ニコンからフルサイズ・ミラーレス機「ニコンZ」シリーズ正式発表
ニコンからフルサイズ・ミラーレス機「ニコンZ」シリーズ2機種が正式発表された(ニコン、GANREF、価格.com)。35㎜判フルサイズ相当という事でFXフォーマットと称しているが、新開発のマウントは、マウント径55mm、フランジバック16mmの「Zマウント」となっている。「Z7」が4575万画素(9月下旬発売予定、約40万円)、「Z6」が2450万画素で(11月下旬発売予定、約25万円)、後の情報は概ね市場の期待通りかもしれない。カメラ内センサーシフト式手ブレ補正は5軸駆動で最大5.0段の効果があるという。マウントアダプター FTZを介し、NIKKOR F レンズ使用時にも機能する(効果は弱くなるが)。重量はバッテリーおよびメモリーカード込みで約675g。記録メディアはXQDカード。背面液晶モニターは上90度、下45度のチルト式で、3.2型TFT、約210万ドット、タッチパネル。電子ビューファインダーは、有機ELパネル、約369万ドットで、視野率約100%、ファインダー倍率約0.8倍。専用のNIKKOR Z レンズ(ニコン)は、とりあえず「NIKKOR Z 24-70mm f/4 S」「NIKKOR Z 35mm f/1.8 S」「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」が用意される。Sとあるのは「S-Line」の意で、高性能を標榜する新シリーズということである。2020年までレンズ発売のロードマップが公表されているが(CAMERA VILLAGE)、パンケーキレンズの予定はないようだ。新製品発売当初の価格と比較するのは気が引けるが、競合となるD850(4575万画素、約1005g)は現在約32万円、SONY α7R III(4240万画素、約657g)は現在約29万円である。