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『潜在的睡眠不足』健康な成人の必要睡眠時間は平均8.41時間、睡眠不足の自覚はなくても1時間も不足

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センターの研究によると、「健康成人の必要睡眠時間を精密に測定した結果、平均約1時間の自覚していない睡眠不足(潜在的睡眠不足)が存在することが明らかになりました」とのこと。

この実験は健康な成人男性15名(平均年齢23.4歳)を対象に、特殊な実験室内で9日間にわたり就床時間を12時間にして睡眠を充足させたというもの。
被験者の普段の睡眠時間は平均7時間22分で睡眠不足という自覚はなかったが、このように飽和させた条件では8時間25分と平均して普段より1時間も長く睡眠するようになるという。またこうして睡眠不足を解消した結果、血糖値やストレスホルモンなど、内分泌機能に関する数値も改善されたことが示されている。

さらに、こうした睡眠条件では、実験開始当初は普段の睡眠不足を解消するべく長時間眠ってしまうが(睡眠リバウンド)、9日間の実験を経て睡眠充足した後、一晩徹夜して寝た後の睡眠リバウンドは実験初日より少なかったという。

つまり被験者たちには普段から一晩完徹の睡眠リバウンド以上の負荷がかかっているということになる。それも彼らには全く睡眠不足の自覚はなく、従来の研究で得られた平均的な睡眠時間と同等に寝ているにもかかわらず、である。

研究チームはこうした自覚症状のない睡眠不足を「潜在的睡眠不足」と名付け、それが心身に与える悪影響を軽視してはならない、と警鐘をならしている。

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