映画やテレビ番組の評価サイトRotten Tomatoesは23日、劇場公開映画の評価やレビューの投稿者が実際に作品を鑑賞したことをチケット購入で確認するシステムの導入を発表した(
RT Product Blogの記事、
The Vergeの記事、
SlashGearの記事
)。
ユーザーレビューの投稿が可能なWebサイトでは評価を操作する目的で極端な評価を大量に投稿する「review bombing」が問題になっており、Rotten Tomatoesではその対策として今回の新システムを導入したという。新システムは
最近の公開作品から適用され、デフォルトでは「AUDIENCE SCORE」に表示される評価スコアはチケット購入確認済みの投稿者のみの評価で算出されたものとなる。チケット購入が確認されていない投稿者を含む評価については、「MORE INFO」をクリックして詳細パネルを開き、「All Audience」をクリックすれば確認できる。
チケット購入確認済み投稿者として評価やレビューを投稿するには、購入したチケットプロバイダーを投稿フォームで選択するだけでよい。これにより、Rotten Tomatoesに登録された電子メールアドレスとチケット購入時に指定した電子メールアドレスの照合が行われ、一致すればチケット購入確認済みとなる。現在のところチケット購入が確認可能なのはFandangoでの購入者のみとなっているが、AMC TheatersやRegal Cinemas、Cinemarkとも確認プログラム参加の契約を結んでおり、さらに対応チケットプロバイダーを増やしていく計画だという。また、テレビ番組やストリーミング作品についても、何らかの方法で視聴を確認できないか検討しているとのことだ。