脳信号で動物にキーボードを打たせて文字入力させることに成功

あるAnonymous Coward 曰く、

スタンフォード大学の研究者により「考えるだけ」で言葉をタイピングできる技術が開発・改良されているという。研究では、多電極アレイを脳に直接埋め込み、脳の手や腕を動かすために使われる部分の信号を読み取るという方法を採用している。しかし、人間でのテストではタイピングのスピードは遅く、タイピングの結果も不正確に終わっていた。

そこで研究者らは脳信号をタイピングに変換する方法のアルゴリズムを改良。その後、スクリーン上に表示された文字と同じ文字をタイピングするよう訓練されたサルを使い、文章を書き写させるテストを行った。その結果、サルは人間を被験者にしたテストよりも正確かつ速いスピードでタイピングが行えたという。

アルゴリズムの改良によって、タイピングの速度はサルを対象にした初期のテストと比べると、およそ3倍もアップしたとしている。ただし、人間が実用する際には「何を言うべきか」を考える必要がある分、タイピングの速度は遅くなるとしている。

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