「事実」を提示されても、人は自分の信念を変えない 100
ストーリー by soara
いいや、オレの見聞きしていることが正しいんだ 部門より
いいや、オレの見聞きしていることが正しいんだ 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
人は自分の知識が大体において正確なものであると信じているものだが、一方でまたその知識が間違っていると判明した場合は自分の考えを正すものであると思いたい。しかしミシガン大学の研究によると、実際にはそうはいかないらしい(本家/.)。
研究によると、人は自分の信念を元に意見を形成しており、これと相反する事実を提示された場合には元の信念を強める傾向があるとのこと。この現象は「バックファイアー」と呼ばれ、政治関連でいえば例えば福祉や移民問題などの諸問題に関する信念の形成に深く関わっているそうだ。
「事実」如きで変わるような軟弱なモノは (スコア:5, すばらしい洞察)
信念とは言わない
Re:「事実」如きで変わるような軟弱なモノは (スコア:2)
そう、これ [itmedia.co.jp]くらいの自信がないとね。
Re:「事実」如きで変わるような軟弱なモノは (スコア:1, 参考になる)
本家だと「オバマの国民皆保険」辺りが話題になっている。アメリカ人にとっては共産主義的な政策にもうつるらしく、客観的事実よりも支持する政党の提供する「事実」の方が優先してしまうとかいうのがたぶんあるのだろう。
日本関連だと領土問題とか鯨問題とかだろうか。人は確かに見たい現実しか見ない。他の人がアップルがらみの話をしてるが、まさにそういう人々の話であろう。
# どれが正しいとか言うことは私はしらんので念のため
Re: (スコア:0)
Re:「事実」如きで変わるような軟弱なモノは (スコア:3, すばらしい洞察)
事実に基づいているなら「信念」なんぞにする必要はない。
fjの教祖様
Re:「事実」如きで変わるような軟弱なモノは (スコア:1)
私もそう思います。
信念って事実がどうなのかということよりも理想とか願望とかに関わっているものじゃないかな、と思います。
Re:「事実」如きで変わるような軟弱なモノは (スコア:1)
誤りの指摘はその本人を説得するために行うものではない (スコア:4, 興味深い)
基本的に、何か間違った事を唱えている人がいて、それに対してその誤りを指摘するのは、その本人を説得するためではないことが多いですね、私の場合。
何故それをやるかというと、その間違った事を唱えている人の周囲の人間で、その意見に流されそうになっている人がいる場合(で、時にそれが自分にとって有害な方向へ流れそうだと思う場合)に、被害を極限するために行うのです。直接的に本人を説得できると思ってはいけない。
本人については、周囲の趨勢が変わったと悟れば、自然にその説を引っ込める事もありますし、そうではない場合もあるでしょう。いずれにしろ、本人を直接説得するために訂正をするのは難しいというのはよく分かります。それでも周囲に聞かせるために、誤りを真正面から訂正することが必要な場合もある。
Re:誤りの指摘はその本人を説得するために行うものではない (スコア:2)
思いっきり「バックファイアー」してますね。わかり易い例をありがとう。
Re: (スコア:0)
元コメはストーリーの主張の補強にこそなれ、ストーリーに誤りを指摘されているわけじゃないから、バックファイアーというのは間違いじゃないですか?
Re:誤りの指摘はその本人を説得するために行うものではない (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:誤りの指摘はその本人を説得するために行うものではない (スコア:1, おもしろおかしい)
こういったバックファイヤーの連鎖を「バックアイスストーム」といいます。
#バックアイスストーム>バックダイアキュート>バックブレインダムド>バックジュゲム>バックばよえ~ん
Re:誤りの指摘はその本人を説得するために行うものではない (スコア:3, 参考になる)
>Bだと思う → 事実はAだよ → Aを認めると都合が悪い → Bだったらいいのに → Bに違いない → 事実はBだ!
小さいのが好きな人もいっぱいいるのにね。
Re:誤りの指摘はその本人を説得するために行うものではない (スコア:1)
Re:誤りの指摘はその本人を説得するために行うものではない (スコア:1)
そうですね。 私とか!
小さいことは良いことだ。 しかし大きいことも良いことだ。
# アルコール入っていると意識化において寛大になれますね。 後で後悔するってのに。
Re:誤りの指摘はその本人を説得するために行うものではない (スコア:1, おもしろおかしい)
>Bだと思う → 事実はAだよ → Aを認めると都合が悪い → Bだったらいいのに → Bに違いない → 事実はBだ!
…ということにしたいのですね :-)
ネコの署名
Re:誤りの指摘はその本人を説得するために行うものではない (スコア:1)
やっと出番がきたか (スコア:4, すばらしい洞察)
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○○は俺の嫁! (スコア:3, おもしろおかしい)
あれはただの絵だ。
Re:○○は俺の嫁! (スコア:3, 興味深い)
……と云う事を十二分に判った上で、
「○○は俺の嫁」
と言ってる連中ばっかりなんだ、と何度説明しても、自分の考えを変えない阿呆は居るものです。
Re:○○は俺の嫁! (スコア:2)
お前の嫁は、ただのカルシウムとタンパク質の固まりだ。気づいたか?
#それでもいいから、3次元の嫁が欲しい。
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:○○は俺の嫁! (スコア:2, おもしろおかしい)
> ただのカルシウムとタンパク質の固まり
干からびてるんですね。
Re:○○は俺の嫁! (スコア:2)
いや単なる事実婚だ。
事実を提示 (スコア:3, 興味深い)
そうすると、「事実を提示した」つもりの人は、「私は事実を提示する人」という
信念を持っているだけで、それが変えられない人かも知れません。
誤っていても事実「だとして」提示することは (スコア:1, 興味深い)
「そのときはこれこれのルールに基づいて事実であると認識していましたので」
「あ、そう。なら仕方ないね。次回までに改善して」
(次回)
「え、ごめんなさい。前回監査時の指摘で事実誤認があったかな...
改善まだできていないんです」
「うーん、次こそちゃんとやりなさいね」
これで1回か2回は時間かせぎできる。と思ったら、30年間の会社生活で
どうやらこの技だけでご飯を食べてきたらしい人がけっこういる。
そんなことはない! (スコア:2, おもしろおかしい)
事実を提示されても信念を変えないなんて、そんなことあり得ない!!
こんな事実、俺は認めない!!
認知的不協和理論 (スコア:2, すばらしい洞察)
Re:認知的不協和理論 (スコア:1)
この辺が、文系・理系の分かれ道ですよね。
信念とやらは、別ですが、自分で立てた仮説でも、反証が成立したら潔く棄却するのが、理系アタマの自然な働きで、それができなきゃ一流にはなれないわな。
Re:認知的不協和理論 (スコア:1)
オレは理系だが、反証が成立したら潔く棄却するなんてことを自然にはできないと自覚してる。
たまには、アインシュタインみたいに「生涯最大の失敗」なんて言って潔く棄却した宇宙項が正しいと分かる事だってある。
the.ACount
君子豹変す (スコア:1, 参考になる)
というのは、事実を受け入れて態度を改めることができる人こそ君子である。
という諺なんですが、
・君子はあまりに少ない
・態度を変化させることはよいことではないと考えられている
ため多くの人に誤解されています。
Re:君子豹変す (スコア:1)
床下の小人たち(「借りぐらしのアリエッティ」の原作)を電子書籍として発売する、
というリリースを流したのは岩波書店 [iwanami.co.jp]だと思ったのですが。
実証主義風に (スコア:1)
「認知されないものは、事実ではない。」
しろうと考え
血液型の性格判断みたいな奴か (スコア:1, 興味深い)
職場の女性陣が「絶対~型だと思ったのにぃ」とか。
事実と違うって言ってるのに何度目だよ・・・。
掲示板炎上 (スコア:0)
というか、思い当たる節がありすぎる。ネット上でも、実世界でも。
この話を聞いて納得できました。
Re:老人禍 (スコア:1, すばらしい洞察)
2chの書き込みで年齢なんかわからないので、老人だというのは思い込みじゃないですか?
Re:老人禍 (スコア:3, すばらしい洞察)
ゴルゴ13のストーリーを思い出した。
1. ゴルゴがネットで見つけた情報屋に実際に会ったら子供だった
2. ゴルゴ別に反応せず
3. 情報屋「ぼくが子供だって驚かない人は珍しいですねー」
4. ゴルゴ「ネットなんだから年齢なんて関係ないだろ」的な発言
Re:老人禍 (スコア:1, 興味深い)
平均年齢が60歳以上だというあきらかな根拠のある板があるよ。
むちゃくちゃに荒れる場合が多い。
わかる人にはわかる。
Re:老人禍 (スコア:1, 興味深い)
2chにうようよしてるっていうんだから、特殊な板の話じゃないと思うけど…
ちなみその「平均年齢が60歳以上だというあきらかな根拠のある板」ってどの板ですか?
Re:老人禍 (スコア:2, おもしろおかしい)
いや、明確な根拠があるよ
訳あってどのスレかは言えないけど
ところで最初の「信念」はどうやって形成されるんだっけ? (スコア:0)
いや、それよりなにより (スコア:0)
この現象のことをなぜ「バックファイアー」と呼ぶのか、がわかりません…(´;ω;`)
Re:いや、それよりなにより (スコア:4, 参考になる)
backfireって,「裏目に出た」とか,「よかれと思ってやったことが悪い結果に終わった」とかそういう場合によく使います.
"His plan backfired."(彼の計画は裏目に出てしまった)とかそういう文章ですね.そのためじゃないかと.
Re:いや、それよりなにより (スコア:1)
Re:それは単に (スコア:3, 参考になる)
元の記事 [boston.com]を読めば分かりますが、ここで言われているのは科学的な事実とか信念ではありません.
政治的な立場とニュースの関係で、調査時期との関係で具体的に言えば「大量破壊兵器があった」→「やっぱりなかった」という
ニュースにそれぞれ接したときに後者の訂正を受け入れない傾向にあるということのようです。
でもこれはある程度健全であって、一度訂正されたニュースはその後も訂正されるかもしれないと構えてとらえることにはそれなりの
必然性があると思います。
あるいはよく知られた人間の傾向として最初から自分が信じたい話を聞いているのだ、ということなのかもしれません。
そうであればそもそも最初のニュースの方がそもそも意見形成に関わっていないのでバックファイアーも何もないのですが。
科学的な話については、バックファイアーが起こるというよりも「(科学的)事実」を提示されてもそれを「意見」と区別できずに
自分の信念に対する優越性を認められないことの方が多いと思います。血液型占いとか。「◯◯に対する画期的な治療法」とか。
Re:それは単に (スコア:3, すばらしい洞察)
Re:それは単に (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:それは単に (スコア:1)
1.「相手はこんな簡単なことも分からない人」ということを公衆の面前で公開するに忍びない
2.自分で根拠を調べて、自分で誤りに気付いてほしい
という最後の情けだと思います。指摘された相手は大抵の場合「根拠もなしに私を侮辱するとはふざけるな」と受け取るようですが。
Re:それって (スコア:1, すばらしい洞察)
Re:それって (スコア:1)
カエサルが日本語を言うわけねーよ。(曲解)
the.ACount
Re:神はサイコロを振らない (スコア:1)
-- 哀れな日本人専用(sorry Japanese only) --