都独立調査組織、東京五輪総費用は見積もりの4倍となる約3兆円超の可能性を発表

あるAnonymous Coward 曰く、

朝日新聞の記事によると、外部有識者で構成する東京都の調査組織が、東京五輪・パラリンピックの開催費用の1次報告書を公表したそうだ。

報告書によると、これまで発表されてこなかった総費用は、見積もりの甘さ等により、「3兆円を超す可能性がある」と推計された。これは、招致段階で提示した施設工事費約7千億円の約4倍となる。
調査組織は、新設する7施設を「見直しの余地がある」と指摘し、特に予算額の大きい3施設について、既存施設への会場変更や改修を提言し、困難な場合には、仮設施設への変更や規模縮小を検討するよう求めている。
この施設の見直し提言について、大会組織委員会の森喜朗会長は、「ひっくり返すのは極めて難しい」、「テロ対策などは国の権威の問題。どれくらいの費用がかかるか分からないが、それが五輪の費用と言えるのか」等と反論したそうだ。

個人的には、これまで総費用が試算されて来なかったというのはずさんとしか思えず、意図的な不作為すら疑ってしまう。巨額の費用は最終的に都民や国民が負担する事になり、それを示さなかった招致そのものの是非や妥当性すら考えるべきかもしれない。皆様はどう考えるだろうか。