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電力

福島前面海域におけるトリチウム存在量の推定とその経時変化

タレコミ by pongchang
pongchang 曰く、

大気圏核実験が行われていた1960年代の太平洋の海水トリチウム濃度は2.5Bq/Lであったが、事故後は0.1Bq/Lを下回っている。
1年で1ペタBqある1Fのトリチウムが放流され1年滞留したとして本海域での推定最大濃度は,0.14 Bq/L程度となり,おおよそ現在のレベルの2倍程度の濃度となることがわかる。
1年間に本海域での魚を50 kg食し,トリチウムの移行係数を1とし,トリチウム1 Bq当たりの被ばく線量として,18ピコSv)を用いて計算した。取り込まれた後の化学形態が放出水と同様にHTOの場合、その際,成人の内部被ばく線量を推定すると,130ピコSvになる。
なお,トリチウムが取り込まれた後,すべて有機結合型(OBT)となった場合,その2倍程度の被ばく線量となる。次に,上記のようにすべてOBTとした場合の被ばく線量を,自然放射線(40KおよびU,Th系列の元素由来)由来の年間内部被ばく量(~0.3 mSv))と比較すると,その100万分の1程度とる。
またこの被ばく評価を1960年代に対して行っても,5.2ナノSvとなり,自然放射線由来と比べて5万分の1程度であり,最も海水中のトリチウム量の多い時代においても,それは無視できる量であったことを記す。(日本原子力学会和文論文誌 /22 巻 (2023) 1 号 p. 12-24 https://doi.org/10.3327/taesj.J22.001

♪海は広いな大きいな
如何に中国も実施した大気圏内核実験の影響が大きかったか、それと比べてトリチウムの放出の影響が少ないか。
放流が3年なら3分の1、5年なら5分の1


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