岡本太郎の壁画に「原発事故」が付け加えられる 81
ほぼ日にある「明日の神話」と違うのはなぜだろう 部門より
simon 曰く、
JR渋谷駅と京王井の頭線渋谷駅を結ぶ連絡通路に展示された岡本太郎の壁画「明日の神話」の右下端に、福島第一原発事故を想起させる絵が付け加えられていたことが5月1日までにわかった( 東京新聞の記事、 asahi.comの記事、 YOMIURI ONLINEの記事 )。
付け加えられていた絵は、骨組みになった建物が黒い煙を上げる様子をベニヤ板に描いたもの。通報を受けた渋谷署が同日夜までに撤去した。オリジナルの壁画と並べて貼り付けられていたが、壁画自体に傷などの被害はみられないとのこと。色や絵柄などは元絵に一体化しており、もともとそんな絵だったかのようにも見える。
#この「明日の神話」という壁画は1969年にメキシコシティのホテルのために描かれたもので、死の灰を浴びた第五福竜丸をテーマにしている。その片隅に同じ核の悲劇を付け加えたイタズラ者のセンスはなかなか卓越しているとタレコミ子は思う。ナイスハック!
もとのテーマに沿っているし (スコア:4, すばらしい洞察)
なんせ岡本太郎の絵なんでしょ。
というか、通報した人って心の余裕がないんじゃないかとさえ思ってしまう。
こういうのは見て見ぬ振りをして楽しむもんですよ。
Re:もとのテーマに沿っているし (スコア:1)
もとのテーマに沿ってなんかいないでしょう。
福島の原発を想起させるものが描かれているだけ。
この絵は、事件記事の挿絵ではありません。
だいたい「新しい絵」というなら、全部自分で描けばいいんです。
30m幅でとは言わないから、自分の解釈で全部を描いて、そこに福島原発でも“もんじゅ”でも敦賀でも描けばいい。
このレベルではしょせん「ちょっと面白い悪戯」ですよ。
この程度のことに目くじら立てることはないという点については同意します。
Re:もとのテーマに沿っているし (スコア:2)
第五福竜丸を想起させるものも描いてありますし。
> 全部自分で描けばいいんです。
いや、自身を主張せずいかにも最初からあったようにすみっこにひっそりいたことが大事なんです。
一枚の絵でしっかり書いたとしても多分たいした作品にはならないでしょう。
絵のうまい下手ではなく、そこにあることがポイントだと思います。
その絵がうまくない、というよりもふざけている印象があるからこそ、そのなじみ具合がおもしろいのだと思います。
やった本人はそこまで考えてなく、ただのいたずらだったにしても私はそう感じました。
テーマに沿ってないでしょう。 (スコア:2)
「こんな惨状にも決して負けない!」と言う復興の「みなぎる力、溢れるエネルギー」が岡本太郎さんです。
「明日の神話」は、恐怖と混沌を描いたマチスピカソさんの「ゲルニカ」とは違います。
題材が「負」の状況ですが主張はそこでは無いのです。
今回の「付け足し」が「復興の力や願い」を込めとしたものなら「沿ってる」でしょうけど、
象徴化されずに具象のままだったアレにはそういった意図は感じられませんでした。
# #1947042に「フレームのもと」が付けられていることがとても残念です。
Re:もとのテーマに沿っているし (スコア:2, すばらしい洞察)
解釈するかは個人の自由といいつつ、全体では自分の解釈と異なる解釈は許さないって文章になってません?