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気候変動がワインの味を変える、700年分の記録

タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
1540年の夏、フランス、ブルゴーニュ地方のブドウ畑は、焼けるような暑さに見舞われた。その熱は「我慢の限度を超えて」いたと、当時の記録にはある。

 この年はブルゴーニュに限らず、ヨーロッパ全土が熱暑に覆われていた。アルプスの氷河が解けて後退し、大規模な自然火災がフランスからポーランドまで広がった。そしてフランス中部のワイン生産地では、ブドウがつるについたまま干しブドウと化し、そのブドウから作った糖度の高いワインはまるでシロップのようで、アルコール度数も非常に高かった。(参考記事:「死の熱波、2100年には人類の4分の3が脅威に直面」)  1540年と同じような早い時期の収穫が、今ではごく当たり前になったようだ。  このほど、科学者や歴史家がブルゴーニュ地方の街ボーヌにおける、1354年から現代までのブドウの収穫日の記録をまとめ、科学誌「Climate of the Past」に論文を発表した。およそ700年にわたるその記録から見えてきたのは、気温が大きく上昇したせいで、特に最近の30年間では、ブドウはかつての基準と比べると2週間ほど早く収穫されているということだ。

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