7月4日の米独立記念日を祝い、テキサス州のローカル新聞 The Vindicatorが
アメリカ合衆国独立宣言の文書をFacebookに投稿したところ、ヘイトスピーチとしてブロックされてしまったそうだ(
The Vindicatorの記事、
Neowinの記事、
The Next Webの記事)。
The Vindicatorは独立宣言を読みやすくするため12パートに分割し、
6月23日から
7月4日まで毎朝1パートが掲載されるようスケジュールしていたという。しかし2日の朝に
パート10が掲載されることはなく、その代わりにFacebookから投稿の内容がヘイトスピーチを禁じたコミュニティ規則に反するといった
通知を受け取ることになる。
ただし、通知には「以下の投稿」と記載されているのみで、どの投稿なのか明記されていなかったそうだ。そのため、The Vindicatorの編集者がFacebookページを確認したところ、パート10が見当たらないことに気付く。パート10はヘイトスピーチと判断されそうな「Indian Savages」という表現を含む。242年前にこの文章を書いたトーマス・ジェファーソンが「Native Americans」などという言葉を使うわけもないが、機械的なチェックでブロックされてしまったとみられる。
Facebookは4月、投稿削除への異議申立を可能にする
計画を明らかにしているが、The Vindicatorが受けた通知にはそのようなリンクは用意されておらず、担当者の連絡先なども記載されていなかったという。そこでフィードバック機能を利用して連絡したところ、7月3日夜になって
投稿は復元され、Facebookからコミュニティ規則に反していない投稿を
誤って削除したなどと謝罪する電子メールが届いたそうだ。