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訃報: アナログIC設計者のボブ・ピーズ氏、自動車事故で死去 18
ストーリー by headless
my-favorite-programming-language-is-SOLDER 部門より
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poly 曰く、
いささか旧聞となってしまったが、可変三端子レギュレーターLM337などを設計したアナログIC設計者のボブ・ピーズ氏が6月18日、自動車事故で死去した。70歳(EDNの記事、 本家/.)。
ピーズ氏は当時、6月12日に死亡した友人で同僚のアナログ回路設計者、ジム・ウイリアムズ氏の追悼式典から帰宅途中だった。式典が行われたのはコンサート会場などとして知られるカリフォルニア州サラトガ郊外のThe Mountain Wineryで、周辺はカーブの多い山道が続いている。ピーズ氏は愛車の1969年型フォルクスワーゲン・ビートルを運転中、カーブを曲がり切れずに樹木に激突。即死状態だったとのこと。ピーズ氏が33年間所属したナショナル・セミコンダクターでは、追悼記事を掲載している(追悼:ボブ・ピーズ)。
R.I.P., Bob (スコア:5, 興味深い)
プレゼンは手書きOHP。結構ぐしゃぐしゃっとした図なんだけど意図はちゃんと伝わるのであれでいいのだ。
風貌の割には声が高かった。日本での講演だからという訳でもないだろうけどわかりやすい英語を話す人だった。
講演の後の懇親会で挨拶させてもらった。
最後までちゃんと読みきってないので読みかけってことにしている"Troubleshooting Analog Circuit"をちゃんと読んで若者を鍛えるのに活用するのが自分に出来るせめてもの供養だな
名コラムニスト (スコア:4, 参考になる)
写真や図版も豊富で、かのワーゲンの話題も写真付きで取り上げられていました。また、
それなりのポストのはずなのに、一般社員とおなじ大きさのブースに居て、それが計算機端末と資料で埋まっているというのにも、親しみが湧きました。
そして、広範な知識を活用し真摯に問題解決に取り組む姿に惹かれたものです。真剣だからこそおもしろいわけで。
「コンピュータが問題を解決するのではない、問題を解決するのは人間だ」
月曜に職場の資料箱を探してみようと思います。
合掌。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
元在籍していたナショセミの追悼動画 (スコア:3, 興味深い)
追悼動画を観ると、おもしろい人だったんだなぁ。
元在籍していた会社にこんな追悼をしてもらえるのは嬉しいだろうな。
動画の中で事故時に乗っていたビートルもありますが、さすがに古い…
というか後部がごみ屋敷みたいになってるw
同じアナログIC関連に仮にも足突っ込んでる自分としては、
こういう技術オタ的な人生には憧れる。
ご冥福をお祈りします。
Re: (スコア:0)
運転席の足元に敷かれていたものが・・・
呪われたのかもしれませんね。
Re: (スコア:0)
> というか後部がごみ屋敷みたいになってるw
ヨレヨレのレインコートを着て、「うちのカミさんがね」とか言ったりするのかな。
#あっちはプジョーだけど。
Re: (スコア:0)
> 同じアナログIC関連に仮にも足突っ込んでる自分としては、
> こういう技術オタ的な人生には憧れる。
自分はアナログICな奴ではないけども、同じく憧れるものがありますね。
日本の大抵の会社ではどんなに優秀な技術者でも(しかも優秀であればあるほど
早期に)管理職にされて半強制的に現役終了/現場引退させられてしまう。
すごくもったいないことしてると思うんだけどね~。
LM317 (スコア:1, 参考になる)
ではなくて
・可変三端子レギュレーターLM317/LM337などを設計したアナログIC設計者のボブ・ピーズ氏
ではないのか?
正出力電圧のLM317がもっとも有名で、一般には負出力のLM337はその派生品と認識されている
Re:LM317 (スコア:1)
英語版Wikipediaaの
http://en.wikipedia.org/wiki/LM317 [wikipedia.org]
には、米国特許の出典つきで、別の方(Robert C. Dobkin と Robert J. Widlar)が紹介されてますね。
つか、LM317を設計してるのなら、それをナショセミの追悼ページで紹介しないのは違和感が。
# LM317と比べて、LM337は基準電圧の範囲を狭めたやつ(LM317Aに相当するもの)が出てないですね。
Re: (スコア:0)
マイコン製品なら同じファミリーの中の製品を複数の設計チームが分担して設計することはあるが、LM317とLM337を別々の設計チーム/設計者が担当するとは考えにくい. とにかくよく分かりませんね.
>http://en.wikipedia.org/wiki/LM317
>には、米国特許の出典つきで、別の方(Robert C. Dobkin と Robert J. Widlar)が紹介されてますね。
それはLM317の回路そのものではなく、バンドギャップ・リファレンス(基準電圧源)の特許ではないの?
オリジナルの外付け抵抗2本で簡単に出力電圧を可変出来る回路と特許のバンドギャップを組みあせてLM317/LM337の製品設計をしたのがボブ・ピーズ氏ではないかと思うのだが.........
Re:LM317 (スコア:2, 興味深い)
私もまあ「LM317じゃないの?」と疑問に思ったクチなのですが、LM337の情報ソースは第3者なんかではなく、当の
ナショセミが自ら出している追悼記事 [national.com]で
と述べられているものなので、氏はLM317には関わっていないと考えるのが妥当じゃないですかね。
ていうか、今ちょっと調べたのですが、
・LM117/LM317 の登場は、少なくとも1975年以前(1975年10月の日付が入ったApplication Note 181 3-Terminal Regulator Is Adjustable [national.com]内で、LM317について言及されている)
・ボブ・ピーズ氏は1976年ナショセミ入社(上述の追悼記事内に「アナログ技術を基に米国トップ3の半導体メーカーの1社として急速に成長したナショナル セミコンダクターに入社するために、1976年にサンフランシスコのベイエリアに移りました。」とあります)
以上の時間関係からすると、氏がLM317に関わってないのは確実かと。
Re: (スコア:0)
とくに、7800と7900を電圧の極性が違うだけだと思ったら大間違いだ。
1969年物 (スコア:0)
>1969年型フォルクスワーゲン・ビートルを運転中
なんちゅう年代物を。
マニアだね~。
Re: (スコア:0)
Re:1969年物 (スコア:2)
自宅近郊の道路が長年の通勤等でエレクトロマイグレーションを起こしてショートツ故障に至ったのではないでしょうか。
日付しらべたら (スコア:0)
友引だったとかないよね、ないよね?
Re: (スコア:0)
# 2011/06/17は旧暦の2011/05/16だそうなので。