防衛大学校、任官辞退者の卒業式出席を再び認める 2
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
朝日新聞の記事によると、防衛大学校は、自衛官任官辞退者の今年の卒業式への出席を認めるそうだ。
同校は、2013年以降、任官辞退者の卒業式出席を認めていなかったが、「見せしめではないか」との批判があったそうだ。
任官辞退者も立派な防大OB (スコア:2)
確かに、給料を貰って講義を受けるという防大生が卒業時に幹部自衛官の任官を辞退するのは問題だし「授業料と給料を返納しろ」と言いたくなる気持ちはわかる。
でも、防衛大学校を受験しようかなと悩んでる高校生の身になって考えてみてほしい。
自分が自衛官に向いているかまったくわからない状態の18歳の子が、将来自衛官になる以外の選択肢のない防衛大学校に進学しようと考えるだろうか?自分が18歳だった頃に将来の展望を明確に描けていたヤツがどれくらいいる?
だから防衛大学校で4年間学んだ結果「自分は自衛官には向いていない」と感じた子は任官辞退してもらっても全然かまわないというか、むしろ「授業料の返納ができないから幹部自衛官になるしかない…」という無気力幹部自衛官の誕生を抑制しているという面で「やる気のないものは去れ。無料で」という現状の制度はとても望ましいものだ。
「自衛官に向いてないなら卒業まで在学してないでとっとと退学しろよ」という声もあるかもしれないがそれもやはり「中途退学を強要されて大卒資格を得られない可能性がある」という状況だとやはり18歳の高校生は防衛大学校を志願してくれない。
それにそもそも、防衛大学校を受験して合格するくらい能力のある子が民間企業に入ってバリバリ働いて「自衛隊に理解が深い国民」を増やすのは自衛隊にとっても望ましい事なんだよ。
なので現状の「やる気のないものは去れ。無料で」が続く方が望ましいわけ。
Re: (スコア:0)
そんのこともわからん馬鹿が卒業式に参加させない決定をしたわけで、それを止められなかった組織ってやばいよな。