国際疾病分類第11版では「燃え尽き症候群」が明確に定義される

世界保健機関(WHO)総会で5月25日に採択された国際疾病分類第11版(ICD-11)では、「燃え尽き症候群」の定義が明確化されている(QD85 Burn-out、 SlashGearの記事)。

現行のICD-10でも「燃え尽き」(Burn-out)は健康状態に影響を与える要素の一つとして取り上げられているが、定義としては「活力が消耗した状態」といったものだった。ICD-11では「燃え尽き」を「慢性的な職場でのストレスの結果生まれる症候群」と定義しており、職業に関連する状況に限定し、他の生活領域での体験に適用すべきではないと明記した。特徴としては 1)エネルギーが減少または消耗したような感覚、2)自分の仕事に対する精神的な距離の増加、または自分の仕事に関する否定的・冷笑的な感覚、3)職業的な効力の減少、という3つが挙げられている。

ICD-11はWHO加盟国で2022年1月1日に発効する。

これ程までに

[Anonymous Coward]

idleアイコンが似合う話題も珍しい

Re:これ程までに

[Anonymous Coward]

燃え尽きたなら白くないと…

Re:

[Anonymous Coward]

椅子とリングも用意してあげやう

Re:

[Anonymous Coward]

絵としてはそうかもしれないけど、実際の深刻さから考えたら、「医療 [srad.jp]」だよね。
絵だけなら、「人工知能 [srad.jp]」とか「Android [srad.jp]」とか「スタートレック [srad.jp]」もありだろう。

統計のため独立させました

[Anonymous Coward]

> ICD-11では「燃え尽き」を「慢性的な職場でのストレスの結果生まれる症候群」と定義しており、

そういう人が多いので、統計のために項目を独立させました
ICD-10の「活力が消耗した状態」という分類はおおざっぱすぎて統計的にはあんまり役に立たないだろう、と思われています
「慢性的な職場でのストレスの結果生まれる症候群」が、「燃え尽き」に比べ、特別な症状や治療法があったり、別の病気だったりするのかは、まだわかっていないので、統計をとって調べましょう、という段階です

Re:

[Anonymous Coward]

統計とはちょっと違う。
ICD11はあくまで病気の外形的な分類であって、疫学じゃ無い。
それで診断されたからと言って、何か有効な治療法があるかはまた別だけど

何か違う

[Anonymous Coward]

症状はともかく、原因の方が日本人が一般に使う「燃え尽き症候群」とは違うように思う。
「慢性的な職場でのストレスの結果生まれる」じゃ、こう、燃え上がった結果じゃなくて弱火でじりじり炙られた結果みたい。

Re:

[Anonymous Coward]

いくらなんでも3日で燃え尽きる奴はいないだろ
それは別の鬱

Re:

[Anonymous Coward]

確かに違うような気がするね
Wikipediaで見ると
「一定の生き方や関心に対して献身的に努力した人が期待した結果が得られなかった結果感じる徒労感または欲求不満[2]。あるいは、努力の結果 目標を達成したあとに生じる虚脱感を指す場合にも用いられる（後述）」
って書いてあるけど、この後者の方なイメージだった

「性同一障害」は疾患から外れたそうだよ

[Anonymous Coward]

本当にちゃんと医学的理由だけから決定しているのだろうか

Re:

[Anonymous Coward]

外れたのは精神疾患からな。心の問題じゃない(＝身体の問題)ってこと。

Re:

[Anonymous Coward]

性同一性障害はICD-11ではインポに近い分類になりました

それ、

[Anonymous Coward]

燃え尽き症候群じゃなくて鬱病やん。

(ブラックな)ユーモアと(乾いた)笑いの絶えない職場

[Spinnaker (48489)]

無理をしすぎて「自分の仕事に関する冷笑的な感覚」を持つようになったことはあるな。
# そのときは、 別部署の人からは、「なんでお前らは、そんな酷い冗談で笑いあっているんだ。」と言われた。