS 12.1 Beta 2で追加したベーグルの絵文字が食欲がわかないなどという批判を受け、Beta 4でクリームチーズを追加している。一方、裏表逆だと指摘されたイカの絵文字は修正されていないようだ。
SpaceXは日本時間24日、同社が進める衛星コンステレーションによるブロードバンドサービス「Starlink」の最初の60基の打ち上げに成功した(SpaceXのニュース記事、 プレスキット: PDF、 Yahoo!ニュースの記事[1]、 [2]、 Engadget日本版の記事)。
Starlinkは小型通信衛星を多数用いて全世界にブロードバンドサービスを提供する計画で、今回の打ち上げではフラットパネル状で重量227kgの衛星60基が高度440kmの軌道上に展開された。各衛星はオンボードの推進装置を用いて運用高度となる高度550kmまで移動する。Starlinkでは最終的に12,000基の衛星の打ち上げが構想されているが、1,440基が揃った時点で全世界での通信が可能となるとのこと。今回の衛星は衛星間レーザー通信は行えない初期型だが、将来的に衛星間の通信が実現すると、地上の光ファイバー網より高速な通信が実現するという。
衛星インターネットサービスでは、ソフトバンク等が出資するOneWebが遅延続きながらも今年3月に最初の6基を打ち上げていたが、SpaceXは年間1,000~2,000基の衛星を打ち上げて2020年にもサービスを開始するとしており、あっさり追い抜いてしまうかもしれない。
SpaceXでは昨年2月のPAZ打ち上げミッションにStarlinkデモ機2基を相乗りして軌道に投入し、通信の確立に成功していた。今回の打ち上げに使用したFalcon 9ロケット第1段は昨年9月のTelstar 18 VANTAGEミッションと今年1月のIridium-8ミッションで使用・回収されていたもので、今回も大西洋上のドローン船「Of Course I Still Love You」への着陸に成功している。キャッチャーボート「Mr. Steven」によるフェアリングキャッチは行われなかったようだが、フェアリングは回収したとイーロン・マスク氏がツイートしている。
Amazonのジェフ・ベゾス氏の宇宙企業Blue Originは9日、同社が開発を進めている月着陸船「Blue Moon」の詳細を明らかにした(Blue Originのニュース記事、 TechCrunch Japanの記事、 Gigazineの記事、 Yahooニュースの記事、 発表会動画、 イメージ動画)。
Blue Moonは大きな燃料タンクが特徴的な月着陸船で、最大6.5トン(発表会で公開されたバージョンは最大3.6トン: 発表会動画の34分過ぎ)のペイロードを搭載することができるという。月の水から燃料を生産することも想定し、液体水素/液体酸素を使用するBE-7エンジンを搭載する。開発は3年前から進められていたという事で、米政府が進める「2024年までに再び月へ」という目標をサポートするものになる。
発表会で登壇したベゾス氏は、地球を遠く離れるのではなく、オニール・シリンダーのような宇宙コロニーを建造したいとの展望を(発表会動画の13分過ぎから)語っており(Popular Mechanicsの記事)、月はその第一歩なのかもしれない。
ベゾス氏は宇宙コロニー構想を発表するにあたり、月や火星は地球よりも小さく、重力も小さいほか、地球から遠いため人類の移住先には適さないことを理由に挙げている。
架空の世界を舞台にした米HBOの人気TVドラマシリーズ「Game of Thrones」最終章でスターバックスのカップらしきものが見つかり、設定を無視した宣伝だなどとインターネットが大騒ぎになったのだが、単なる手違いだったようだ(The Vergeの記事1、記事2、Mashable、SlashGear)。
カップが登場したのは第4話「最後のスターク家」開始14分過ぎ、宴の場面だ。エミリア・クラーク演じるデナーリスの前のテーブルにスターバックスのホットドリンク用ペーパーカップが置かれている。
これについて番組エグゼクティブプロデューサーのバーニー・コールフィールド氏は電話出演したWNYCのラジオ番組で、舞台となるウェスタロスは世界で初めてスターバックスができた場所だと冗談を言いつつ、存在しないはずのものが映し出されてしまったことをファンに謝罪した(該当部分は7分過ぎ)。番組公式Twitterアカウントでは、デナーリスがハーブティーを注文したのに手違いでラテが届いてしまったなどとツイートしている。なお、今後映像処理でカップを消すかどうかについては言及されていない。
一方、スターバックスも当然この騒ぎに乗っかり、Dragon Drink(国内未発売)を注文しなかったのは正直信じられないなどとツイートしている。なお、Dragon Drinkはドラゴンフルーツを使用したアイスドリンクで、ドラマの世界とは全く関係ない。
「科学者は100%安全だと保証できないものは動かしてはならない」、科学者「えっ」、プログラマ「えっ」