集英社、『鬼滅の刃』の複製原稿を作り直し・交換対応 114
まるごと作り直しセット 部門より
これについて KAMUI 曰く、
複製原稿は第 204 話 (最終話の 1 話前) の原稿 33 枚を複製したもので、昨年末にオンラインで発売された際の商品説明では「原画に忠実」とうたっていた。しかし、実際はジャンプ本誌や単行本に掲載されたものを拡大し直した様な品質で絵の端が切れていたりするものもあり、購入者の手元に届き始めた 4 月頃から問い合わせや苦情が寄せられていた。
当初集英社では「商品に問題はない」として希望者に返金対応を取り、総販売数 472 部のうち 35% にあたる 166 部が返金されるという事態になっていた。この状況が動いたのは 6 月。作者の吾峠呼世晴氏が制作経緯の説明を求めたため集英社が社内調査を行なったところ、担当した社員は漫画の複製原稿の経験が浅く、「掲載されたものが完成形で、それに忠実であればいい」と考えていたらしいことが判明する。それは「複製原稿」とは言わないし、そんなものに 38,500 円は出さんだろうフツー。
集英社は購入者に対して交換対応を取るが、すでに返金した購入者に対しても再度購入可能とするそうだ。なお、昨年 5 月にジャンプ誌上で応募者全員サービスとして販売した最終話の小型版複製原稿 75,692 部 (3,850円) も作り直して交換するとしている。