SFマガジン、『絶版となり入手困難となった本を想像で特集する企画』が炎上、中止に 112
ストーリー by nagazou
SFは面倒とかまた言われそう 部門より
SFは面倒とかまた言われそう 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、
早川書房はSFマガジンの企画「読みたくても高騰していてなかなか読めない幻の絶版本を、読んだことのない人が、タイトルとあらすじと、それから読んだことのある人からのぼんやりとした噂話だけで想像しながら書いてみた特集」の中止を発表、謝罪を行った(J-CAST ニュース、編集の塩澤快浩氏のツイート)。
SF作家・樋口恭介さんらがツイッターで企画を発表したところ「絶版にしているのは早川だろ」「ツイッターで個人がやるならともかく早川書房がやることじゃない」「名作SF『スラン』を復刊しろ」などといった苦情が殺到。中止となった。樋口氏はnoteで顛末を告白したが、その中でも評論家に対する誹謗中傷があったとして削除。再び謝罪している。
早川書房は名作SF小説を多数刊行しているが、絶版にしてしまっているのも多いので想像で書くのではなく単純に復刊人気投票とかすればよかったのではないだろうか。僕は多くのアニメや漫画の元ネタになっているA.E.ヴァン・ヴォクトの傑作SF『スラン』がまた読みたいです。
絶版にしているのは早川だろ (スコア:2)
絶版は金を出せば手に入る希望がまだあります
ファンとして一番コタえるのは 版権握ったままでのシリーズものの打ち切り
特に許せないのは無能な編集者が名作をボロボロにする愚行
・購買意欲を削ぐ邦題
・購買意欲を削ぐ表紙・イラスト
結果として売れずその後のシリーズ打ち切り
ホーンブロワーの系譜を継ぐユニオン宇宙軍戦記 何とかならなかったのか
版権は握ったままにできない (スコア:3, 参考になる)
> 版権握ったまま
海外モノに限って言えば、「版権を握ったまま」というのはありえないです。契約にもよるけど、ほぼ確実に「○年以内に刊行」という条件を付けられます。
日本の場合、大昔は出版契約書も交わさなかったので、そういう事例は版権を握ったままの状態もあり得ますが、よほど悪質な出版社以外は、著者が絶版書の他社からの出版を希望すれば「ご随意に」と言うはずです。それでも出版社が版権を握ったままなら、裁判を起こせば著者側が勝てます(著作権法81条に出版の義務が定められているから)。
ただ、著書が「DTPデータをよこせ」という場合が無きにもしもあらずで、そういうときは出版社側はやんわりとお断りします。
Re:版権は握ったままにできない (スコア:2)
この辺、今も版面権についてはグタグタになってますので、ややこしい。
版面上で修正されている箇所もあるはずなので、印刷物と一字一句同じ小説の原稿って有るんですかね?
Re: (スコア:0)
どうしても出版されたのと同じテキストデータが欲しければOCRすればいいだけ
Re:版権は握ったままにできない (スコア:2)
Re: (スコア:0)
その場合、邦訳の出版の権利なのかな。
版権手放したら、新訳が出る感じ?
あるいは、翻訳者が契約先変えるのかなと思ったけど、翻訳費用はもとの出版社が出してそうなので、いろいろめんどくさそうな気がして
# 門外漢ですが
Re: (スコア:0)
ファンは別のところが原作と契約した新訳が読みたいんじゃなくて
旧訳を復刊してほしいんでしょ。
邦訳の著作権は原作と関係ない。
Re: (スコア:0)
ブリー村みたいな誤訳はまあ仕方ないけど、意味のない語感優先なのは特に
アリオッホお前のことだぞ
Re:版権は握ったままにできない (スコア:1)
馳夫さん!(出版社からして違います
Re: (スコア:0)
2000年ジャストぐらいだと契約なしだったな。版変えて出し直すときはそのつど形だけ聞いてくる。
完全なDTPデータはもらえないけど、編集時に(スムーズにいけば3回)PDFでやりとりしてその3回目のPDFがほぼ出版時のものと同等だったな。
Re: (スコア:0)
致命的な誤訳が最大の問題。そもそも翻訳が不可能なものが少なからずあるが。
Re: (スコア:0)
原語で読めば良いのに
Re: (スコア:0)
なぜ原文で読んでないと思った。
Re:絶版にしているのは早川だろ (スコア:1)
Re:絶版にしているのは 読者 / 作者 だろ (スコア:0)
・そもそも売れなかったから品切れ重版未定になった。書店の本棚だって場所に限りがあるんだが。
・「版権握ったまま」というけれど、実質絶版状態で版権だけキープできるほど出版社の権利は強くないし、絶版でなくとも契約更新のタイミングで取り戻せる。
・出版社がいらんことしたから売れなかったといいたいなら、自分で売ればいい。今は昔と違って出版社不在でかんたんに電子書籍が出せる時代だし、なんならクラウドファンディングで紙の書籍出す企画も成功例多数だ。
Re:絶版にしているのは 読者 / 作者 だろ (スコア:2, すばらしい洞察)
こういう観測気球的な企画で反響の大きいタイトルがあれば再版叶ったかもしれないのに炎上で中止に追い込むとかほんと理解できない。
出版社だって慈善事業じゃないんだから、売れる見込みのたたない本なんか再版できる訳ない事ぐらい子供でも分かるだろうに、なんでわざわざチャンスをつぶしに行くのか。
Re: (スコア:0)
他人を非難できればネタは選ばないないんていう虫の居所がおかしいやつの言うことなんか無視しておけばええのにな
Re: (スコア:0)
それをクソみたいな企画記事にするから叩かれるんだよ。
詳しいファンの人が紹介して未読者に興味を持たせるならともかく、
知らない人がタイトルだけで適当に想像して書いてみた、で
どうやって売れるかどうかの判断するのか教えて欲しい。
Re:絶版にしているのは 読者 / 作者 だろ (スコア:1)
Re: (スコア:0)
かんたんに電子書籍が出せる時代だし
Re: (スコア:0)
>・購買意欲を削ぐ邦題
チェンジウィンド・サーガのことか!
#邦題だけじゃないやろ
電子書籍化してくれ (スコア:2, すばらしい洞察)
古いSFやファンタジーを電子書籍化して欲しい
子供の頃から読んだ本を全部集めたい
Re: (スコア:0)
ほんとこれ。絶版なんて死語にしろよと。
権利関係あるから難しいだろうけどなんとかならないものなのかな。
絶版を電子書籍で復活なら安く提供できる可能性ある(絶版で印税など著者に入らなかったのに入るようになるんだから少なくてもいいでしょ)んだけど、日本の企画だとものすごく高値になりそうだけどw
#数ありすぎて棚がそれだけで埋まるローダンなんかも電子書籍だとありがたい
Re: (スコア:0)
じゃあ絶版の代わりに品切れ重版未定にしますね!
Re: (スコア:0)
君は部下もいないし権限もないけど管理者だから残業代は出ないよというのは自由だけど、裁判ではそれじゃあ勝てない。
Re: (スコア:0)
翻訳本に関しては、電子での出版は制限が厳しくなるし販売できる期間の制限が厳しいので、翻訳本は一気に売れるという見込みがないと、紙の書籍より出しづらい。
全てではないけど、翻訳で出版元が全権利をもってない電子書籍は、古本とかがないので紙の書籍以上に入手しづらくなる。
Re: (スコア:0)
ほんとこれ。絶版なんて死語にしろよと。
現在ならともかく、電子データが無い時代の書籍を、誰が電子書籍化(権利関係の確認などの手間を含む)するんだ?
ペイするの?
なら、お前がやれ
Re: (スコア:0)
SF小説にはなかなかなさそうだが、電子書籍化不可能or困難な本ってのもあるよね。
飛び出す絵本とか、切り取り線だののりしろだのをギャグで入れた「ブンとフン」とか。
未来的にはそういう本だけ紙で残るか、絶滅するか、その手の本を見るためにVR空間に入ったりするのか。
Re: (スコア:0)
マンガ図書館Z(旧名:絶版マンガ図書館)に頑張ってもらいたいなあ。
ラノベでもマンガ図書館Zで復刻電子版出したら元の出版社が電子版出したとか
そんなのがあったような。
あと、アドレナイズ、ゴマブックス、ナンバーナインとか漫画だけ対象だったりするとこもあるけど
絶版拾い上げを頑張ってるとこあるね。
電子本が出てない本に関しては国会図書館が電子化と電子書店への卸をやったらいいのになあ。
出版社が潰れてる場合とか著作権や装丁の分の支払先に困るだろうけど。
Re: (スコア:0)
電子書籍化だと所有はできないので、PODでもいいんじゃないだろうか。
AmazonでPOD(Print on demand)にすれば、注文時に印刷して本にしてくれる。
Re:電子書籍化してくれ (スコア:1)
言いたいことはわかるんだけど (スコア:2)
早川だって営利企業なんだから、売り上げが見込めないものは復刊出来ないし
あまりにも古いと権利確認がめちゃくちゃ面倒になってたりするんで
必要以上に叩かなくても・・・
という気もあるけど、タイトルだけで中身を想像する大喜利的なやつやらまだよかったのかもしれない。
いわゆる「ミリしら」ってやつだよね (スコア:1)
ミリしらってのは「1ミリも知らずに○○してみた」の略で、多分動画サイト(ニコニコかな?)が発祥のネタだったと思う。
知らずに地雷踏み抜いたりみたいなことが多い企画ではあるけど、雑誌編集部がそのへんちゃんと監修してやるなら別に良いと思うんだけどねぇ。
もしかしたら、この企画がきっかけで人気再燃して、復刊したりみたいなことがあるかもしれないわけで、むしろ老害が出しゃばって余計なことしちゃった事例に思える。
しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
Re:いわゆる「ミリしら」ってやつだよね (スコア:1)
絶版の対策なしに絶版煽ったからいかんのであって、
対策用意した上で煽ってたらみんな満足してたはず。
Re: (スコア:0)
同意ですね
売れる保証ないのに絶版どうにかしろとか言われても会社としては困るでしょうし、
本により絶版の理由とか違うでしょうし
Re:いわゆる「ミリしら」ってやつだよね (スコア:1)
# どうせ、ハンロンの剃刀的な案件だと思うが、それならそれで止める奴がおらんかったのを嘆くべき。
Re: (スコア:0)
対象が絶版本で売ることもできないのに宣伝も品薄商法もなにもないでしょう
絶版本 (スコア:0)
全国○○調査とか
没になった記事を企画タイトルだけで想像しながら書いてみた特集 (スコア:0)
と言う体で出せば良かったのでは。
Re: (スコア:0)
そうそう、完全にタイトルから空想で(レムみたいだな
或いは既存タイトルをもじったタイトルをお題にしてとか
もう少し捻れば良いものをねえ
岩波システム (スコア:0)
「絶版」の代わりに「品切れ」にすれば叩かれないのに
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
いつか来るかもしれない「復刊の日」を心の糧にするんや
Re:岩波システム (スコア:1)
Re: (スコア:0)
全面核戦争を起こさないとコロナ(SARS-CoV-2)を根絶できないのか....orz
Re:岩波システム (スコア:1)
早川が絶版にしたというと (スコア:0)
文庫版「太陽風交点 [wikipedia.org]」
#創元SF文庫版も2007年か。入手可なんかな。
おっさん曰く (スコア:0)
早川こけるなよー
昔は「ハヤカワこけたら皆こけた」って言われてたのに
というかSFっていま下火?
Re: (スコア:0)
SFで人気出るとジャンル新設されちゃうからどうしても最先端でニッチからは抜けられない気がする
アーカイブ権 (スコア:0)
著作権ってのは文化の発展のために保証しているだけなんだから、絶版本は自由に第三者が公開可能とかにすれば良い。
他人の行動を制約する著作権は別に当然の権利じゃないよ。
フェアユースではこれに近いことが起きてる。