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Merriam-Webster、2019年を代表する言葉に「they」を選ぶ

タレコミ by headless
headless 曰く、

Merriam-Websterが2019年を代表する言葉「2019 Word of the Year」に「they」を選定した(Merriam-Websterの記事Mashableの記事2019 Word of the Year: Behind the Scenes)。

theyは三人称複数代名詞として使われるほか、未特定の人物を指す三人称単数代名詞としても古くから使われている。これらの用法に加え、最近では自認する性別が全くの男性でも全くの女性でもない(nonbinary)人物を指す三人称単数代名詞としての用法が増えており、Merriam-Websterでは9月に新定義として追加した。

2019年にはnonbinaryの三人称単数代名詞としてのtheyが米連邦議会でも使われ、歌手サム・スミスが自身を指す三人称代名詞をthey/themにすると宣言したほか、米心理学会では「he or she」よりも「they」の使用を推奨するなど、英語でのこの用法は確立されているとのこと。Merriam-Websterの「they」の項は参照回数が2019年に前年から313%増加したそうだ。

このほか、2019年にMerriam-Websterでの参照回数が多かった言葉は以下の通り。

  1. quid pro quo: 交換(条件)。ドナルド・トランプ米大統領がウクライナ大統領と電話で話した内容に関する報道でたびたび使われた
  2. impeach: 弾劾する。トランプ大統領の弾劾に関する話題は現在も続いている
  3. crawdad: ザリガニの方言。小説「Where the Crawdads Sing」がベストセラーになった
  4. egregious: 明らかに悪い。ボーイング737 MAXの問題について表現するのにパイロットが使って話題になった
  5. clemency: 厳しい処罰の緩和。16歳で性的な人身売買の被害にあった時に男を殺害して終身刑になった女性について、テネシー州知事が刑期を短縮したことが話題になった
  6. the: 定冠詞。オハイオ州立大学が商標「THE」を出願して話題になった
  7. snitty: 不機嫌な。ウィリアム・バー米司法長官がロバート・マラー米特別検察官(当時)の報告書を表現するのに使って話題になった
  8. tergiversation: 明確な行動または明言を避けること、または豹変すること。The Washington Postの記事で米政府機関閉鎖に対するリンゼー・グラム上院議員の言動を表現するのに使われて話題になった
  9. camp: 極度に誇張されており、しばしば上位・大衆文化の要素と融合した個人的または創造的表現のスタイルまたはモード。メトロポリタン美術館の企画展「Camp: Notes on Fashion」が話題になった
  10. exculpate: 無実が証明される。ロバート・マラー氏がトランプ大統領の無実は証明されていないと証言して話題になった
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