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リンク先にある製造元の代表者(福林羊一 ブライトーン)でざっくり検索すると、以下のような記事が。
【ポタ研2017冬】デジタル研究会2 ネットワークオーディオはハブで音が変わるのか? を試聴で実証した [stereosound.co.jp]
で、結果は当然のように「音は変わる」。もちろんここで指摘されているハブはイーサネットハブなので、イーサネットケーブルを流れているのはイーサネットフレーム。でも「音は変わる」。しかも、上記の記事にある講演資料には「古いルーターに注意」ともある。ルータで音が変わる?
いやはや、頭痛が痛い。
頑張って、音が良くなると考えた場合...・ネットワークオーディオのデータ送信はUDPで送る。・UDPはデータのパケット化けは検証されない。・音声データが化けても送信先でノイズ混じりで再生される。・よって、ハブでノイズが混入or除去できるから、音が良くなったり悪くなったりする。...って可能性あるんだろうか。
この記事はイーサネットハブなのでL2の話。
UDPはL3なので、UDPのデータグラムが腐ろうがどうなろうが、L2であるイーサネットには無関係。それは、音声データをUDP化する端末と、生成された音声データと再構築して音声化する端末の性能の話になる。つまりコーデックの話に落ち着く。イーサネットにはFCSがあるので、FCSが合わないイーサネットフレーム、即ち、壊れたイーサネットフレームはイーサネットハブで破棄されるので、破棄されたイーサネットフレームの部分だけ音声が途切れることになる。もし本当に「イーサネットハブを変えれば音は変わる」なら、そのイーサネットハブは、音を変えるための何がしかの変化を、イーサネットフレームのペイロードに加えねばならないが、それはもはやイーサネットハブではなく、まったく別のデータ伝送規格のナニモノかを伝送する装置なので、ルータなり端末なり、他の装置と相互接続性が無くなるはず。
いずれにしろ、イーサネットハブで音が変わる可能性は無いと思われる。
データは同じでも、機器の消費電力変化で、電源からノイズが回りこんでくる、という方向で変化が出る可能性の指摘はよく見かけますね。
この論でいくと、パケット単位での到着時間のばらつきが発生すると、バッファリング処理が不規則になって、その消費電力の変化が可聴域のノイズになる、って線はありえそうです。ダムハブ最強説。
#私の耳はそんなの区別できない自信があるので、気にしません。
ご指摘の箇所は、送信側端末での音声データのUDP化と、受信側端末でのUDPパケットから音声データを再構築する処理での話では。
ストアアンドフォワード方式のイーサネットハブは、送信側端末から受信イーサネットフレームを受信後、バッファリングしてからFCSの正否を確認し、FCSが正しければ、MACアドレステーブルに従って該当する物理ポートへ送信する(この一連の処理が「イーサネットハブによるイーサネットフームの中継」と呼ばれる)だけの機能しか持っておらず、このときに送信間隔を調整するような機能は無い(キャリアグレードのスイッチやルータでは、QoS機能で、結果的にそのような動作となる場合はある)。間隔を開いて受信したなら、その開いた時間のままシーケンシャルに処理するだけである。
今回の記事にあるような家庭内LANでイーサネットハブが多段に接続されることは稀であろうことから、送信側端末も受信側端末もイーサネットハブに直結されていると考えられる。このようなネットワーク構成で、イーサネットフレームの受信間隔が不規則となる原因で最初に疑うべきは「送信側端末での音声データのUDP化処理で躓いて、UDPパケットの送信間隔が均一ではないのでは?」であり、イーサネットハブは無関係だと思われる。
よって、「パケット単位での到着時間のばらつきが発生すると、バッファリング処理が不規則になって、その消費電力の変化が可聴域のノイズになる」のは、受信側端末で受信したUDPのデータグラムにある音声データ再構築処理の話であって、イーサネットハブとは無関係。
もし万が一、「イーサネットハブの消費電力変化で、電源からノイズが回りこんでくる」事象が起きているならば、受信時にイーサネットフレームを壊してしまいFCSが合わず該当のイーサネットフレームを破棄するか、送信時にイーサネットフレームを壊してしまい受信側端末でFCSが合わず受信側端末で該当のイーサネットフレームを破棄することになるので、UDPのデータグラムにある音声データが欠損することで正常に再構築できず、破棄されたイーサネットフレームの部分だけ音声が途切れる(飛び飛びの音となって再生される)か、まったく再生できなくなるため、音質以前の問題となる。
> 送信間隔を調整するような機能は無い
ハブがそういう機能を持っているかどうかの話ではなく、ハブによっては「ストアしてから、フォワードするまでの時間」が一定しない」という、送信間隔がばらつくものがありえるのではないか、という話。昔の話になりますが、スイッチングハブが出たばかりの頃、ハブを通したpingのRTTがすごい不安定な(ばらつく)ハブに出会ったことがありますが、そういうのを想定。
> 受信側端末で受信したUDPのデータグラムにある音声データ再構築処理の話であって、イーサネットハブとは無関係今ここで論じているのは「イーサネットハブの違いで、音が変わるかどうか」です。「ハブがノイズの原因かどうか」ではありません。「ノイズが入るのは受信側の音声データ再構築処理の問題」であっても、ハブの違いによって音が変わりうる、ということです。
『ハブによっては「ストアしてから、フォワードするまでの時間」が一定しない」という、送信間隔がばらつくものがありえるのではないか』であれば、尚更イーサネットハブは無関係。受信側端末のイーサネットフレームもしくはパケットのバッファを大きくすることでしか解決しない。
今でも受信側端末にインストールするアプリケーションソフトでバッファの大きさを設定できるのは、そういう意味では。最近は自宅に引く回線でもベアラ速度が充分上がったので、設定しなくとも気にならない場合が多いとは思うが、大昔ならReal Playerにも、今であればVLCにもバッ
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※ただしPHPを除く -- あるAdmin
なかなか香ばしい (スコア:2, 参考になる)
リンク先にある製造元の代表者(福林羊一 ブライトーン)でざっくり検索すると、以下のような記事が。
【ポタ研2017冬】デジタル研究会2 ネットワークオーディオはハブで音が変わるのか? を試聴で実証した [stereosound.co.jp]
で、結果は当然のように「音は変わる」。
もちろんここで指摘されているハブはイーサネットハブなので、イーサネットケーブルを流れているのはイーサネットフレーム。でも「音は変わる」。
しかも、上記の記事にある講演資料には「古いルーターに注意」ともある。ルータで音が変わる?
いやはや、頭痛が痛い。
Re: (スコア:0)
頑張って、音が良くなると考えた場合...
・ネットワークオーディオのデータ送信はUDPで送る。
・UDPはデータのパケット化けは検証されない。
・音声データが化けても送信先でノイズ混じりで再生される。
・よって、ハブでノイズが混入or除去できるから、音が良くなったり悪くなったりする。
...って可能性あるんだろうか。
Re: (スコア:2, 参考になる)
この記事はイーサネットハブなのでL2の話。
UDPはL3なので、UDPのデータグラムが腐ろうがどうなろうが、L2であるイーサネットには無関係。それは、音声データをUDP化する端末と、生成された音声データと再構築して音声化する端末の性能の話になる。つまりコーデックの話に落ち着く。
イーサネットにはFCSがあるので、FCSが合わないイーサネットフレーム、即ち、壊れたイーサネットフレームはイーサネットハブで破棄されるので、破棄されたイーサネットフレームの部分だけ音声が途切れることになる。
もし本当に「イーサネットハブを変えれば音は変わる」なら、そのイーサネットハブは、音を変えるための何がしかの変化を、イーサネットフレームのペイロードに加えねばならないが、それはもはやイーサネットハブではなく、まったく別のデータ伝送規格のナニモノかを伝送する装置なので、ルータなり端末なり、他の装置と相互接続性が無くなるはず。
いずれにしろ、イーサネットハブで音が変わる可能性は無いと思われる。
Re: (スコア:1)
データは同じでも、機器の消費電力変化で、電源からノイズが回りこんでくる、という方向で変化が出る可能性の指摘はよく見かけますね。
この論でいくと、パケット単位での到着時間のばらつきが発生すると、バッファリング処理が不規則になって、その消費電力の変化が可聴域のノイズになる、って線はありえそうです。ダムハブ最強説。
#私の耳はそんなの区別できない自信があるので、気にしません。
Re:なかなか香ばしい (スコア:0)
ご指摘の箇所は、送信側端末での音声データのUDP化と、受信側端末でのUDPパケットから音声データを再構築する処理での話では。
ストアアンドフォワード方式のイーサネットハブは、送信側端末から受信イーサネットフレームを受信後、バッファリングしてからFCSの正否を確認し、FCSが正しければ、MACアドレステーブルに従って該当する物理ポートへ送信する(この一連の処理が「イーサネットハブによるイーサネットフームの中継」と呼ばれる)だけの機能しか持っておらず、このときに送信間隔を調整するような機能は無い(キャリアグレードのスイッチやルータでは、QoS機能で、結果的にそのような動作となる場合はある)。間隔を開いて受信したなら、その開いた時間のままシーケンシャルに処理するだけである。
今回の記事にあるような家庭内LANでイーサネットハブが多段に接続されることは稀であろうことから、送信側端末も受信側端末もイーサネットハブに直結されていると考えられる。このようなネットワーク構成で、イーサネットフレームの受信間隔が不規則となる原因で最初に疑うべきは「送信側端末での音声データのUDP化処理で躓いて、UDPパケットの送信間隔が均一ではないのでは?」であり、イーサネットハブは無関係だと思われる。
よって、「パケット単位での到着時間のばらつきが発生すると、バッファリング処理が不規則になって、その消費電力の変化が可聴域のノイズになる」のは、受信側端末で受信したUDPのデータグラムにある音声データ再構築処理の話であって、イーサネットハブとは無関係。
もし万が一、「イーサネットハブの消費電力変化で、電源からノイズが回りこんでくる」事象が起きているならば、受信時にイーサネットフレームを壊してしまいFCSが合わず該当のイーサネットフレームを破棄するか、送信時にイーサネットフレームを壊してしまい受信側端末でFCSが合わず受信側端末で該当のイーサネットフレームを破棄することになるので、UDPのデータグラムにある音声データが欠損することで正常に再構築できず、破棄されたイーサネットフレームの部分だけ音声が途切れる(飛び飛びの音となって再生される)か、まったく再生できなくなるため、音質以前の問題となる。
Re:なかなか香ばしい (スコア:1)
> 送信間隔を調整するような機能は無い
ハブがそういう機能を持っているかどうかの話ではなく、
ハブによっては「ストアしてから、フォワードするまでの時間」が一定しない」という、送信間隔がばらつくものがありえるのではないか、という話。昔の話になりますが、スイッチングハブが出たばかりの頃、ハブを通したpingのRTTがすごい不安定な(ばらつく)ハブに出会ったことがありますが、そういうのを想定。
> 受信側端末で受信したUDPのデータグラムにある音声データ再構築処理の話であって、イーサネットハブとは無関係
今ここで論じているのは「イーサネットハブの違いで、音が変わるかどうか」です。「ハブがノイズの原因かどうか」ではありません。「ノイズが入るのは受信側の音声データ再構築処理の問題」であっても、ハブの違いによって音が変わりうる、ということです。
Re: (スコア:0)
『ハブによっては「ストアしてから、フォワードするまでの時間」が一定しない」という、送信間隔がばらつくものがありえるのではないか』であれば、尚更イーサネットハブは無関係。受信側端末のイーサネットフレームもしくはパケットのバッファを大きくすることでしか解決しない。
今でも受信側端末にインストールするアプリケーションソフトでバッファの大きさを設定できるのは、そういう意味では。最近は自宅に引く回線でもベアラ速度が充分上がったので、設定しなくとも気にならない場合が多いとは思うが、大昔ならReal Playerにも、今であればVLCにもバッ