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Intel

Spectre/Meltdown脆弱性の新バリアント2件が公表される

タレコミ by headless
headless 曰く、
5月21日、多くのモダンCPUに影響する投機的実行のサイドチャネル脆弱性(Spectre/Meltdown)の新バリアント2件が公表された(US-CERT TA-18-141AIntelの発表AMDの発表ARMの発表Project Zero — Issue 1528)。

CVE-2018-3639 (Variant 4)はメモリー読み取りの投機的実行により、メモリー上の古いデータが読み取り可能になるというもので、Speculative Store Bypass(SSB)とも呼ばれる。

CVE-2018-3640 (Variant 3a)はシステムレジスタ読み取りの投機的実行により、権限のないシステムパラメーター読み取りが可能になるというもので、Rogue System Register Read(RSRE)とも呼ばれる。こちらはMeltdown脆弱性(Variant 3: CVE-2017-5754)のサブバリアント扱いとなっている。AMD製のCPUはMeltdown脆弱性の影響を受けないが、Variant 3aについても影響を受けるものは確認されていないとのことだ。

脆弱性の深刻度は2件とも「Medium」となっているが、MicrosoftによればVariant 4はJavaScriptコードを使用したWebブラウザー上での攻撃も可能だという。ただし、メジャーなWebブラウザーでは既に攻撃を困難にする修正が行われているそうだ。これに対し、Variant 3aでは攻撃者がローカルでログオンして攻撃用プログラムを実行する必要がある。この攻撃の緩和策はマイクロコード/ファームウェアの更新に限られるとのことだ。
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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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