Facebook、AI生成画像をプロフィール写真にしたフェイクアカウントを削除。政治的活動などを行う

あるAnonymous Coward 曰く、

FacebookとInstagramが、人工知能(AI)が作成した顔写真をプロフィール写真に使用して「アメリカ人になりすましていた」複数のフェイクアカウントを削除したそうだ。フェイクアカウントは政治的な目的のために、複数の広告企業によって運用されていた模様。

そのうちの1つはジョージアにある広告代理店「Panda」が運用しており、アカウント39件、Facebookページ344件、Facebookグループ13件、Instagramアカウント22件が削除されたとのこと。Facebookによると、報道機関を装ったり、政党・公人・活動家グループなどになりすましたりなどの政治的問題について投稿していた模様。宣伝活動に31万6000ドル(約3500万円)程度の広告費用をかけていたとしている。

もうひとつは、アメリカに拠点を置く「The BL」という広告代理店のアカウント群。削除されたのは610件のFacebookアカウント、89件のFacebookページ、156件のFacebookグループ、72件のInstagramアカウント。投稿はベトナム語・スペイン語・中国語で行われており、外部サイトへ誘導するURLが貼り付けられていた。保守的なイデオロギーを主張したり、アメリカの政治ニュースや問題に関するウワサを流したりしていたという。950万ドル(約10億円)もの広告費をかけていたとされる。

情報元へのリンク