Windows 11 Insider Preview Home、SMB1 がデフォルト無効に
タレコミ by headless
headless 曰く、
Microsoft は 19 日、Windows 11 Insider Preview Home エディションで新規インストール時に SMB1 クライアントがインストールされなくなったと発表した (Storage at Microsoft の記事、 Neowin の記事、 The Register の記事、 On MSFT の記事)。
Microsoft は段階的に SMB1 の廃止計画を進めている。Windows 10 バージョン 1709 (Fall Creators Update) 以降では Home / Pro エディションで SMB1 サーバー、Enterprise / Education /Pro for Workstation では SMB1 サーバー・クライアントの両方がデフォルトでインストールされなくなり、バージョン 1809 (October 2018 Update) 以降では Pro エディションのデフォルトで SMB1 クライアントがインストールされなくなった。Home エディションでは引き続き SMB1 クライアントがデフォルトでインストールされていたが、延べ 15 日以上の稼働期間に一度も SMB1 クライアントが使われない場合は自動でアンインストールされるようになっていた。
今回の変更により、Windows 11 Insider Preview で SMB1 クライアントがデフォルトでインストールされるエディションはなくなった。必要な場合はコントロールパネルの「Windows の機能の有効化または無効化」で SMB1 クライアントを有効化することもできるが、将来のリリースで SMB1 のバイナリを削除する計画も同時に発表された。これに伴って非サポートの SMB1 インストールパッケージを別途提供する計画もあるといい、より詳しい情報は数か月のうちに発表できるとのこと。
Microsoft のNed Pyle 氏によれば、Home エディションのユーザーの中には非常に古い NAS を使い続け、それに新しい Windows 11 PC が接続できない理由を理解するのが難しい人もいるため、SMB1 クライアントを最後まで残しておく必要があったという。そのため、このようなユーザーへの周知に協力を求めている。