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サイエンス

査読付き論文誌に「タコは宇宙から来た遺伝子を取り込んで進化した」 と言う論文が掲載される

タレコミ by hylom
hylom 曰く、
宇宙から来た生命が地球上に存在する可能性について論じることは珍しいことではないが、このたび「タコは宇宙に由来する遺伝子を取り込んで進化した」と主張する論文が査読付きの論文誌であるProgress in Biophysics & Molecular Biology誌に掲載され物議を醸している(Science Alert)。

この論文の著者には一定の業績をもつ研究者も含まれており、内容としては「宇宙において隕石が生命を広め、隕石が地球に生命の起源となるものを運んで来たことで地球上の生命は生まれ進化していった」と言う主張を真剣に論じているようだ。また、「地球上の生命が隕石によって運ばれて来たウイルスを取り込むことで新たな進化の方向性が生まれた」との主張もあると言う。

さらに、論文ではタコやイカなどの頭足類について、これらの遺伝子には生命が宇宙から来たと言うことを示すようなサインが存在すると主張している。しかし、これらはどれも推測に過ぎず、主張を裏付けるような明確な証拠などは示されていない。

ちなみにタコの遺伝子については、2015年に全ゲノム解読が完了しており、非常に特徴的な構造をしていることが分かっている(沖縄科学技術大学院大学)。また、論文が掲載されたProgress in Biophysics & Molecular Biology誌は学術雑誌を多数出版しているELSEVIER社によって発行されている学術誌であり、一定の信頼性を持つとされている(同誌のインパクトファクターに関する情報)。
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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