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宇宙

131億光年彼方の銀河に酸素が発見される

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
国立天文台などは、アルマ望遠鏡を使った観測で、地球から131億光年の距離にある銀河SXDF-NB1006-2に酸素を発見したと発表した。これは、これまでで最も遠く(もっとも古く)で見つかった酸素だという。

SXDF-NB1006-2は国立天文台すばる望遠鏡で2012年に発見された銀河で、発見当時は史上最遠の銀河であった。131億光年の距離ということは、今回観測されたのは宇宙が7億歳くらいだったころに発せられた光ということになる。宇宙誕生後数億年から10億年までの間は「宇宙再電離」と呼ばれる現象が進行していた時代だ。これは電気的に中性の原子(ほとんどが水素とヘリウム)に満たされていた宇宙に天体が生まれ、そこから放たれる光によって原子が電離していったという現象。今回発見された酸素も電離されており、大量の巨大星から出る紫外線が原子を電離させていると考えられている。具体的にどんな天体が宇宙再電離を引き起こしたのかは研究者の間でも議論がわかれているそうで、今回の発見は、大量の星を含む原始的な銀河が電離源であるという考えを裏付けるものといえそうだ。

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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward

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