「ポスト京」の試作CPUが完成

あるAnonymous Coward 曰く、

ポスト「京」スーパーコンピュータ（スパコン）に搭載するCPUの試作チップが完成したそうだ。ポスト京は、2021年頃の運用開始を目標に開発が進むスパコン。京の最大100倍となるアプリケーション実行性能を達成しつつ、消費電力を京の約3倍となる30~40MW程度に収めることを目標としているという。

CPUは、命令セットアーキテクチャにFP16（16ビット浮動小数点）対応のArmv8-A、SIMD拡張命令セットにArmと富士通が共同開発したSVE（Scalable Vector Extensions）を採用。京で採用していたSPARCから切り替えている。これにより、「オープンソースソフトウェアなどを含めたソフトウェア資産が広く利用」できるとしつつも、京で蓄積したプログラム資産は「リコンパイルすることで確実な移行と性能確保」を行うとしている。

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