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地球

新潟・奥胎内ダム、試験湛水で計画通りの放流を行わずに1,000匹以上の魚が死ぬ 45

ストーリー by headless
干物 部門より
新潟県は5日、建設中の奥胎内ダムで9月末に試験湛水を実施した際に計画通りの放流を行わず、下流の胎内川で無水区間が発生して1,000匹以上の魚が死んでいたことを発表した(県の発表第1報第2報第3報第4報: 最終報YOMIURI ONLINEの記事)。

計画では魚類の生息等に必要な流量を維持することになっていたが、9月25日13時頃から9月28日18時頃まで放流を停止していたという。10月2日には一般の人から川に水が流れていない旨の問い合わせがあったものの、ダム建設を担当する県の新発田地域振興局地域整備部奥胎内分所では「やむを得ない措置」だと回答していたそうだ。

その後10月4日になって魚が死んでいるとソーシャルメディアに投稿されていることを知り、現地調査で魚が死んでいることを確認。翌5日に奥胎内ダム直下から約1kmの区間を調査したところ、イワナ28匹、カジカ1,003匹、合計1,031匹の死体を確認したとのこと。

県は胎内川漁協関係者に謝罪したほか、誤った回答でダム事業の進め方に疑義を生じたとして遺憾の意を示し、監視体制強化や関係機関への周知の徹底、環境に対する意識向上のための教育強化など、再発防止に努めると述べている。
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  • 読売の記事の末尾にコメントが載っています
    > 同振興局は「関係者にご迷惑をかけ申し訳ない」としている

    恐らく「関係者」=「漁協関係者」で
    今後,損害賠償とか漁業補償などの揉め事に発展するのは全力で避けたいという事だと思います

    また,そもそも渓流は大雨とか渇水で氾濫したり干上がったりする過酷な環境で,定期的に魚の大量死が発生します.
    そのため魚も相応に適応しています.
    たとえばカジカは下流から上流に登る習性があって,メス一匹で数百から千個の卵を産むようになっています.
    つまり水が戻ればすぐにカジカも増えます.

    しかし,水を止めると魚が死に,流域の環境が破壊されるのは明らかです.
    「お魚さんごめんなさい」なんてコメントは誰も期待しないでしょうが
    水量のコントロールは最優先事項の一つであり,細心の注意を払って運用してほしいですね

    • > 日本の渓流で自然に干上がることあるかな?
      これは普通ではないかと。表面の水はなくても地下を流れて下流で現れるのはよくあること。

      一方:少し前に、今回と似た事情で

      東電やらJR東に水を取られて干上がった川あったでしょ。
      ばれたので山手線行きの電気がしばらく発電できなかったですよね。

      ところで、死んだ魚って「死体」て言うんですか?

      --
      maruken
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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア

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