恐竜化石から濃淡のカムフラージュ模様がはじめて発見される

masakun 曰く、

きわめて保存状態のよい恐竜の化石から濃淡のカムフラージュ模様が発見されたという（ナショナルジオグラフィック）。

今の中国にあたる地域で1億2000年前に生存していたプシッタコサウルス（Psittacosaurus）は、ゴールデンリトリバーくらいの大きさで頬に大きな突起、オウムのようなくちばしをもっていた。そして化石から見つかった鱗から、背中側の色が濃く腹側の色が薄いカウンターシェーディングと呼ばれる模様があることが分かった。そこで研究者がプシッタコサウルスの等身大の模型を作って野外の植物の中で撮影会を行ったところ、直射日光下ではなく散乱光の中に適した模様であることが判明したため、プシッタコサウルスは草原ではなく森の中に住んでいたと推測している。

なおこの化石は尻から糞便を垂れ流しているのも確認できるという。