以前にも話題に取り上げたことのある埼玉県久喜市役所本庁舎で、ほとんどのトイレが使えなくなっていた問題。汚水が漏れた付近の排水管を取り外して調べたところ、内側にさびが付着していたことが分かったという。同市は8日、その原因に関して鉄製の排水管の内側にさびが生じて蓄積し、詰まって漏水につながったとの見方を示している（朝日新聞）。

現場では1980年の本庁舎完成以来、排水管などの本格的な改修をしていなかった。上層階でも同様の問題が生じている恐れがあるとして、1~5階西側の系統の排水管を全面的に交換する。下層階から作業を進め、順次使えるようにする。来年2月までに終える予定としている。市では改修工事などの費用9485万円を盛り込んだ補正予算案を15日の市議会に提出するとしている。