カリフォルニア沿岸水域の酸性度、驚くべき速度で上昇。世界平均と比べて
タレコミ by taraiok
taraiok 曰く、
最新の研究によれば、カリフォルニア沿岸沖の海水は世界平均の2倍の速さで酸性化しているという。これにより、漁業に影響が出ているだけでなく、世界の二酸化炭素排出量を海が吸収できなくなりつつあると科学者は警告する(Los Angeles Times、nature、slashdot)。
国立海洋大気庁(NOAA)の主導によって行われたこの研究は、酸性化と太平洋十年規模振動として知られる気候サイクルおよび海面上昇との関係を明らかにした。また、エルニーニョとラニーニャサイクルが海洋にストレスを与え、化学的な変化につながっていることも発見した。
この研究では、海洋の酸性化速度を測定するために、世界の海に生息している有孔虫と呼ばれる原生動物を含む2,000個の貝殻を分析した。最新のキャリブレーション機器を使用して注さしたところ、カリフォルニア沿岸沖の水は1895年から100年の期間で水素イオン指数(pH)が0.21低下していることが分かった。pHが低いほど、酸性度が高くなる。これは世界の海洋での平均値推定値である0.1pHの2倍以上に当たるとしている。
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