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ダイナマイト(というか、含有物のグリセリン)は甘いという話を聞いたことがありますが、本当ですか?
発破を行う作業員が、ダイナマイトを肴に酒を飲んだことがあるとか。#翌日おなか壊すことがあるらしいが(便が緩い方です。爆破的な意味ではない)。
甘い味がするのは本当らしいです。でも、最近のは何が混合されているか分からないので実際にかじるのはやめておいたほうがいいかもです。
心臓病の治療用に、ダイナマイトの爆発成分であるニトログリセリンが処方されてますので、こっちなら少しぐらい食べても大丈夫だと思います。☆爆弾と心臓病とノーベル賞 [org-chem.org]
羊羹代わりに食べた話しなら古い人に聞いたことがある。
頭が痛くなるそうだ。(そりゃそうだ
なおwikipediaによるとそもそも「ダイナマイト」ってのは珪藻土のことだそうで。 珪藻土は食べ過ぎると便秘になるそうです。
ええと、最近のダイナマイトはニトログリセリンではなく、ニトログリコールをいっぱい混ぜ混ぜしてます。もちろん下痢しますので食べちゃだめです。これはグリセリンよりエチレングリコールの方が安いから、という身も蓋もない話でしてなぜ安いかといえば車の不凍液やポリエステル、ポリエチレンテレフタラート(PET樹脂)用の材料の一部であったりこいつをエステル化してやると有機溶媒になります。いわゆるジメチルエーテル(DME)ですね。DMEは代用フロンとしてエアダスターやスプレー缶に利用されるほか、代用ガソリンやリチウム電池の電解液としてよく使われています。で、最近の発破は少量のダイナマイトとANFO爆薬が主流です。(これはさらに感度が低いので他の爆薬で誘爆させます。露天鉱なんかは現場で連続配合してますね。材料は硝安95%軽油5%、WTC連続爆破テロで一時叩かれたホームメイド可能な爆薬です。実際は誘爆させないと使えない無害な代物です。お仲間のゴムを混ぜた含水爆薬はちと危ないですが、どの道硝酸塩なのでゲートのセンサー、場合によってはお犬様で簡単に発見できます。PETボトル持込がうるさいのはこのせいです)
一番対策が難しいのは過酸化アセトンです。日本では薬局で足が付きやすいのですが、原料さえ手に入れば高校レベルでの合成が可能で、IRAやロンドンの同時テロで実際に使われてしまったことがあります。というか、爆発テロのほとんどはこの物質が使われます。これとお仲間のHMTDはかなり気難しく、ニトログリセリンほどではありませんがちょっとした衝撃でどかん、といくことがあります。とりあえず爆発させればいいテロには最適ですが、確実性が求められる工業や軍事分野で使われることはありません。
閑話休題
で、他のツリーでマーカー物質について書きましたが、ダイナマイトについてはニトログリコールそのものがマーカー物質になっています。実際には工場単位のトレースのためにさらに別のマーカーが入ってますが、こっちは秘密らしいです。これに先ほどあげたジメチルジニトロブタンとニトロトルエンのいずれか一つを加えるよう、条約で定まっています。
てか、それ以前にダイナマイトは雷管と起爆装置がないと役に立たないので、印籠のように「爆発物でござい」とやるのは意味ないですね。赤帽の同業がフランチャイザーにガソリンばら撒いて火をつけた事件のほうがよっぽど怖いです、が、「ガソリンでござい」とペットボトルを掲げたところで心理的な効果は期待できないですし。
なんで今後「ダイナマイトだ!!」と単体で見せびらかすのは素人なので、容赦なく取り押さえても無問題です。逆にペットボトルに色の付いた液体や粉末が入ってるものを「爆弾だ!」と見せびらかすのは本物なので、抵抗しないほうがいいかと思うのです。
これはグリセリンよりエチレングリコールの方が安いから、という身も蓋もない話でして なぜ安いかといえば車の不凍液やポリエステル、ポリエチレンテレフタラート(PET樹脂)用の材料の一部であったり
ここまではいい。
こいつをエステル化してやると有機溶媒になります。いわゆるジメチルエーテル(DME)ですね。
いや、まぁ ethylene glycol を ester 化しても確かに有機溶媒のまま (ethylene glycol も有機溶媒だが) ではあるけどさ、ester 化で DME はねーだろ。 爆薬に通じてるみたいだから nitro ester 化と混同してない?
ethylene glycol の文脈で出る DME と言えば dimethoxy ethane (ethylene glycol dimethyl ether) [wikipedia.org] の間違いでしょ。
DMEは代用フロンとしてエアダスターやスプレー缶に利用されるほか、代用ガソリンやリチウム電池の電解液として よく使われています。
エアーダスターやスプレー缶という時の DME は dimethyl ether [wikipedia.org] の方じゃないかな? 代用ガソリン・・・は何の話だろう? LPG 代替という意味なら dimethyl ether かな?
リチウム電池の電解液って時の DME は dimethoxy ethane の方だろう。 沸点も極性もかなり違う化合物を混同してる辺りが、あまりにも化学に疎い感じがして、つい本筋じゃないのに突っ込みたくなった。
例の勘違いしたアルカイダを名乗る爆破未遂犯、PETN、もっと詳しく言えばペントライトというTNTを半分混ぜたものを金的に80グラム仕込んでいたようです(想像するだけで痛そうで…)しかしTNTが混ざってるならマーカーなしでもセンサーはともかくお犬様の鼻をごまかすのは難しいと思うんですがねぇ。
この辺は推測になりますが、鎌トンカチ印の古いHEAT弾をほぐして使ったのかなぁと。不発は多分そのため。イラク戦争での米軍の不発弾だとマーカーがしっかり入ってるので、出所は恐らくイラク軍からの横流し品でしょう。湾岸戦争以降武器の輸出入は監視されていて、フセイン政権
> なおwikipediaによるとそもそも「ダイナマイト」ってのは珪藻土のことだそうで。珪藻土は食べ過ぎると便秘になるそうです。
それダイアトマイトや。
ウィキによれば
> Dynamiteはギリシア語のdunamis(ちから)からきている。
太平洋戦争中に逗子に東京要塞の一環として砲台が作られた。そこに備蓄された爆薬の一部は敗戦後も一時期放置されていた。近くの子供たちは崖をくりぬいた砲台の中に入って遊び、坑道に残された爆薬を知らずに舐めた。とてもとても甘く感じられた。敗戦後食糧難で苦しい子供たちは砂糖かサッカリンだと思い、仲間で集まっては舐め舐めしていた。暗い洞窟だから蝋燭で明かりを取りつつ。
そして昭和20年10月20日その午後、付近の人たちは物凄い轟音と振動と崖から上がる黒い煙を目撃した。血まみれで大火傷を負った子供達が泣きながら崖を這い降りてきた。死者14名、重症23名
以上、実話を基にした児童文学「砲台に消えた子供たち」より
これ↓を思い出した
陸自:爆破薬なめさせ隊員22人中毒…教官ら処分 古河http://mainichi.jp/select/today/news/20091205k0000m040090000c.html [mainichi.jp]
よし、じゃあそこにある使いかけの イチジク浣腸 [ichijiku.co.jp] を舐めてみるんだ。
お前のために残しておいてやったから、思う存分舐めたまえ。
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
うほっ。このソーセージ甘い! (スコア:2)
ダイナマイト(というか、含有物のグリセリン)は甘いという話を聞いたことがありますが、本当ですか?
発破を行う作業員が、ダイナマイトを肴に酒を飲んだことがあるとか。
#翌日おなか壊すことがあるらしいが(便が緩い方です。爆破的な意味ではない)。
-- gonta --
"May Macintosh be with you"
Re:うほっ。このソーセージ甘い! (スコア:2)
甘い味がするのは本当らしいです。
でも、最近のは何が混合されているか分からないので
実際にかじるのはやめておいたほうがいいかもです。
心臓病の治療用に、ダイナマイトの爆発成分であるニトログリセリンが
処方されてますので、こっちなら少しぐらい食べても大丈夫だと思います。
☆爆弾と心臓病とノーベル賞 [org-chem.org]
きわめて毒性の高いマーカー物質が入ってるので今は食べちゃだめです。 (スコア:2, 参考になる)
Re:うほっ。このソーセージ甘い! (スコア:1)
羊羹代わりに食べた話しなら古い人に聞いたことがある。
頭が痛くなるそうだ。(そりゃそうだ
Re:うほっ。このソーセージ甘い! (スコア:1)
ノーベルが発明した当初のダイナマイトは珪藻土にニトログリセリンをしみ込ませただけのものなので、食べてもニトログリセリン自身の血管拡張作用による頭痛等以外の害はなさそう。珪藻土ってのは口に入れても味はないが害もない・・・はず。現用のダイナマイトは他の人が指摘しているようにニトログリセリン以外にいろいろ混ぜ物があるので口にし内容が良さそうですね。
なおwikipediaによるとそもそも「ダイナマイト」ってのは珪藻土のことだそうで。 珪藻土は食べ過ぎると便秘になるそうです。
ダイナマイト補遺 (スコア:1, 参考になる)
ええと、最近のダイナマイトはニトログリセリンではなく、ニトログリコールをいっぱい混ぜ混ぜしてます。もちろん下痢しますので食べちゃだめです。
これはグリセリンよりエチレングリコールの方が安いから、という身も蓋もない話でして
なぜ安いかといえば車の不凍液やポリエステル、ポリエチレンテレフタラート(PET樹脂)用の材料の一部であったり
こいつをエステル化してやると有機溶媒になります。いわゆるジメチルエーテル(DME)ですね。
DMEは代用フロンとしてエアダスターやスプレー缶に利用されるほか、代用ガソリンやリチウム電池の電解液として
よく使われています。
で、最近の発破は少量のダイナマイトとANFO爆薬が主流です。(これはさらに感度が低いので他の爆薬で誘爆させます。露天鉱なんかは現場で連続配合してますね。
材料は硝安95%軽油5%、WTC連続爆破テロで一時叩かれたホームメイド可能な爆薬です。実際は誘爆させないと使えない無害な代物です。お仲間の
ゴムを混ぜた含水爆薬はちと危ないですが、どの道硝酸塩なのでゲートのセンサー、場合によってはお犬様で簡単に発見できます。PETボトル持込がうるさいのはこのせいです)
一番対策が難しいのは過酸化アセトンです。日本では薬局で足が付きやすいのですが、原料さえ手に入れば高校レベルでの合成が可能で、
IRAやロンドンの同時テロで実際に使われてしまったことがあります。というか、爆発テロのほとんどはこの物質が使われます。
これとお仲間のHMTDはかなり気難しく、ニトログリセリンほどではありませんがちょっとした衝撃でどかん、といくことがあります。
とりあえず爆発させればいいテロには最適ですが、確実性が求められる工業や軍事分野で使われることはありません。
閑話休題
で、他のツリーでマーカー物質について書きましたが、ダイナマイトについてはニトログリコールそのものが
マーカー物質になっています。実際には工場単位のトレースのためにさらに別のマーカーが入ってますが、こっちは秘密らしいです。
これに先ほどあげたジメチルジニトロブタンとニトロトルエンのいずれか一つを加えるよう、条約で定まっています。
てか、それ以前にダイナマイトは雷管と起爆装置がないと役に立たないので、印籠のように「爆発物でござい」とやるのは意味ないですね。
赤帽の同業がフランチャイザーにガソリンばら撒いて火をつけた事件のほうがよっぽど怖いです、が、「ガソリンでござい」とペットボトルを
掲げたところで心理的な効果は期待できないですし。
なんで今後「ダイナマイトだ!!」と単体で見せびらかすのは素人なので、容赦なく取り押さえても無問題です。
逆にペットボトルに色の付いた液体や粉末が入ってるものを「爆弾だ!」と見せびらかすのは本物なので、抵抗しないほうがいいかと思うのです。
重箱の隅で申し訳無いが (スコア:1)
ここまではいい。
いや、まぁ ethylene glycol を ester 化しても確かに有機溶媒のまま (ethylene glycol も有機溶媒だが) ではあるけどさ、ester 化で DME はねーだろ。 爆薬に通じてるみたいだから nitro ester 化と混同してない?
ethylene glycol の文脈で出る DME と言えば dimethoxy ethane (ethylene glycol dimethyl ether) [wikipedia.org] の間違いでしょ。
エアーダスターやスプレー缶という時の DME は dimethyl ether [wikipedia.org] の方じゃないかな? 代用ガソリン・・・は何の話だろう? LPG 代替という意味なら dimethyl ether かな?
リチウム電池の電解液って時の DME は dimethoxy ethane の方だろう。 沸点も極性もかなり違う化合物を混同してる辺りが、あまりにも化学に疎い感じがして、つい本筋じゃないのに突っ込みたくなった。
ダイナマイト補遺の続報 (スコア:0)
例の勘違いしたアルカイダを名乗る爆破未遂犯、PETN、もっと詳しく言えばペントライトという
TNTを半分混ぜたものを金的に80グラム仕込んでいたようです(想像するだけで痛そうで…)
しかしTNTが混ざってるならマーカーなしでもセンサーはともかくお犬様の鼻をごまかすのは難しいと思うんですがねぇ。
この辺は推測になりますが、鎌トンカチ印の古いHEAT弾をほぐして使ったのかなぁと。不発は多分そのため。
イラク戦争での米軍の不発弾だとマーカーがしっかり入ってるので、出所は恐らくイラク軍からの
横流し品でしょう。湾岸戦争以降武器の輸出入は監視されていて、フセイン政権
Re: (スコア:0)
> なおwikipediaによるとそもそも「ダイナマイト」ってのは珪藻土のことだそうで。珪藻土は食べ過ぎると便秘になるそうです。
それダイアトマイトや。
ウィキによれば
> Dynamiteはギリシア語のdunamis(ちから)からきている。
こんな悲劇もあった (スコア:1)
太平洋戦争中に逗子に東京要塞の一環として砲台が作られた。
そこに備蓄された爆薬の一部は敗戦後も一時期放置されていた。
近くの子供たちは崖をくりぬいた砲台の中に入って遊び、坑道に残された爆薬を知らずに舐めた。
とてもとても甘く感じられた。
敗戦後食糧難で苦しい子供たちは砂糖かサッカリンだと思い、仲間で集まっては舐め舐めしていた。
暗い洞窟だから蝋燭で明かりを取りつつ。
そして昭和20年10月20日
その午後、付近の人たちは物凄い轟音と振動と崖から上がる黒い煙を目撃した。
血まみれで大火傷を負った子供達が泣きながら崖を這い降りてきた。
死者14名、重症23名
以上、実話を基にした児童文学「砲台に消えた子供たち」より
Re: (スコア:0)
これ↓を思い出した
陸自:爆破薬なめさせ隊員22人中毒…教官ら処分 古河
http://mainichi.jp/select/today/news/20091205k0000m040090000c.html [mainichi.jp]
Re: (スコア:0)
よし、じゃあそこにある使いかけの イチジク浣腸 [ichijiku.co.jp] を舐めてみるんだ。
お前のために残しておいてやったから、思う存分舐めたまえ。
Re: (スコア:0)
薬局で普通に売られています。保湿剤や浣腸液の主成分だったりします。切手台にも使います。