人種差別問題で米国が混乱。キリスト像の人種変更からコロンブス、音楽用語まで
タレコミ by Anonymous Coward
あるAnonymous Coward 曰く、
ジョージ・フロイド事件の影響により、米国での人種差別問題が大きくなる中で、様々な言葉や概念を見直そうとする動きがある。大きなものとしてはイエス・キリスト像に関するものだ。
6月26日、イギリスのカンタベリー大司教のジャスティン・ウェルビー大司教は、BBCラジオの番組で教会などに置かれている彫像は、「現状が適切であるか慎重に検討する必要がある」として白人のイエス・キリスト像を見直すべきだと示唆したという(ニューズウィーク、キリスト新聞社)。
米ミネソタ州では、奴隷商人としても知られるコロンブスの像を撤去して、歌手のプリンスの像と入れ替える運動が再燃しているという。もともとは2017年に始まった署名運動だが、ジョージ・フロイド事件をきっかけに再燃した。嘆願書では「コロンブス像をミネソタの黒人と先住民コミュニティーを代表する人の像に置き換えることを求める」と書かれているそうだ(TimeOut)。
音楽業界では、ラップやR&Bなどの黒人アーティストの音楽ジャンルを総称する「アーバン」という言葉を廃止する動きがあるそうだ。これを区別しているのは、白人アーティストとの差別化で悪質な人種差別だという声が業界内であるという。ワーナー・ミュージック・グループは使用を止めると表明、ラジオ大手も別の言葉に差し替えるとしている(SankeiBiz)。
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