タイで大麻の合法化、換金作物化、商品化が進む 102
合法 部門より
タイでは 2018 年 12 月に医療用大麻が合法化され、2021 年 2 月には大麻の葉・茎・幹・根、12 月 9 日には花、つぼみ、種子を含めた全ての部分が麻薬リストから除外された。こうした施策によって、医療用大麻の栽培・加工・医療ツーリズム・土産物等幅広い地域経済活性効果を目論んでいる (CNN.co.jp の記事)。
2021 年には CBD が添加された食品や化粧品が登場しており、2022 年には THC を含有する製品も販売可能になる。タイのアヌーティン・チャンウィラクーン保健相は 6 月に大麻草 100 万本を全土の世帯に無料配布すると Facebook で発表した。ただし、自宅での栽培には自治体への届け出、商業目的の使用には申請と許可が必要となる。要は医療用途や食品・化粧品への添加を管理された状態で推進したいようだ。
日本では CBD の添加は合法であるが、THC は認められていない。日本には国外犯処罰規定もある。
なお、大麻の合法的な使用を定める法律はまだ成立していないらしい。それでも 6 月 9 日には麻薬リストから外れるため、家庭で大麻を栽培しても問題ないとアヌーティン氏は考えているようだ(Bangkok Post の記事)。