中国では養豚場がタワービル化され、巨大な飼育工場となっている

ugoo 曰く、

中国では「養豚所」をタワービル化するというアイデアが実現化されて試行中である。平屋建ての養豚場よりコストは３割増であるが、フロア単位で独立し、外界から完全に隔離された環境で飼育されることで、病原菌の流入を防ぐことができるという。

中国湖北省鄂州市では26階建ての鉄筋コンクリート豚舎１棟が稼働し、建設中の１棟が完成すれば、出荷頭数は年間１２０万頭が見込めるという（新華社通信）。また、広西チワン族自治区では７階建ての豚舎２棟が稼働しており、さらに４棟が追加で建設中である（ロイター）。こちらの各フロアでは1000棟の豚を５人の従業員でオペレーションするという。

背景には中国の都市化による農地不足があり、ビル化は100倍の利用効率をもたらすとのことで、広東省では「省のお墨付きプロジェクト」として、アリババ、ジンドン、恒大集団などの大企業がこぞって参入しているとのこと（プレジデント）。