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ロボット

ロボットが人間を「愛する」ことは可能か? 98

ストーリー by headless
so-i-rub-u-robbie 部門より

capra 曰く、

「Lovotics」は「Love」と「Robotics」を組み合わせた造語で、人間-ロボット間の愛情に関する新しい研究分野だ。シンガポール国立大学の人工知能研究者、Hooman Samani氏は人間とロボットの間に愛情を培うことが可能だと考えている (LovoticsExtremeTechの記事本家/.)。

Samani氏は11本の研究論文を通じて、愛情の背後にある生理的および心理的なシステムをシミュレートする人工知能の仕組みを考案し、開発に着手した。人間の「恋人」に対する感情の変化を再現するため、生理的な面では愛情に関連する4つのホルモン(オキシトシン、ドーパミン、セラトニン、エンドルフィン)の増減をシミュレートし、心理的な面では脳の状態をシミュレートする人工知能が搭載された。これによりSamani氏のロボットは、R2-D2のようなビープ音、動き回る方向や速度、振動、LEDの色などを使用して感情を表現できるようになっている。

研究の最終目的は人間とロボットとの関係において新たな時代を切り開くことだそうで、インターネット上の友人や飼い犬との間に築くのと同様に、ロボットとの間にも特別な関係を築ける日が来るかもしれない。

この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。
  • by loser(japan) (38750) on 2011年07月03日 16時19分 (#1981117) 日記
    それは果たして感情的な愛なのであろうか、それともただのプログラムなのであろうか。
    とかなんとか真剣に考えずに
    「やった!嫁が3次元にやってくるよ!!」などと即座に考える自分が痛ましい。
    いや、「2つで充分ですよ」のネタも並行的に浮かんだのですが、
    それは他のどなたかにお任せしますのです。
    • by greentea (17971) on 2011年07月03日 18時55分 (#1981186) 日記

      感情だって、ただのプログラムかもしれんのです。

      --
      1を聞いて0を知れ!
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      • by Anonymous Coward on 2011年07月03日 23時36分 (#1981259)

        精神疾患の一種ですよ。
        # わけがわからないよ!

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      • >感情だって、ただのプログラムかもしれんのです。

        ストーカーやある種の犯罪者さんはプログラムミスだとしたら、プログラマを訴えなきゃ。
        捕まった人は矯正プログラムとやらで書換えられてるのか。

        ロボットに愛を仕込む前に三原則を仕込んどかないとやばいかも。

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      • by BIWYFI (11941) on 2011年07月04日 11時42分 (#1981422) 日記

        プログラムよりもデータが重要って事に気付かないとね。
        定数埋め込むだけのなんちゃってPGなら兎も角、実際の処理は、プログラム(アルゴリズム)よりも、処理するデータの方が実体なんだから。
        //プログラムは静的でデータは動的

        そもそも、人間の脳細胞の処理アルゴリズム自体は、極めて単純なことは判明してる。
        ただ、処理するデータと素子数が膨大で、単純にノイマン型プログラムでは真似出来てない。
        厭らしいのは、全並列処理の上に、処理データ自体で素子の閾値が変化して実効的なアルゴリズムが変化する事。
        ま、この辺は、ちょいニューロ関係を調査すれば、いかにデータがクリティカルに重要か分かるかと。

        感情もどきをプログラムで真似る事は割合簡単だけど、所望の挙動を示す様なパラメータの設定と関係式がどんなものかを考察すれば、パラメータ数がドンドン増大して、気楽に「感情はプログラム」なんて言切れなくなると思うけどね。

        --
        -- Buy It When You Found It --
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        • by greentea (17971) on 2011年07月04日 12時23分 (#1981441) 日記

          複雑でも、プログラムはプログラムです。

          いつの日か、コンピュータで脳細胞モデルをエミュレートすることはできるでしょう。
          少なくとも、計算機理論の上では可能です。

          ただ、脳細胞モデルをエミュレートできれば感情ができたことになるのかは、
          今のところ、分かりようのないことです。

          --
          1を聞いて0を知れ!
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    • by miishika (12648) on 2011年07月03日 17時34分 (#1981147) 日記
      ロボットが人間に近付くと、異性の好みも周りの人間と同じになる→現実世界でモテない人はロボットにもモテないという結論になる気がして、手放しでは喜べません。
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    •  dodongaです。

       リアルドリル? ドリルとロボは男のロマン!

      --
      閑話休題
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  • by Anonymous Coward on 2011年07月03日 16時50分 (#1981126)

    その定義を決めずに議論してもしょうがないんでは?

    たとえば、人間を検知したら愛していますと音声を流す、なら別に今すぐにでもできるでしょう。
    好きと記録した人間が近づいたら処理モードを喜びに変えることもできるでしょう。
    でもそれって、人間が近づいてきたら照明を付けるのと何が違うのと?

    逆に、長い間使われていない機械が久しぶりに電気を入れられて調子が悪いだけで、こいつ拗ねてるな?
    特定の人が操作するときだけ上手くいくのは、こいつ誰々が好きなのか?
    と思うこともできます。

    どちらが「愛」らしいかと言われたら、私は後者のほうに愛を感じます。 人間の解釈しだいということです。
    だから、「愛する」ことができるか?なんて「愛」を定めずに議論しても仕方が無いでしょう。

    # あと、20年もすれば、「私はAさんよりもBさんに使ってほしいんだけど・・・」という自己判断をするAIは出てきそうな気がします。それ「愛」と呼ぶかはさておき。

    • by inouek (31502) on 2011年07月03日 17時17分 (#1981137)
      特定対象について、他との差別・区別。別にランダムでもいいけど、こだわるなら「埃を払ってくれた」「n秒以上視線を向けた」などのテーブルに合致するしきい値を超えたらフラグ ≒恋 →対象の特定

      特定した対象についてデータ収集&近接するよう指向性をつける。蓄積データ量 ≒情 →この人じゃなきゃダメ

      蓄積データによる、予測による先回りや予測 ≒理解 →自分に対する先回り予測と対象者の行動の合致のポイント化 ≒相互理解

      蓄積データの多い対象者が近くにいない → 行動の非活性化 ≒さみしさ → 時間あたりの処理数が閾値以下 → printf「さみしい」

      十分愛情をプログラムで表現できるな。パターン増やして複雑性を上げていけばいけそう。
      --
      ---------------------------- うちの猫は、ながぬこ
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    • by paprika (5024) on 2011年07月03日 18時51分 (#1981183) 日記

      Artificial Intelligence の略

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    • by Landie(GRG) (6950) on 2011年07月03日 20時28分 (#1981213) ホームページ
      ヒトがモノに向ける愛情と、モノがヒトに向ける愛情とは、同種のものなのか?という問題もありますね。
      件の研究結果の成果物は、ヒトとペットの関係のほうに近いんじゃなかろうか。

      猫と同居してる方々にはまた異論もあるかもしれませんが、
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  • 片思い (スコア:2, 興味深い)

    by hahahahafa (42700) on 2011年07月03日 18時42分 (#1981178)

    こっちが愛せば答えてくれるけど、向こうから片思いされるってことはシステム上ありえないわけで、
    結局ペット以上にはならない。これじゃあ人間と同じ立場には立てない。

    • Re:片思い (スコア:3, 興味深い)

      by nojiri (27623) on 2011年07月04日 1時56分 (#1981285)

      アイザック・アシモフのファウンデーション・シリーズにも、そんな題材があった。

      ----たぶんネタバレ注意------

      ハリ・セルダンはドーズ・ヴェナビリに恋をするのだが、彼女は応えない。
      セルダンは彼女がロボットではないかと推測しているので、その仮定に立って彼女はセルダンを説得する。
      高度に発達したAIは人間の恋と愛を理解するものの、それは知識に過ぎず、共感することはできないだろう。もちろん、恋することもないだろう。
      しかし、セルダンはそれでもドーズが欲しいと云う。自分を失恋させることは人間を傷つけないというロボット三原則に反するのではないか、と。
      ドーズは唐突にセルダンの愛を受け入れ、自分も彼を愛していると告白する。
      …という展開だったと思う。

      ロボットが人間を愛することはなくても、愛しているように見せることはできて、人間にはそれで十分なのかもしれん。
      アシモフはこのネタが好きなのか、ロボット物の作品で何度も使っています。

      # この関係でペット以上にならないのは、人間のほうだったりして。

      親コメント
  • こういう場合もロボットである必要性とは何なんでしょうね。
    print "I love you."
    の様なソフトウェアでも良いわけですし。

    出力デバイスの違いかなとは思いますが、相手に伝えなくても愛している状態になりうつのですから
    まったく出力デバイスのないCPUとメモリだけで
    var loveToHim = true
    でもソフトウェアが愛をもっと事と言い張れば言えなくもないきがします。

  • 日本漫画が既に通った (スコア:1, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward on 2011年07月03日 16時59分 (#1981129)

    「ぼくのマリー」 1995-1997 理想の女の子をロボットにして妄想していたら、そのロボットが実体化して理想の女の子と競合したよ!
    「ちょびっツ」 2000-2002 突然やってきたロボットが理想の女の子だよ!いいよ、もう、ロボットの子のほうが可愛いよ!

    これ以上どうすれと?

  • 2001 年に公開されたスティーヴン・スピルバーグ監督の「A.I. [wikipedia.org]」は、ロボットに愛させること、愛を理解させることについて描いた作品だったのですが、どちらかというハーレイ・ジョエル・オスメント君の涙目なかわゆさに悩殺されるだけの作品としてしか評価されてない気がするんですよね……。

    冒頭で科学者が、上記コメントにもあるような「愛とは何か」について議論し合うところから始まるんですけど (うろおぼえ) 、「愛を実現していない生身の人間」と「愛を実現したロボット」を並べて提示して「さあ、どちらがより「人間」らしいか」ということを問いかけて、人間の感情が生まれる源泉について鋭く示した作品、と僕は個人的に評価しております (うろおぼえ) 。そういうプリミティブな衝動についての個人的洞察を物語にくるんで提示する手法は実にキューブリックらしいなあとも思ったものです。

    --
    Hiroki (REO) Kashiwazaki
  • いろんな愛がある (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2011年07月03日 17時57分 (#1981157)

    「この子(人類)はこのまま生きていちゃダメだ!」

    そして、過激な愛を抱いたロボット達とそれを理解できない人類との果てしない戦いが開始されるのであった。

  • エロゲと変わらん (スコア:1, おもしろおかしい)

    by Anonymous Coward on 2011年07月03日 18時35分 (#1981174)

    このロボットはギャルゲー(エロゲ)のヒロインと比べて、
    そのセンサーと感情表現が多彩なだけであって、
    アルゴリズムによって動いてるという点で本質的に同じだと思う。

    このロボットで相思相愛が生まれると本気で考えてる人なんているのか?

  • 問題は人間がロボットを愛するかどうかだ。

    #とりあえずBigDogは愛せそうにない

  • by TomBu (11289) on 2011年07月03日 21時36分 (#1981231) 日記

    銀色の恋人 [wikipedia.org]は?

    というか知識をひけらかしあう場になってしまってるな。

  • by numa (4467) on 2011年07月04日 3時05分 (#1981292) ホームページ 日記

    「Lovotics」は「Love」と「Robotics」を組み合わせた造語で、(中略)
    シンガポール国立大学の人工知能研究者、Hooman Samani氏は

    シンガポールにいるくせに、東洋人に聞き分けにくい名前をつけるコイツは何者だ?

    ……と思ったのは俺だけか。

    • by flutist (16098) on 2011年07月04日 10時23分 (#1981362)

      もしかして日本人研究者の発音する「Robotics」が何度聞いても「Lovotics」に聞こえる、あたりが出発点だったりして。

      で、たくさんでてる日本の漫画(と「11本の研究論文」)を読みあさって今に至る、みたいな。

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  • by Anonymous Coward on 2011年07月03日 16時16分 (#1981116)

    ちっちゃくてモコモコでモフモフなものは可愛がる対象というか保護欲をそそるように生物学的に出来ている物だと思うのだ(掃除機のルンバだってモコモコでモフモフなら十分かわいい、丸いけど金属テカテカだからタダの馬鹿掃除機なのだ)、その対象が自分を愛してくれるかどうかとは関係無いのに
    なんか動物と子供つかった映画のずるさ丸出しでコメントに困ったのでAC(ぽぽぽぽーん)

  • by Anonymous Coward on 2011年07月03日 16時50分 (#1981127)

    その前に「生命」と「愛」の定義をしないと。

    地球上で炭素基生命体が発達したからと言って、珪素基生命体や
    チーラみたいな核反応ベースの生命体だって発達しないとも限らないわけで。
    どこまでが生物でどこまでが機械なのかも未定義な状態で、
    「機械が愛する云々」というのは言葉遊びにすぎんでしょう。

    • by Anonymous Coward

      三つにわけてみる。

      (1) 愛するという感情
      何かを想うときに「快い」とする、つまりそれを求めるという性質を持たせるということ。欲望と同じ?

      (2) 何を愛するか
      その「何か」にどういうものを選ぶか。

      (3) どう表現するか
      私の気分的には比較的どうでもいいんだけど、一応指摘。

  • by Anonymous Coward on 2011年07月03日 17時22分 (#1981140)
    ロボットの挙動が高度化すれば"I love you"と言われて、愛されてると感じられるようになるんだろうか?

    #逆に、そっちがクリアできれば解決なのかなあ。
typodupeerror

長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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