医療用コンプトンカメラにて、PETとSPECTの同時画像取得
タレコミ by pongchang
pongchang 曰く、
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津波の原発事故以降、JAXAの開発したコンプトンカメラの地上での応用が進んでいるが、この度、群馬大学の中野隆史特別教授らの研究グループは、量子科学技術研究開発機構高崎量子応用研究所、東京大学国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構との共同研究を通じて医療用コンプトンカメラを開発した。世界で初めての臨床試験に成功し、PET薬剤とSPECT薬剤の同時計測・画像化を達成した(pdf)。PET は特定のエネルギー(511 キロエレク トロンボルト:keV)のガンマ線を出す陽電子放出核種しか測定できません。一方、SPECT は 金属製のコリメータの放射線遮蔽能力の制約から、低いエネルギーのガンマ線しか利用されできませんでした。
最も汎用的な PET 薬剤である 18F-FDG(フルオロデオキシグルコース)と、腎機能検査で一般的に使用される SPECT 薬剤である 99mTc-DMSA (2,3-ジメルカプトコハク酸)の二薬剤を被験者に同時投与し、従来 PET 及び SPECT による二つの二次元画像診断を、一台のコンプトンカメラで実現できることを実証しました。
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