FBIに逮捕された著名ハッカー、裁判費用を募集するも大半が偽資金であったことが判明

あるAnonymous Coward 曰く、

5月に起きたWannaCryのキルスイッチを発見したことで名を知られたセキュリティー研究者のマーカス・ハッチンス氏。その後、同氏は別のマルウェアに関与した疑いでFBIに逮捕されている。同氏の裁判費用はクラウドファンディングなどで募金が行われていたが、その費用の大半が偽のクレジットカード番号で寄付されていたことが分かった。このため、正当なカード番号のものも含めた寄付金は返却されたという（BuzzFeed News、TechCrunch、Slashdot）。

この資金を管理していた弁護士のTor Ekeland氏は、収集された資金のうち、少なくとも15万ドルは不正ものだった。こうした詐欺的な寄付が蔓延したことにより、実質的に資金調達が無効になったとしている。正当な寄付金は約4,900ドルほどだったという。裁判費用についてはマーカス・ハッチンス氏の友人が別の手段で募金を集める計画もあるようだが現時点では何も決まっていないようだ。