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書籍

全面ガラスタイプの図書館の蔵書が青白く退色。ネットで話題に 113

ストーリー by nagazou
箱モノ優先の結果 部門より
あるAnonymous Coward 曰く、

朝日新聞の記事によると、長野県茅野市民館図書室の構造と蔵書の現状が最近、ネットで話題となっているそうだ。

JR茅野駅に隣接する同図書室は、細長い部屋の両側面がUVカットガラスを用いた全面ガラスとした結果、今日では蔵書の背表紙が外からの紫外線で退色し、青色に変色しているらしい。

朝日新聞の取材に対し、同図書室の関係者は、「標高が高かったので紫外線が特に強かった」、「UVカットガラスやロールスクリーンを使ったが日差しの強さが予想以上だった」等と説明しているそうだが、このような設計では標高に関係なく、本に直射日光が当たるのは自明であり、個人的には理解し難い。皆様はどう思うだろうか。実際に見た方、あるいは図書館以外も含め同様の事例を知っている方はいるだろうか。

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  • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 14時50分 (#3978010)

    標高数メートルの神保町ですら日射による日焼け対策している
    高山だから、は言い訳にならんだろうな

    #記憶がおぼつかないがカレー屋のある通りの本屋は南向きだったか…?

    • by NOBAX (21937) on 2021年02月15日 15時42分 (#3978061)
      というのは有名な話
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    • by Anonymous Coward
      コンビニの書籍コーナーはおしなべて窓際にある。
      そもそもコンセプトが違う。
  • by khwarizumi (30601) on 2021年02月15日 16時23分 (#3978083)
    この辺りは冬はかなり冷え込む土地柄のようですが、
    ガラス張りのせいで冬は建物内でも寒く、夏は日照りで暑い、
    居住性についてもかなりイケてない建物ということでした。
    • そーいや横浜市の日吉付近にできたアップルの建物も全面ガラス
      そしてブラインドみたいなのが全面で内側に並んでいて中なんか見えないし、ガラスの意味が…
      オサレ感と実用の両立って難しいな

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    • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 17時14分 (#3978147)

      議会でのやりとりを抜粋すると、地元の認識はこんな感じ。

      茅野市 平成26年 12月 定例会 12月09日
      ◆4番(伊藤勝) あと、そこの市民館の図書館というんですか、図書室というんですか、ちょっと呼び方がわからないのだけれども。あそこは日が入っちゃって、すごく図書が白茶けているのだけれども、いっぱい人はいるんだけれども、本を愛する人から見るとあれはもう涙を流しますよね、あの光景は。あれは何とかなるのかね、ちょっとそこら辺を。

      ◎生涯学習部長(木川亮一) 市民館の図書コーナーについては、指定管理者にお願いしているんですが、確かにああいう構造でございますので、図書を置いておけば当然日に焼けているというのは、当時から心配されたことではございます。事実、図書が焼けているのも事実でございます。具体的にあそこに全部、例えばロールスクリーンをやるとかということになると、またかなりの費用もかかりますし、また、市民館を建てたときのコンセプトみたいなものにも反する場合もありますので、今のところ具体的な、どうしようこうしようという計画はないのが現状でございます。

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    • by Anonymous Coward on 2021年02月16日 21時00分 (#3979134)

      茅野といえば寒天の産地だな。

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  • 913.6 (スコア:2, 参考になる)

    by Anonymous Coward on 2021年02月15日 14時55分 (#3978018)

    資料的価値の低いジャンルの本は、別にどうでも良くない?
    少なくとも市民以外は外野だからどうこう言う権利はないと思うね。

    (1点ものでその図書館しか無いとか、そういうのは閉架で禁帯出にして大事に仕舞ってるんだろ)

    茅野市民館図書室

    茅野|市民館|図書室 なのね

    民間とは漢字が違うから一瞬?になったのと、市立図書館はないのか?と思ったら別にある。
    市立図書館がまともなら困らないのでは。

    茅野市図書館
    長野県茅野市玉川500番地

    茅野市民館図書室
    長野県茅野市塚原一丁目1番1号

    http://www.chinoshiminkan.jp/library/index.htm [chinoshiminkan.jp]

    図書貸出冊数の推移など、その他の情報については、茅野市図書館ホームページを参照ください。

    図書貸出冊数の推移
    https://www.city.chino.lg.jp/site/toshokan/889.html [chino.lg.jp]

    令和元年度
     本館
      児童 41,226冊
      一般 188,151冊

     市民館図書室
      児童 1,474冊
      一般 6,151冊

    うん、まぁ、そういうことでしょ。(とりとめなくなったが書き直すのも分けるのも面倒なのでそのままポチー)

    • by hanzo (32334) on 2021年02月15日 21時48分 (#3978402) 日記
      この図書室、行ったことがあります。
      元コメにあるように、貸し出しメインというよりも、ちょっと立ち寄って本を読んでもらうことを目的としている感じでした。くつろぎスペースとしては、開放感があって心地いいところでしたよ。図書館で借りた本をここで返却できるのもポイント高いです。
      とはいえ、本が全部色褪せてて、タイトルもよくわからん状況には、心が痛んだし、そのことが一番印象に残っちゃってます。

      割と似たコンセプトが、群馬県の太田駅前の市立美術館・図書館ですかね。ここも茅野ほど極端ではないですが、ガラス張り。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 15時11分 (#3978031)

      ケースバイケースで、本の置き場には、人間に住みよい明るい部屋と、図書に住みよい書庫と、その中間が連続的にあると思います。

      紫外線というより可視光でも、赤っぽい色素は退色するのは、そこそこ知られていると思います。

      今回の場所は、本が住みよい部屋というより、人間が住みよい明るい部屋に本を置いたので退色したようで、長期保存しなきゃならない本ではなく、消耗品よりの本と思われます。それなら、人間が住みよい、明るい場所に本を置くという選択もなくはないかもです。

      二度と手に入らない本なら、日光の当たらない閉架に保存すりゃいいけど、アクセスしにくくなります。

      関連して…国会図書館なんかは、本のカバーを捨てて、本体のみで保存してますが、それはそれで一見識だと思います(異論も多いようですが)。『カバーしかない本 [ankokudan.org]』とか。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      > 少なくとも市民以外は外野だからどうこう言う権利はないと思うね。
      そんな事はない

    • by Anonymous Coward
      とりあえずだけど、
      退色していると、目当ての本が探しずらくなりそう

      文庫の棚が出版社別でなく著者あいうえお順で、背表紙の色が区別できない本屋を想像してみる
    • by Anonymous Coward

      わー、青くなっちゃったってだけですね。
      本の保管体制を評価するにあたり、図書館であるかそうでないかは大きな違いだと思います。

    • by Anonymous Coward

      そうだね。外野だから正面からどうこう批判は言わないことにするけど、こんなん建てて喜んでるお土地柄なんだねとは思うのは自由だからそうしておく。
      この予算を通したのもまた市民が選んだ代表者ですから。

  • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 15時09分 (#3978029)

    UVカットの窓ガラス 紫外線カットガラス・UVカットフィルムの効果 [jbr.ne.jp]」

    • 透明ガラス(フロートガラス)厚さ6mm - 透過率61%
    • 熱線吸収ガラス ブロンズ6mm - 18%
    • 合わせガラス 厚さ3mm+3mm ー 0.1%
    • Low-E複層ガラス 厚さ3mm+中空層12+ガラス3mm - 24%
  • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 14時45分 (#3978008)

    有名になればなるほど利用する人のことは考慮しなくなる法則

  • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 14時51分 (#3978011)

    本文で「市民館図書室」と書いてるのに、なぜ見出しでは「図書館」になっているのだろう

  • 商品を守る気がなさそうな2時間会食生足モデルに紫外線ランプの場合はモデルには過失がなく紫外線ランプを設置した店が全部悪かったらしいので、今回は当然紫外線を出す太陽が全部悪いのだろう。図書室は悪くない。

    # そんなわけあるかい

  • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 14時37分 (#3978000)

    UVカットガラスや、紫外線防止フィルムで、
    紫外線量を減らしたりすればいい気がするよ

    • 本文にある、図書館の関係者弁と同様の勘違いですね。
      (図書館関係者が悪いというよりは、設計者も含めた全員の無知ですが)

      光で化学反応(この場合は色素の分解・褪色)が生ずるには、光吸収が必要です。
      逆に言えば、光吸収すれば化学反応が生ずる可能性があります。
      紫外線はエネルギー的が高く、紫外領域に光を吸収する物体が多いので、
      褪色の主原因として挙げられてますが、紫外光じゃなきゃ反応しないわけではない。

      当然、印刷物は可視光を吸収してます、だから人の目で印字物として認識されるのです。
      紫外光カットが万能と思い込むのはやめた方がいいですね。

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    • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 15時28分 (#3978048)

      可視域でも褪色するからそれもあるのでは?お店で至近距離でLED照明に当たる部分は青くなってる。可視光含めさらに大幅に透過率を下げるべきではないか。

      親コメント
    • by Anonymous Coward

      UVカットガラスを用いたって書かれていますね。
      UVカットガラスの効果を以てしてもこうなるってことの様ですが、
      標高の高さに由来する紫外線量ってそんなに凄いんでしょうか。

  • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 14時37分 (#3978001)

    家の窓際の本棚、車内に置きっぱなしの雑誌。

    • by Anonymous Coward

      車の中に地図を置いとくとどんどん色あせてきますよね。
      まあ表紙なんて色あせても困る事は無いんだけど。

      # という記憶もナビを使うようになって色あせてきた…

  • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 14時57分 (#3978019)

    そういう割り切りで環境重視ってのもあるんじゃないかね
    これが稀覯本置き場とかならいざ知らず、普通の本でしょ

    そりゃ簡単に手が打てるなら打てばいいと思うが、簡単ではないようだしなぁ

    • by qwerty (20776) on 2021年02月15日 16時36分 (#3978094) 日記

      この図書館、そもそも立地がやばくて、
      越水時の浸水どころかハザードマップで河岸浸食区域にあるので
      保存は捨ててる可能性はありますね…

      ただ、例えそうだとしても、長期保存を目的としなくても
      さすがに劣化が激しそうなので、やっぱりNGだと思います。

      --
      [Q][W][E][R][T][Y]
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    • by Anonymous Coward

      あとから「どうすれば」という話題というよりは
      「図書室だってんなら最初から遮光する勢いで設計しろよ」が文句言う側の大意
      (ガラス張りの閲覧室がある図書館とか作家の記念館で蔵書に光があたるようになってるとかの事例を見てきた人たち)

      一方で、ココに関して言えば「図書館」というよりは市民館の図書室であり
      貴重な蔵書を見る部屋というよりは市販本を気軽にみられる憩いの場所であるから
      コレでもまあいいんじゃないの?みたいなのが反論する側の大意

      ラーメン屋とかの本棚に日が当たっててもまあ、どうでもいいじゃんなノリ?

      • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 16時13分 (#3978075)

        公共図書館では,書籍は帳簿の上では固定資産で計上している財産ですからね.

        「市民が気軽に読むために、市販本だから表紙が退色しても構わない」とは図書館設置・運営側は言えない….茅野市は進んでいますね.

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    • by Anonymous Coward

      一昨年くらいだったっけ、東京のある大学の図書館が洪水で水没した時の
      議論でも思ったけど図書館の目的って
      「珍しい貴重な本を管理する」
      「利用者に(本を買わずに)本を読めるサービスを提供する」
      の両者があるから話を分けないとね。

      • by Anonymous Coward

        一昨年くらいだったっけ、東京のある大学の図書館が洪水で水没した時の
        議論でも思ったけど図書館の目的って
        「珍しい貴重な本を管理する」
        「利用者に(本を買わずに)本を読めるサービスを提供する」
        の両者があるから話を分けないとね。

        後者が主目的の図書館としても、予算がじゃぶじゃぶあるわけでもないので

        一度買った本(新聞・月/週刊誌など時間制限読み捨てタイプ以外)は
        できるだけ長く読み続けられたほうが在庫も充実するし、
        買いなおしがなければ、新たに購入する本へ予算を振り向けられるので

        保存性はある程度考慮した設計の方がいいのでは

  • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 15時33分 (#3978054)

    施工業者の中ヌキで、設計上指定した紫外線カット性能のガラスが使われていなかった!
    というドロドロの展開希望。

    じゃなけりゃ、デザイナー、関係者揃いも揃って基本的なことも欠落したマヌケ?
    新聞社も設計者調べてインタビューするとか突っ込んだ取材してくれよ
    カドが立つんだったら懇意にしている週刊誌にネタ投げしてもいい

  • by Anonymous Coward on 2021年02月15日 15時46分 (#3978064)

    発端となったTweetはこれ [twitter.com]ですかね。

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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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