フォードCEO、自律走行車の実現を買いかぶりすぎていたと発言
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
フォードCEOのジム・ハケットが、完全な自律走行車の実現について「期待されたほど早くない」と発言をして注目を浴びている。ハケットは、自動車業界が「自律走行車の実現を買いかぶりすぎていた」と、デトロイト経済界の会合で4月9日に語ったという。この発言は、自律走行車部門の責任者であるSherif Markabyが、自律走行車の計画に関する詳細を発表してから6か月後の発言となったことから、同社の自律走行車の開発状況が思わしくないのではないかと推測できる。
フォードは仮想運転手AIシステムを開発しているArgo AIへ10億ドル以上、2023年までの技術開発に40億ドル以上を投資している。同社は2021年までに無人運転車両を開発する目標を変えていないが、「その展開はジオフェンス(仮想境界線)の内側の非常に限られたものになると発言した。
昨年11月にはGoogle系のウェイモCEOのジョン・クラフチックが、「自律走行の技術には必ず何らかの制約が伴う」と語り、本当にどこへでも行ける自律走行車は実現しないかもしれないと示唆しているなど、自律走行車の実現には後退した発言が目立つようになってきている(WIRED、Engadget、Slashdot)。
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