米国際通商裁判所、袖付き毛布は衣服ではないとの判断 36
ストーリー by headless
保温 部門より
保温 部門より
毛布に袖を付けて着ることができるようにした製品は衣服ではなく、あくまで毛布であるという略式判決を米国際通商裁判所が下している(判決文、
Bloomberg BNAの記事、
The Vergeの記事)。
袖付き毛布製品は複数発売されているが、本件はAllstar Products Groupが2009年に発売した「Snuggie」という製品に関するもの。裁判所が判断するような問題ではないようにもみえるが、米国に輸入する場合の関税率は毛布の8.5%に対し、衣類では14.9%となる。Allstarはインボイスに毛布である旨を明記していたにもかかわらず、2010年に米税関が「その他の衣類」に区分。異議申し立ても却下されたため、Allstar側が米政府を提訴していた。
Snuggieは日本の「かいまき」を後ろ前に着るような感じだが、かいまきによくみられる半纏や着物のようなカッティングは施されておらず、袖のついた長方形のフリース生地を体の前から掛けて使用するものだ。Mark A. Barnett判事は、Snuggieの背中側が閉じておらず、体にフィットするという要素もないため、衣類として区分するには不十分だと指摘。また、原告のAllstarはSnuggieを毛布として商標登録しており、製品パッケージやテレビCMなどでも毛布として使用する様子を描いている。小売店でも寝具類として扱われ、衣類として扱われることはない。袖は毛布を掛けたままで手が使えるようにしたもので、保温のために体に掛けて使う大きな布という毛布の主な機能が変わることはないと判断している。
袖付き毛布製品は複数発売されているが、本件はAllstar Products Groupが2009年に発売した「Snuggie」という製品に関するもの。裁判所が判断するような問題ではないようにもみえるが、米国に輸入する場合の関税率は毛布の8.5%に対し、衣類では14.9%となる。Allstarはインボイスに毛布である旨を明記していたにもかかわらず、2010年に米税関が「その他の衣類」に区分。異議申し立ても却下されたため、Allstar側が米政府を提訴していた。
Snuggieは日本の「かいまき」を後ろ前に着るような感じだが、かいまきによくみられる半纏や着物のようなカッティングは施されておらず、袖のついた長方形のフリース生地を体の前から掛けて使用するものだ。Mark A. Barnett判事は、Snuggieの背中側が閉じておらず、体にフィットするという要素もないため、衣類として区分するには不十分だと指摘。また、原告のAllstarはSnuggieを毛布として商標登録しており、製品パッケージやテレビCMなどでも毛布として使用する様子を描いている。小売店でも寝具類として扱われ、衣類として扱われることはない。袖は毛布を掛けたままで手が使えるようにしたもので、保温のために体に掛けて使う大きな布という毛布の主な機能が変わることはないと判断している。
ヒモは衣服ではない (スコア:2, 興味深い)
あの女神様の紐、これも衣服ではないですね。
・いや、衣服の一部という意味で衣服である
・むしろ本体
Re:ヒモは衣服ではない (スコア:1)
日本の場合、繊維製品ならこちらの表
http://www.customs.go.jp/tariff/2017_1/data/j_56.htm [customs.go.jp]
が適用されて、多くの国からは無税になりますね。
革製品だったとすると
http://www.customs.go.jp/tariff/2017_1/data/j_42.htm [customs.go.jp]
どこの国から輸入するかで結構変わってきます
Re: (スコア:0)
つまり革を繊維にして作れば無税に(どんなんだ)
Re: (スコア:0)
六尺褌の仲間じゃね
かいまき? 丹前ではないの? (スコア:2, 興味深い)
と思ってぐぐったら、
丹前 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%B9%E5%89%8D [wikipedia.org]
> 日本の東北地方、北海道地方では、掻巻(寝具)のことを丹前と呼ぶ。
成る程、日本の一部地方では丹前のことをそう呼ぶのか。
Re: (スコア:0)
「かいまき」ってはじめて聞いた。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
うちの祖父母も「たんぜん」と言ってたな(静岡生まれ静岡育ち)
Re:かいまき? 丹前ではないの? (スコア:1)
サインを割ることコサインは
衣類とはなにか (スコア:2)
意外と奥が深い気がしないでもない
Re:衣類とはなにか (スコア:1)
衣類は人類の進化と共ににありましたからね(キルラキル的見地
Re: (スコア:0)
ではいちじくの葉っぱから議論を始めますか
Re:衣類とはなにか (スコア:2)
米国際通商裁判所が、いちじくの葉っぱは衣類なので関税をかけると言い出しかねない
総合的には異論無し (スコア:1)
一つ一つの要素だけ見ると、「そういう点が判断に影響するのか」と思ったりしますね。
形状とかカッティングとか登録とか売り方とか……そういった要素の積み重ねで「寝具にまちがいない」という結論が出ると。
かいまきでググったら「かい巻き布団はamazonで」が真っ先に出てきましたが
こんなの [amazon.co.jp]見ると、衣服じゃないかと思う人が居ても仕方ないかもしれないと思います。
#いやこれは写真が良いから?
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:総合的には異論無し (スコア:2, おもしろおかしい)
これは床清掃用具でしょ。
Re: (スコア:0)
浴衣は衣類だよね。バスローブもやっぱ衣類だろう。
毛布は衣類じゃないよね。
まさにその間を線引きする判例ってことでいいのかな。
こういう「寝袋」なんかもグレーゾーンだと思う。 https://www.amazon.co.jp/dp/B019SIRPJI/ [amazon.co.jp]
レインウェアやレインポンチョは、「(広義の)衣類」だよね。
ではこれは? → 「mont-bell カモワッチテンチョ」
https://webshop.montbell.jp/goods/d [montbell.jp]
Re:総合的には異論無し (スコア:1)
ふんどしは紐がついた布で通りそう。
西欧人はまさかあれが下着だとは思うまい。
Re: (スコア:0)
あれはサメよけの潜水具だったはず。
#現代のファッションフンドシにサメよけ効果が残っているのかは知らない。
Re: (スコア:0)
六尺なら文句なしにただの布で通りますよ
Re: (スコア:0)
毛布の8.5%、衣類では14.9%
つまり、毛布かつ衣類なので、それぞれ分を課税して、23.4%が妥当なところだな。
ドレスタオルは (スコア:1)
ドレスタオル(タオルドレス?)はドレス扱いなのかタオル扱いなのか
毛布地ポンチョ (スコア:0)
当然毛布扱いだよな。
Re: (スコア:0)
コタツは体の一部。
Re: (スコア:0)
歩ける寝袋は
Re: (スコア:0)
もちろんアウト
歩ける寝袋だからね
寝袋にもなる服ならセーフかもね
キングジムのあれ (スコア:0)
着る布団&エアーマット | オフィス環境改善用品 | ファイルとテプラのキングジム [kingjim.co.jp]
この判断基準だと、こっちは衣類になりそう。
#そもそも「毛布」ではないか
めんどくせえ! (スコア:0)
関税うぜえ!
暖かさでは毛布より防災シートの方が温かいんだよな
袖ついてなくてもかぶってるだけで結構暖かいよ
軽いし安いし
通気性がないのが難だけど
長時間だと蒸れる
だから少しはだけ気味のほうがかえっていい
災害時でなくても便利だよ
Re: (スコア:0)
アルミシートを布団の上に敷いた上の触感が、程良い弾力感で好きだった。
(沈む布団は苦手)
かいまきも衣服扱いされそう (スコア:0)
かいまきも衣服と判断されて関税とられそうですね。
あとはこれ [google.co.jp]とかも微妙なラインです。
本来なら (スコア:0)
半纏状の毛布が、服か布団かなどどーでもいいことだ。両方に使うんだから。
みんな税制が悪いんよ。
Re:本来なら (スコア:1)
その関税がなかったら国内の衣類産業は壊滅するけど、
それでもいいの? _(:3 」∠)_
中国製やっすーい!っていっても関税かけても安いから
向こうで作ってるんだよ!! ほんと日本人の労務費ってどれだけ高いんだろう
Re: (スコア:0)
Re:本来なら (スコア:1)
日本人が日本製を買うのは同じ値段で同じ品質だと判断したら、だろ?
はなから違う値段だったら安い方買うだろうし、まして安くても一定の品質を
保ってるんだったら最初から高い日本製なんて選択肢にも入らないよ。
だけどボッタクリさっさと壊滅させろとはいえないなー
なんとかして生き残れるとは思うけど、もうマスじゃなくニッチでしか
場所はないと思うんだ。
Re: (スコア:0)
>日本人が日本製を買うのは同じ値段で同じ品質だと判断したら、だろ?
この前提がまず破綻しているので理屈になってない
Re: (スコア:0)
関税無くさなくてもいいけど、細分化しすぎるとめんどくさいなとは思う。
あとこういうのは用途じゃなくて、布をどれだけの量・割合で使った物といった客観的にわかる基準で分けるわけにはいかないのかな。
Re: (スコア:0)
LCCの機内持ち込み制限を回避するため、ポケットがいっぱい付いた服もどきの商品なんかもありましたね。