ジュリアン・アサンジ氏のエクアドル市民権、無効と判断される

エクアドルの裁判所がジュリアン・アサンジ氏のエクアドル市民権を無効と判断したそうだ(AP News の記事、 The Register の記事、 NPR の記事、 France 24 の記事)。

アサンジ氏はスウェーデンでの性的暴行容疑などにより、英国・ロンドンで 2010 年に逮捕された。しかし、保釈中の 2012 年に政治亡命を求めロンドンのエクアドル大使館に入り、2019 年 4 月に再び逮捕されるまで滞在することになる。この間に複数の容疑は時効を迎えたが、英警察はアサンジ氏が大使館の外に出たら保釈中の逃亡容疑で逮捕しようと待ち構えていた。

そのため、エクアドル政府はアサンジ氏が大使館の外に出ても拘束されないよう、2017 年にアサンジ氏の外交官登録を試みる。英国での外交官登録は却下されたが、エクアドルでの帰化申請は承認されており、アサンジ氏はエクアドル市民権を獲得した。

しかし、帰化申請書類には複数の異なる署名や改ざんの可能性、未払いの手数料などの問題があり、裁判所は書類が無効だと判断したという。アサンジ氏の弁護士は英国で拘置されているアサンジ氏には出廷の機会がなく、適正手続きが行われなかったなどとして、異議を申し立てる姿勢を示しているとのことだ。

あさんじとすのーでんがいつも混ざる

[Anonymous Coward]

アサンジももう終わりやねえ。
おーぷんそーすいんてりじぇんすの台頭とともに影が薄くなってしまった。

Re:

[Anonymous Coward]

西も東も管理社会

交換

[Anonymous Coward]

アサンジ氏の政治亡命を受け入れて、エクアドル国内で逮捕した英国籍のスパイだか工作員と交換で出国させたら良いじゃないか
英国との関係悪化を気にしなければ手はあると思う
英国はEUから外れたんだから、EUとの関係には影響しないし

Re:

[Anonymous Coward]

2012年に政治亡命の申請は認められて、
その後、大使館が2019年に警察を招き入れて逮捕されたのですが・・・

イギリス対エクアドル間でどのような取引が行われたか定かではありませんが、
その結果として逮捕劇があったのではないのでしょうか？
(たんにエクアドルとしてアサンジ氏を保護する旨味が無くなっただけかもしれませんが)

なお、エクアドル本土に移送しなかった点については、
大使館敷地外はイギリス領内な訳で、
イギリス領内を介さないでエクアドル本土に移動できなかったため
アサンジ氏が大使館に滞在していたと記憶しています。

Re:交換

[Anonymous Coward]

>たんにエクアドルとしてアサンジ氏を保護する旨味が無くなっただけかもしれませんが

朝日にしては古い記事がオンラインに残っていた

https://www.asahi.com/articles/ASM4D53TFM4DUHBI01R.html [asahi.com]

同容疑者の「不道徳で非衛生的な行動」や、キックボードで館内をうろつくなどの「悪行」を挙げた。さらに、繰り返し他国に内政干渉しようとし、「エクアドルの外交に悪影響が出るおそれがあった」と語った。

記事タイトルが本文中にないってなんなんなん

複数の容疑は時効を迎えた

[Anonymous Coward]

イギリスの時効は外国(大使館)に滞在していても停止しないの?

Re:

[Anonymous Coward]

海外に居ても時効が成立するのは、「～～は被告人の利益に」な近代法廷の論理化と思った。

そういや、海外逃亡時の時効停止の倫理ロジックは知らんかったと思ったが
https://ja.wikibooks.org/wiki/%E5%88%91%E4%BA%8B%E8%A8%B4%E8%A8%9F%E6%... [wikibooks.org]
＞犯人が国外にいる場合又は犯人が逃げ隠れているため有効に起訴状の謄本の送達若しくは略式命令の告知ができなかった場合には、時効は、その