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Intel

インテルのItanium、最終製品の出荷を完了 57

ストーリー by nagazou
Intelの黒歴史製品は結構ある 部門より
Intelの64ビットプロセッサ「Itanium」が最終製品の出荷を完了した。Intelは最後の製品に当たるItanium 9700シリーズ(Kittson)に関しては、2019年に出荷を終了する計画を発表していた。具体的には2020年1月30日に受注を終了、2021年7月29日に出荷完了となっていた。Intelは約20年間、投資した顧客に対する責任を果たすため、このわずかな市場をサポートする義務があったが、ついにそれを終えたことになる。ちょうどこの製品に関しては、ASCIIにCPU黒歴史という記事が掲載され、黒歴史化した経緯が紹介されている(ASCII.jpNetwork WorldTom's Hardware)。
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  • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 13時48分 (#4093508)

    事実上HP-UXのために生かされていただけでそれ以外の価値はなかった。
    一つまた商用UNIXが終息となる。

    • by Anonymous Coward

      ウチの製品は既にPA-RISC向けで終わってた。SPARC向けも終わってるし。

    • by Anonymous Coward

      macOS「Solarisがやられたようだな…」
      AIX「ククク…奴は四天王の中でも最弱…」
      HP-UX「Linuxごときに負けるとはUNIXの面汚しよ…」 ← 次ココ

    • by Anonymous Coward

      HP-UXやItanium利用者ってまだいるのかな?と思ってこのストーリーを時々覗いてみたものの、さすがにもうほとんど残っていないんですかね。うちではまだ現役でやっているという投稿はないみたいですね。

  • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 13時49分 (#4093510)

    Itaniumは滅びぬ! 何度でも蘇るさ!

    • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 13時51分 (#4093511)

      よ み が え る な

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        ジャンク屋経由で蘇る
        かな

    • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 14時01分 (#4093527)

      Itaniumは滅びぬ! 何度でも蘇るさ!

      Itan審問官様、出番です!

      # TMP2.0非対応も魔女狩りの対象となる予定です

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 14時13分 (#4093546)

      128ビットプロセッサ化時に、類似アーキテクチャーでリターンマッチを挑むとか?

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        「スーパスカラは性能が頭打ちになるから将来はVLIWだ」が覆されてしまったからなあ

    • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 15時21分 (#4093611)

      Crusoeの復活まだー?

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      Itaniumは滅びぬ! 何度でも蘇るさ!

      「VLIW こそ CPU アーキテクトの夢だからだ!」
      「Crusoe が滅びたのに,EPIC だけ生きているなんて滑稽だわ」

  • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 13時55分 (#4093518)

    発売前にやめられた? MRJとSEDの方がまし

    • by Anonymous Coward

      MRJは、ボーイングやエアバスを見習って、受注してから本開発をはじめる方式、
      ホンダジェットは、(ほぼ)開発完了してから受注はじめる方式

      自動車は、受注開始して一定数受注してから開発開始なんてことは普通はやらないので、
      ホンダジェットは自動車業界の流儀にならったんでしょう

      • by Anonymous Coward

        ホンダジェットは個人もしくは普通の会社の社長・重役相手で、数を買う航空会社相手ではなかったからという気もするけど

  • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 13時59分 (#4093525)

    これなぁ・・・「Itaniumとは一体なんだったのか」

    記事本文からリンクされているASCII.jpの記事には
    「当時のインテルの考えは、x86は命令体系が複雑であり、将来性能を引き上げる際にはこの命令体系の複雑さがボトルネックになると考えていた」とあるが、なのでItaniumは32bitのx86と互換性がない設計になった、ということのようだが、
    それならどうして性能がポンコツだったのか・・・
    実際のところ、Itaniumの発売から20年近く経ち、現れたApple M1なんかは、x86より高効率と喧伝されているわけだが、
    当初の目論見では、Itaniumも、簡潔な命令セットで高効率で低消費電力で高性能、
    を目指していたのだろうか?どうしてそうなれなかったのか・・・。

    • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 14時36分 (#4093574)

      > 当初の目論見では、Itaniumも、簡潔な命令セットで高効率で低消費電力で高性能、
      > を目指していたのだろうか?

      Itanium の命令セットは簡潔とはとうてい言い難いですね。
      高速化を助けるためのありとあらゆるアイディアを詰め込んだ命令セットで、相当に複雑です。
      登場当時に既に嫌われていたレジスタウィンドウもどきもあります。
      もちろん年月を経てぐちゃぐちゃになっているx86に比べればそれでもシンプルですが。
      (x86はアセンブリ言語の命令ニーモニックで1000近く、機械語のオペコードを詳細に分類すると6000種類越えと数えることも可能)

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        VLIWもすでに嫌われていたと思うが。
        Itanium開発開始はいつだったんだろう。

        Wikipedia情報だと1994年か。
        1994年にレジスタウィンドウやVLIWを採用する状況だったっけ?
        リリースが2001年ってそんな遅かったんだ。出る前に死んでたな。そういえば。

      • by Anonymous Coward

        X86からの移行なんだからX86より簡素ならとりあえず命令の簡素化は合格だろう。
        あとはコンパイル時に最適化できるようにするって目標もあったようなので。それが逆にプロセッサの世代ごとにコンパイルが必要という結果を招いたようでもあるが。
        結局RISCライクな命令セットにしつつスケジューラを強化するのが正解かも。

      • by Anonymous Coward

        そもそもダイサイズが300mm2と当時としては巨大だったのがMerced開発難航の理由だからな。どこが簡潔やねん

        • by Anonymous Coward

          命令セットの簡潔さと回路の簡潔さは独立では?

    • by Anonymous Coward

      VLIWにしたのが失敗だったんだろうな。
      特許で囲うとか、互換性がないならRISCよりよいものを、とか、HPをファーストカスタマーにするとか、色々あったんだろうが。

    • by Anonymous Coward

      Itanium は VLIW だったので、簡潔な命令セットとは対極な面倒な命令セットですね
      コンパイラが頑張ることで効率的な実行を目指していましたが、VLIW だといくつもの処理をまとめて 1 命令とかにしないと速度がでないので、頑張りきれなかったのかと
      あと Itanium2 では x86 を実行できたみたいですが、こっちの速度も出なかったようです

      なお x86 自体は命令を後付けしている関係で複雑でデコーダの負荷とボトルネック具合が酷く、性能が上げられなかったのは事実です
      命令セットを一新しても互換性をエミュレータやトランスレータで対応できる M1 が x86 より高効率なのは確かですね

      • by Anonymous Coward

        別にVLIWだから命令セットが複雑ってことはないんじゃないだろうか。

    • by Anonymous Coward

      そうは言っても今メジャーなCPUアーキテクチャってx86(-64)とarmに集約されちゃって、乱立してたarm以外のRISC系アーキもニッチで生き残ってるくらいだしなぁ。

      結局生き残ったのはローエンドから始まって徐々にハイエンドもカバーしていったx86とarmだってのは偶然なのか必然なのか。

      • by Anonymous Coward

        ダウンサイジングを続けているうちに一番小型のものだけが残った印象

        • by Anonymous Coward

          Itanium開発の話が出てきて、サーバーメーカーがItaniumへのくら替えを決め、作っても売れる見込みの無くなった他アーキテクチャが撤退しただけと認識している。
          2000年ころの話。

          まだ影も形もないものを期待して他の選択肢を切り捨ててしまうなんて無茶なことをやるなと思ったもんだ。

          • by Anonymous Coward

            > まだ影も形もないものを期待して他の選択肢を切り捨ててしまうなんて無茶なことをやるなと思ったもんだ。

            Itaniumを開発中だったHPが、Alphaサーバー出してたDECを買収して Alphaを切り捨てたんですが、
            HP-UX / Itanium じゃなくて Tru64 / Alpha の方を残してれば、もう少し延命してた可能性もあるんじゃないかって気はしますね。
            OSもCPUも、DECの方が優秀だったような…
            まあ延命できてたとしても最終的な結果は同じだろうと言われるとその通りなんですが。

    • by Anonymous Coward

      コンパイラに頑張らせればブランチ予測とかを減らせるから速くなるよ!→特定用途を除くと、コンパイラがいくら頑張ってもランタイム中のブランチ予測には勝てませんでした。
      こういうことかと。
      Apple M1が意外と速い理由の一つも、デコーダーが8命令分と異様に広く、ブランチ先読みに長けているからだと言われてますね。

    • by Anonymous Coward

      IA-32のデコードの難しさとそれに伴う並列実行の困難さ(依存関係の解決が必要なため)から、IA-64はデコードを簡単にし、高度な並列実行を命令のフォーマットレベルで可能にしたものだと当時読んだ記憶があります。
      並列実行の計画はコンパイル時に行い、実行時にはそれをどんどん実行していけば性能がでるだろうという想定に基づいていたものの、実際にはコンパイル時に行った静的な並列化よりも実行時に並列化を動的に行うIA-32の方が性能が出るという事態になり、クロックあたりの性能が伸びずにとん挫したわけです。

      当初のIA-64はIA-32のコードも実行でき

      • by Anonymous Coward

        マイクロアーキを共有しつつデコーダ経由のIA32/x64とダイレクトに演算ユニットを指定するIA64、とか出来なかったのかね。
        そう簡単じゃないか。

    • by Anonymous Coward

      命令セットの話ならM1がというよりARMv8がうまいことやったってだけじゃないのかとどうにももにゃる

  • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 14時03分 (#4093532)

    10年近く前に書籍化 [kadokawa.co.jp]してますね。
    オフラインで読みたい人向け。

    • by Anonymous Coward

      一応リンク先は新規記事なので
      内容的にはほぼ一緒かもしれんけど

  • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 18時30分 (#4093806)

    諸君らが愛してくれたItaniumは死んだ。 何故だ!?

    • by Anonymous Coward

      ジーク,Xeon!!

    • by Anonymous Coward

      VLIWだからさ

      • by Anonymous Coward

        犯人はXeon!

        • by Anonymous Coward

          共食いになるのがわかっていながらXeonで本気出すしかなかったのはOpteronのせいだけどな

          • by Anonymous Coward

            今はEPYCもつよいDEATHわよ

  • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 19時47分 (#4093870)

    どうしてもItaniumじゃなきゃ駄目な用途ってありますかね?
    ネットのサーバー程度だったら簡単に代替できそうだし
    バスにぶら下がる特殊なハードが代替できないとか?
    # うちもやっとISAバスマシンを引退させられそうなのでAC

  • by Anonymous Coward on 2021年08月18日 23時34分 (#4094049)

    ARMやx86って過去のライセンス管理の甘さも手伝って「安価に誰でも互換品を作れる」ってところが評価された。
    一方でIA64はその失敗(インテルが収益化出来なかったという失敗)を反省に、特許でガチガチに固めた結果、誰も見向きしなかった。

    特に規格争いでは知財権が障壁になって市場から消える製品って多い(主にApple関連)ので学習できるはずなんだけど、なんでこういう愚かな過ちを繰り返すのか。

    • by Anonymous Coward on 2021年08月19日 5時08分 (#4094105)

      x86が評価された理由が「安価に誰でも互換品を作れる」だなんて初耳なのだが。そもそも合法に互換チップを作れるメーカーはもともとセカンドソースとして起用されていたAMDしかおらず、Cyrixが法廷闘争の末にIntelのライセンスを受けたファブで互換チップを製造する権利を勝ち取ったのはx86がPCで覇権を取ったはるか後。(Transmetaはソフトで命令セットをエミュレーションしてるだけだからセーフセーフ、という主張だった。)

      そしてARMの「ライセンスの甘さ」ってなんのことさ。ARMはそもそも他社にライセンスするのがお仕事で、自前で提供しているのは命令セットとレファレンスチップの設計図だけだぞ。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      IBMとかもMCAとかでそんなことやってるんだよね
      # てか、x86は兎に角、ARMの互換品ってあるの?
      # 各社のARMチップってライセンス管理の甘さから~の互換品だと思ってるの?

      • by Anonymous Coward

        Cortex-M0/M3あたりは、ライセンス料無料で使わせて頂けるので甘いと言えなくもない

    • by Anonymous Coward

      IA64は、市場を形成する前にこけたので、知財権とは全然関係ない所ですよ。

      それに、別に今ARM作っているメーカーも、昔セカンドソースや代替品(亡きCyrixとか)としてx86作っていたメーカーもカネ払っていない訳じゃないよ。
      確かに、IntelさんはAppleに振られたときに「x86命令をシミュレートしようとする奴は、これまでも葬り続けてきたし、今後も全力で叩き潰してやんよ!」って、自社HPで宣言しちゃうヤヴァいメーカーだけどな。

      # 最初のAthlonに性能で負けた時の巻き返し時のMadさは敬意に値するものだったけど、こういうMadさはちょっとひいちゃうよね。

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あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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