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植物ベースの代用肉、伸び悩みの理由は? 133

ストーリー by nagazou
需要と供給とご都合主義 部門より
headless 曰く、

味や入手性の向上とともに 2019 年には大きな注目を集めた植物ベースの代用肉(PBA肉)だが、最近は伸び悩んでいるという。これについて、Deloitte が 3 つの理由を挙げている (Deloitte Insights の記事FOODBEAST の記事)。

まず、PBA 肉が売れる可能性のある市場は多くの人が想像するよりも限られているということだ。2022 年の調査で時々 PBA 肉を購入すると回答した人の割合は前年から 3 ポイント減の 47 %。残りの 53 % に PBA 肉を買わせることは難しいという。その理由の一つは PBA 肉のような製品を「意識高い系製品」として嫌う層の存在だ。これにより、PBA 肉提供開始を発表したレストランが強い抵抗を受ける例もみられる。また、健康のために肉の摂取量を減らしたいと考える人の多くが PBA 肉に興味を示していないとのこと。

また、PBA 肉は本物の肉と比べてまだまだ高価であり、急速にインフレが進む中、プレミアムを払ってまで PBA 肉を食べようとする人は減少しているようだ。2022 年の調査で PBA 肉にプレミアムを払うとの回答は前年から 9 ポイント減の 46 % だったという。

3 つ目は PBA 肉が前提とする健康や環境に対する利益が事実かどうか疑問に感じる人が増加している点だ。本物の肉を食べるよりも PBA 肉を食べる方がより健康的だと考える人は 2021 年の 68 % から 2022 年には 60 % まで減少している。また、2021 年に本物の肉よりも PBA 肉の方が環境面で持続可能性があると考えていた人は 70 % に上ったが、2022 年には 65 % まで減少したとのこと。

このような現状を打破して再び成長へ向かうにはコストの低減に加え、味を維持しつつ健康面での利益を高めるレシピの開発が必要だと記事は指摘する。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by Anonymous Coward on 2022年10月03日 18時15分 (#4337735)

    植物ベースの代用肉は、畜肉は環境負荷が高くて持続できないから、植物を元に肉っぽいものを作って環境負荷低減、って話なのに、そもそも普通の肉より高いから。
    高くて味が普通の肉より劣るのでは、話にならない。
    そりゃ当然、それを食べるのは肉を食べたくないベジタリアンや健康志向の人に限られるでしょうよ。

    環境負荷を減らすのが目的なら、本当は貧乏人が「ああ今日も代用肉か、本物の肉が食べたいな」って我慢して食べるようなシロモノにならなきゃいけないのよ。
    今の代用肉は、まったく目的を達成できていない。

    • ローソンで売ってるおつまみの大豆ミートジャーキー、本物の肉使ってるやつより安いから買ってたけど、
      これはどういうことなんだろう。筋(筋膜?)がないから食べやすかった。

      ジャーキーにする際のコストが安くて逆転?

      親コメント
      • by Anonymous Coward

        大豆ミートジャーキー(カルパス風の細長い奴)があったけど食感が均一すぎていまいちだった
        脂身の代わりにこんにゃくの粒でも混ぜたらどうかと思った

      • by Anonymous Coward

        内容少ないから安いってオチはないですか?

    • by Anonymous Coward

      値段は技術革新でそのうち下がるとしてもカロリーがあまり変わらないのがね

    • by Anonymous Coward

      植物ベースの代用肉は、畜肉は環境負荷が高くて持続できないから、

      これも詐欺的引用が多々あるからなぁ
      食物栽培に適していないが牧草には適している畜産地を度外視して
      畜産のほうが環境負荷高いんですとかあるあるだし

      # 数字のマジックをちゃんと読み解いた発言って滅多にないよね

      • by Anonymous Coward
        牧草からダイレクトに代用肉を作ればオケ
        牛豚にできるんだから科学の力でできないわけがない
  • まぁ日常的に食べている肉を全部これに切り替えたらかなりしんどいだろうな・・・

  • 代用肉があれなら、大豆製品(加工品)食えばいいんじゃない。

    豆腐、納豆は別格として、
    ・きなこ
    ・おからパウダー
    ・大豆水煮
    ・大豆のお肉(脱脂大豆加工品)
    等が挙げられるだろう。最後のフィレタイプはリーズナブルな価格。乾燥肉形態で、長期保存が効く。まあ肉とは違うけど肉代わりに使えて食物繊維もまあまあ入ってる。挽肉タイプもある。

  • by Anonymous Coward on 2022年10月03日 18時31分 (#4337748)

    結局食べられるのは大豆ミンチそぼろくらいでしたね。
    さすがカップヌードル謎肉で50年の伝統があるだけのことはある。

  • by Anonymous Coward on 2022年10月03日 19時30分 (#4337803)

    カニカマ。すり身ベースだってはっきりわかってるが、本物より食べやすい。
    そのポジションに来てくれるとありがたい。
    環境負荷が高いのでってのは支持する。

    • by Anonymous Coward on 2022年10月03日 20時13分 (#4337844)

      普及してるカニカマは本物より格段に安いからなあ。
      やっぱ値段は重要なファクターだな。

      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2022年10月03日 21時43分 (#4337916)
      もはやカニカマは、カニの代用食品なのではなく、「カニカマ」というひとつの食品っていうイメージ。
      これが「成功」なんだろうな。

      「本当はカニを食べたいのだけど高いからカニカマで我慢」という理由でカニカマを買うのではなく、普通にカニカマが美味しくて手軽だから、カニカマを食べたくて買ってるのがほとんどなんじゃないかな、と思う。
      カニ雑炊の代わりにカニカマ雑炊なんて聞かないし(そこまで調理するならカニ使う)。

      そういった意味では、大豆から作った代用肉が、「肉に近い食感で肉の代わり」ではなく「普通に美味しい(そして普通の肉より手軽に扱える)」という状況にならない限り、伸び悩み続ける事になるんじゃないでしょうかねぇ...
      親コメント
    • by Anonymous Coward

      あまりおいしくなかったなあ。

    • by Anonymous Coward

      バターの代用品として開発されたマーガリンが一番近いと思いますね

    • by Anonymous Coward

      カニカマは代替品を諦めたから受けた気がする。

  • 代用品であることをアピールする限り、消費者はジェネリック医薬品とかと同じような「劣化した類似品」をイメージする。しかし、値段は肉より高い。
    そんなモノが売れるわけがない。

    肉よりも安い価格で提供出来ないのなら、高級な健康食品であることをアピールして、商人名にミートだの肉だのといった、肉を想起させる名前を使うのをやめるべきだろう。
    まあ、それはそれで一から市場を作り上げる必要があるのでたいへんだとは思うが。

    --
    しもべは投稿を求める →スッポン放送局がくいつく →バンブラの新作が発売される
  • by Anonymous Coward on 2022年10月03日 18時12分 (#4337729)

    ポケットの中の戦争よろしく
    「また合成タンパクかよ~」とか言ってみたい

    • by Anonymous Coward

      スノーピアサーみたくゴキブリスティックかよとか言うよりはマシです。

    • by Anonymous Coward

      植物ベースなら天然タンパクなのでは?

  • by Anonymous Coward on 2022年10月03日 18時13分 (#4337730)

    豆腐やガンモドキはステーキに化けないんだからさ

  • by Anonymous Coward on 2022年10月03日 18時25分 (#4337744)

    イソフラボンの過剰摂取になりそう
    時代はソイフリー

  • by Anonymous Coward on 2022年10月03日 18時41分 (#4337761)

    以前ソイバーガー食べたけど
    本物の肉より旨かった

  • by Anonymous Coward on 2022年10月03日 18時45分 (#4337764)

    このステーキは存在しないことを知っている。ステーキを口に運ぶと、マトリックスが脳に信号を送ってくる。このステーキはジューシーでおいしいと。

    こういう機械を売りだせば意識高い(=馬鹿)自然派達が買ってくれるかも。

  • by Anonymous Coward on 2022年10月03日 18時45分 (#4337767)

    私のような不勉強な人間には、今の「代替肉」と「ミートボール-微量のクズ肉」の違いが分からないから、例え同じ味と食感だとしても健康目的で偽の肉を選ぼうとは思わない。

    どうしても売りたいならよくある健康増進食品の様に適当な医師へ金ばら撒いて発信させて、高価だからこそ体に優しい路線で売り出すのがいいのでは?(環境問題は個人レベル、特に金のある高齢者には喫緊の話題ではないので)

    • by Anonymous Coward

      そんなこと言うとヴィーガンが肉屋や畜産業を襲撃して壊滅しかねない

      • by Anonymous Coward

        そこまで短絡的ならいっそ決着がついて結構な話だな

    • by Anonymous Coward

      違いがわからんなら値段が逆転した途端にくなんかくわねえとかいいだしそう。

  • by Anonymous Coward on 2022年10月03日 18時49分 (#4337774)

    レトルト食品とか、挽肉なんかと一緒にさりげなく混ざってる商品出てるぞ
    パッケージの片隅と成分表示欄にしれっと書いてある

  • 世界中においしい野菜のレシピがあるのだから、わざわざ馴染みの無い形に加工してもデメリットしかない。
    環境面を気にするなら培養肉の技術成熟を待つのも良いが、そもそも最初から環境負荷の低い鶏肉を食っておけばよし。

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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家

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