
外国語の間違った発音、気になるのは? 377
ストーリー by headless
発音 部門より
発音 部門より
Qiitaの「IT業界で横行する恥ずかしい英語発音」というエントリーが話題になっているそうだ(やじうまWatchの記事)。
妙な発音・間違った発音として例に挙げられている単語の中には、単なるローマ字読みや読み間違いらしきもののほか、日本語で話すならこっちかな、と思われるものもある。IT関係に限らず、外国語には日本語では書きようのない発音もあるため、無理やりカタカナ表記をしてしまえば全く違う発音になってしまうこともあるだろう。個人的には仏系スーパーマーケット「Carrefour」の日本語読みが「カルフール」だと知って驚いたことがある。皆さんが気になる外国語の発音・日本語表記、または間違っているとわかっていてもそのように発音してしまう単語にはどのようなものがあるだろうか。元記事で取り上げられている正しい/誤った発音についても、ご感想をお聞かせいただきたい。
妙な発音・間違った発音として例に挙げられている単語の中には、単なるローマ字読みや読み間違いらしきもののほか、日本語で話すならこっちかな、と思われるものもある。IT関係に限らず、外国語には日本語では書きようのない発音もあるため、無理やりカタカナ表記をしてしまえば全く違う発音になってしまうこともあるだろう。個人的には仏系スーパーマーケット「Carrefour」の日本語読みが「カルフール」だと知って驚いたことがある。皆さんが気になる外国語の発音・日本語表記、または間違っているとわかっていてもそのように発音してしまう単語にはどのようなものがあるだろうか。元記事で取り上げられている正しい/誤った発音についても、ご感想をお聞かせいただきたい。
外国語の発音を日本語に翻字するには... (スコア:5, 興味深い)
まず、ある言語を記述する時には発音を正確に表現する「表音文字」が好ましいと信じられていますが、実は「世間の常識、言語学の非常識」で、言語学的には文字は音を正確に表わすべきではなく「音素」を正確に表わすべきだと考えるのが定説です。(言語学的に言えば、「シ」を shi と表記したり、「フ」を fu、「チ」を chi と表記するヘボン式ローマ字は日本語の音韻体形を破壊するもので、とんでもない書記系だと言うことになります。)
さて、日本語は音素の数が非常にと言うか、異常に少ない。さらに、日本語は開音節が原則です。開音節とは母音で終っている音節です。実際には日本語の単位は音節ではなく、拍(モラ)なのですが、専門的になるので、ここではそれには触れません。
日本語の、この音素が極端に少なく、かつ音素の構造が極めて種類に乏しい、子音で終る閉音節が存在しないということにより、外国語の音を正確に日本語で表現することは最初から不可能です。
英語の strike [ˈstɹaɪk] は単音節(1音節)ですが、日本語では子音連続が許されませんので su-to-ra-i-ku(ストライク)ないし su-to-ra-i-ki(ストライキ)と5音節になってしまいます。
このような外国語を日本語に音訳する時には、それを翻字と言いますが、可能な限り「音素対応」を試みます。実際に耳に聞こえる音ではなく、英語の音素を日本語の音素に対応させます。
言語学的には原理原則は明確なのですが、言語学などは非常にマイナーな学問分野です。(文科省は今回、日本中の国立大学に対して無用の長物の文学部を廃止せよと厳命したばかりです。)ところが、外来語は日常的に普通の人々がどんどん導入しますので、(しかも普通の人は元の発音をできるだけ正確に記述するのが正しいと信じているので)カオスが発生しているわけです。(さらに外国語を何語であれ英語で発音したものを日本語化しようとするので、もうシッチャカメッチャカ...。)
なお、日本語のローマ字表記法ですが、日本では内閣(政府)が訓令で定めた日本国公式のローマ字表記が存在します。俗に「訓令式」と呼ばれるローマ字ですが、これは国際規格でも「ISO3602」として規格化されていますが、日本では一般的にはヘボン式ローマ字の方が普及しています。なんと、日本の外務省は政府の一下級機関に過ぎないのに、上部機関の政府(内閣)の定めた訓令式で旅券に氏名を記載することを長い間認めてきませんでした。これはよく考えると法治国家としては非常におかしいことではあったのです。実は言語学的に言えば訓令式ローマ字も色々問題を抱えてはいますが、一応音素表記を試みているので、ヘボン式ローマ字と比べれは百倍もマシな表記法です。(学者たちの間に訓令式ローマ字を使う者が多いのはそういう理由があります。)
王様のワーニングが無い!! (スコア:4, おもしろおかしい)
この手の話題の王様かと思っている warning が無かった。
しょんぼり。
会社の日本語バリバリなアメリカ人に言わせると (スコア:4, 興味深い)
多種多様な人種で構成されているUSAの英語(米語)に正しい読みなんて存在しない。
通じればそれが言語になる。こういうのを気にするから日本人は英語を話せないと思ってるんじゃないの?
…だそうです。
実際に彼の名前「George(仮名)」は一般的なものですが、
本人、家族、友人、アメリカ、香港時代の同僚人で微妙に発音は違っていたそうです。
逆に気になるのはLとRだそうで、意外と表音的な認識も強いんだなぁと思いました。
Re:会社の日本語バリバリなアメリカ人に言わせると (スコア:5, 参考になる)
BASIC の開発者として有名な、日本では Joh Geroge Kemeny(ジョン・ジョージ・ケメニー)として知られている人物は本人は Kemény János György [ˈkɛme̝ːɲˌjɑ̈ːnoʃˌɟørɟ](ケメーニュ・ヤーノシュ・ジェルジュ)と名乗っていたし、「コンピューターの父」は日本では John von Neeman(ジョン・フォン・ノイマン)として知られているけれども、本人が母語で話している時には Neuman János [ˈnɒjmɒnˌjɑ̈ːnoʃ](ナイマン・ヤーノシュ)と名乗っていました。最近、「ネットワーク理論」で注目されている、日本では Albert-László Barabási(アルバート=ラズロ・バラバシ)と知られている物理学者も本人は Barabási Albert László [ˈbɒrabɑ̈ːʃiˌɒrbɛrtˌlɑ̈ːsloː](バラバーシ・アルベルト・ラースロー)であることに拘っています。
セルビア人の父親とロシア人の母親の間にウクライナで生まれた有名な女優の Милица Јововић / Milica Jovović(ミリツァ・ヨヴォビチ)は、本人が Jo... は「ヨと呼んでくれ、「ジョ」じゃないと主張していると、英語版の Wikipedia にまで書いてあるのに、日本語版ではしつこく「ミラ・ジョヴォヴィッチ」と表記し続けている...。実は米国の公用語は英語ですらないのに、日本人は米国籍だと思われる人物の姓名は米語風の発音じゃないと我満ができないようです...。
(「グルジア」がロシア語源だから気に入らないとグルジアの駐日大使館が英語で「ジョージア」と呼んで欲しいというアホな内政干渉を日本のアホな外務省も受け入れてしまいましたが、なんで英語とは関係ない国の名前を歴史のあるグルジアから英語でジョージアと呼ばなければならないのか、全くの謎。米国のジョージア州と紛らわしいったらありゃしない。どうせ改名するならグルジア語の「サカルトヴェロ」と表記すればいいのに...。)
widthは「ウィドス」でよい (スコア:3, 興味深い)
元記事のコメント欄にちゃんと反論があってよかった。
widthの発音について
http://www.slideshare.net/swwwitch/width [slideshare.net]
widthを「ウィス」と表記するのは、midnightを「ミッナイ」と表記するようなもの。
辞書を見てもdの発音はちゃんと書いてある。これはネイティブの主観では「(正確に発音するときは)発音すべき音」だということ。
あと、母音のアとオの混同も、個人的には別にどっちでもよいかな。
元の言語をどれと考えるかで変わってくるし(「ヌル」vs「ナル」)、それこそ英系英語と米系英語でも変わってくる(「ボディ」vs「バディ」)。
日本語で「オ」に聞こえるアとかある。
いちいち気にしてられないよ。
元記事は「半可通」という言葉がぴったりあてはまる。
ASUS (スコア:2)
個人的には、カタカナ表記された外国語は、由緒正しい日本語であるので
日本人同士で通じれば、発音が原語から離れていようと、何も問題はないと思います。
揺れを正すということは必要でしょうね。
「ギョエテとは 俺のことかと ゲーテ言い」
という川柳もあるくいらいですから。
ゲーテには、ゴエテ、ギューテ、ギェーテ、ギューテ、ギョート、ギョーツ、
ゲーテ、ギュエテ、ゲォエテ、ゴアタ、グウィーテ、ゲヱテー、ゲーテー、
ゲェテー、ギョウテ、ギヨーテ、ギョーテ、ギョーテー、ギヨテー、ゴエテ、
ギョテ、ギヨヲテ、ギヨオテ、ゲョーテ、ゲヨーテ、ゴエテー、ゲエテ、ギヨエテ、
ゲイテ、ギョエテ、と、じつに二十九通り [goethe.jp]の書き方があるそうです。
担当はNHK辺りでしょうか。
ラーザル・ベルマンというピアニストが出現したとき、NHKがラーザリ・ベリマンと
紹介したので別人かと思いました。
彼については、今でも表記は割れています。
Re:ASUS (スコア:4, おもしろおかしい)
蛙の合唱かよ!
Re:ASUS (スコア:2)
Wikipedia日本語版のラザール・ベルマン [wikipedia.org]を見るまで
「ラーザル読みはありえないだろう、ロシア人だとわかっていればふつうラーザリ」
と信じて疑わなかったのですが、ロシア語のニュアンスをこそぎ落とすことがしばしば起きるのはフランス風をはじめありえない話ではないと納得しました。
ロシア語: Ла́зарь Нау́мович Бе́рман ラーザリ・ナウーマヴィチュ・ビェールマン、ラテン文字の転写例: Lazar' Naumovič Berman
みたいなミャフキー・ズナークの情報が格別の注意を払い続けない限り脱落してしまうラテン・アルファベットも原因の一端かな。語学教科書などを除くありふれた場所ではいたしかたなし。
// 当の言語を常用する集団以外は知らなくてもおかしくない非明示的ルール…
Re:ASUS (スコア:2)
ロシア語訛り風のイディッシュ語という可能性もあります。
そこそこモメるネタなら、 (スコア:2, 興味深い)
疎通試験コマンドの "ping" は、「ピン」じゃなくて「ピング」。
障害発生時にテンパってた若いエンジニアが、先輩にhogehogeに「ピン打って」と言われて
壁に貼られたネットワーク図に押しピンを打ったんで、それ以降「ピング」なんだそうな。
Fの中の人が言ってた。
現像バットと粉砕バットみたいなもんか、と妙に納得した。
Re:そこそこモメるネタなら、 (スコア:2)
疎通試験コマンドの "ping" は "pinger" の略なので「ピング」が正しいと思ってる。
"finger" コマンドと紛らわしいから略された ような気がする。
# "finger" は 79/TCP のヤツね
Re:そこそこモメるネタなら、 (スコア:2)
引いた辞書は英辞郎。
海軍用語が由来。
http://ejje.weblio.jp/content/pinger [weblio.jp]
の下の方に Wiktionary の解説あるよ。
> A device that emits a short, high-pitched sound bust (i.e. goes, "ping!") such as in sonar or other echo location systems.
ちなみに、漫画「沈黙の艦隊」(1988~1996)でも、潜水艦の艦長が「ピンガー」って言ってた。
NetWare(知らないかな?)のアイコンでも "ping" は潜水艦マークだったよ。
コンピューターウイルス (スコア:2)
カンピュターヴァイラス
なんて通じない。
Re:コンピューターウイルス (スコア:2)
> 「ブルース・ウィルス」だったんだぜ。
> いつの間にか表記が変わってた。
いつまにウィリスになったんだ?
Re:コンピューターウイルス (スコア:2)
> チョイ前までは、ビールスって言ってたよな
モービルとモバイルは別の意味だし。
Re:コンピューターウイルス (スコア:2)
坂本龍一ですね。
俺の名を言ってみろ (スコア:2)
char *A;
モータースポーツ部 [slashdot.jp]
American Pharoah (スコア:1)
ファラオなのかフェイローなのかファロアなのか。どれが正しい?
#JRAではファラオ表記なのは知ってます。
Re:American Pharoah (スコア:5, 参考になる)
現在は世界のほとんどの言語で「ファ(ー)ラオ(ー)(ン)」系の発音がされているようです:
フランス語 pharaon [faʁaɔ̃](ファラオン)
ルーマニア語 faraon [faraˈon](ファラオン)
ドイツ語 Pharao [ˈfaːʁao](ファーラオ)
フィンランド語 faarao [ˈfaːrao](ファーラオ)
ハンガリー語 fáraó [ˈfɑ̈ːraoː](ファーラオー)
エスペラント語 faraono [faraoːno](ファラオーノ)
イタリア語 faraone [faraoːne](ファラオーネ)
英語だけがお約束で、ローマ字読みを訛って異様な発音をします。
英語 [ˈfɛəɹəʊ](フェアラウ)
米語 [ˈfɛɚroʊ](フェアロウ)
基本的には世界中でほぼ共通している外来語の読みは英語だけが狂ってるのですが、なぜか日本人は世界標準(ラテン文字の発音は基本ローマ字読みです)を嫌い、おかしな米語の発音をいかに日本語で正確に表現するかに情熱を傾けているようです...。
Re:American Pharoah (スコア:5, 参考になる)
さて、ラテン文字を使う西洋でも実は事情は同じ。英語やフランス語のような特殊な(狂った?)言語は発音と文字がシッチャカメッチャカですが(Eithne Ni' Bhraona'in と書いて [ˈɛnʲə pəˈtrɪʃə nʲiː ˈvˠɾˠiːn̪ˠaːnʲ] と発音するアイルランド語はもっと恐ろしい。とうとう本人も自分の CD には Enya と振り仮名 (?) を使う羽目になっています)、ラテン文字は元々は表音文字ですから、ドイツ語やイタリア語、スペイン語を始め、圧倒的多数のほとんどの言語は素直にローマ字読みです。しかし、これらの言語が外国の単語や固有名詞を受け入れる時には(特に固有名詞の場合に顕著なのですが)漢字文化圏と同じで原語の綴りを尊重します。自分たちの言語には存在しない補助記号などもそのまま受け入れます。これは英語でも同じ。(英語大好きの知ったかぶりをする日本人は英語のテキストに登場する欧州人の固有名詞の補助記号を徹底して削除します。「英語ではこんな♀は使わない!」と。しかし、それは単に新聞社などの活字にその文字がなかったから使えなかっただけで、学術誌などはきちんと活字を作って表記していましたし、現在は Unicode の DTP が一般的なので、原則、きちんと全ての外来語の綴りを正確に印刷するようになりました。)
さて、印欧語族の一部の言語は、ロマンス系の言語に多いのですが、[h] の音が発音できません。しかし、語源となったラテン語の元の綴りに h が入っていたり、現代言語でも h の文字を含む外国語からの外来語や固有名詞を輸入する時には原語の h が残ってしまうのです。綴りが大事だからです。だから h は残ったけれども、発音はされない(=できない)という事例ができてしまうのです。恐らく、それは現地の小学校などでも書き方を学ぶ子供たちにとって苦労の種になっているはずです。
なお、我が国「日本」の読み方は「にほん」でも「にっぽん」でもどちらでも良いことになっていますが、これをオリンピックなどでローマ字表記する時に自民党のオジ様たちの強い主張で Nihon ではなく、Nippon と表記されることになりました。その時彼らが主張した根拠が、Nihon と表記した場合フランス人が「ニオン」としか勝つオンできないと言うものでした。しかし、それを言ったら多くの言語は子音の促音(二重子音、長子音)が発音できないので(ヨーロッパの言語ではハンガリー語やフィンランド語が促音を発音できます)フランス人たちも Nippon も「ニポン」としか発音できないわけです。(と言うか、フランス人は語末の「ン」も発音できません。)
だいたい日本語の表記の記述法を考える時に「外国人が発音できるかどうか」等を考慮するのは馬鹿げています。日本語は日本人が発音できればよいのです。Nihon にせよ、Nippon にせよ、「どちらもきちんと発音できる言語」も「いずれかしか発音できない言語」も「どちらもきちんと発音できない言語」もあります。だいたい細かいことを言い始めたら、日本語の「ニ」は ni [ni] ではなく nyi [ɲi] だったりします。
お互い様でしょ (スコア:1)
外人の日本語発音も厳密には違う事が多いけど
普通は微笑ましいだけだし
気にしすぎでしょ
Quintrix (スコア:1)
というのが昔ありましてねえ。
坊屋三郎さんの読み方が正しい、と言うことになるのかな。
Re:意識高い系()開発者 (スコア:2)
Re:意識高い系()開発者 (スコア:4, 興味深い)
英語にはフランス語 (nulle) 経由で入りました。
null が「何語なのか」というのを問うことには欧州ではあまり意味がありません。なぜなら、ラテン語の nullus / nulla が文明語として欧州中の言語に nulla / null として入っているからです。そして欧州の多くの言語で nulla / null の発音は「ヌッラ」、「ヌル」です。従って、[nulla]、[null] という発音が「ドイツ語だ」と主張することにもあまり意味がありません。ドイツ語でそのように発音することは事実ですが、実は何語でもそう発音するからです。
いずれにせよ、この語(「零」の意味)は元々がラテン語ですから、普通の欧州人の認識は「null はラテン語の nullus が訛ったもの」です。
日本人は長い間、医学用語はドイツ語だと信じていました。それをドイツでドイツ人に言ったら笑われるでしょう。「何を言ってるの? 医学用語はラテン語に決まってるじゃん!」ドイツに留学して医学を学んでいた昔の日本人留学生は授業は当然ドイツ語で行われますから、ノートもドイツ語で取っていた(だからカルテも慣れていたドイツ語で書くようになっただけ)。そこで体の部位の表現や病名、その他の専門用語も実はラテン語だったのだけれども、日本人はドイツ語だと思い込んでしまっただけでしょうね。ちょうど、英語には膨大なラテン語やギリシア語の外来語が入り込んでいるのに、日本人はそれを英語だと思い込んでいるように...。
仕方ない面もあるが、酷すぎる発音は迷惑 (スコア:2)
確かに、英語と日本語は、母音も子音も全然違うのですから、正確なカタカナ表記は不可能です。発音に関しても、日本語の文の中に英語の単語(ネイティヴ単語)を混ぜるのは、リィズォムやアークゥセントゥが乱れるので難しいものです。
しかし、だからといって、「ワイズ」のような原音を推定できないほどに的外れな表記はすべきではありません。そういう訳のわからない、明らかに間違った発音をされると、何を言いたいのか理解できなくて迷惑なんですよ。そういう人に限って、聞き返したり、間違いを指摘したりすると、十中八九逆ギレするんですよね。
カタカナ発音をするにしても、「width」なら「ウィッス」「ウィズ」「ウィッツゥ」などと発音すべきです。
ところが、酷い発音をする人は自分が間違っていることに気が付かないようで、「エイサイド(aside)」「セルス・パ・チング(cellspacing)」「アリゲン(align)」「ライナー(linear)」「ノーン(none)」「アルト(alt)」「ハーフ(href)」といった酷い読み方をしている人が、「ディスクトップ」「ダブルクイック」「アンインストロール」と言っている人を馬鹿にしていたりもします。プログラマーよりWeb業界の方がどうしようもない状況だと思いますので、中学・高校レベルの英語を復習なさることをお勧めします。
英語の発音が間違っているという指摘に対して、php がまともな言語でないという反論はだいぶずれている気がしますが……。
"alt" の発音 (スコア:3)
英英辞書 [merriam-webster.com] で調べてみたところ、
確かに、イギリスでは一般に ȯl-ˈtər- ですが、アメリカとカナダでは ȯl-tər- の他に al-ˈtər- と発音するケースもあるようです。
「アルト(alt)」という発音が間違っているように書いたのは誤りでした。お詫び申し上げます。
確かに、アメリカとカナダでは al-ˈtər- と発音するケースもあるようですが(辞書によると両方あるとのこと)、
イギリス英語では一般に ȯl-ˈtər-nət であって「オルタネイティブは日本語訛りなんだから」や「(本来の発音はアの方が近い)」というのは明らかに誤りです。
Re:altキー (スコア:2)
Re:altキー (スコア:2)
英語コンプがあるやつが英語かぶれのやつをdisる時に便利な指摘だよね。どうせどっちでもないのに。
Re:既に独自発音&表記で日本語化した、ITも含む高度技術製品名称(他神話・天体等) (スコア:2)
Re:コミニュケーション! (スコア:2)
リクレーション
レクリエーション
たまに使うと「あれ?どっちが正解だったっけ?」ってなる。
#もう「娯楽」か「気分転換」でええやんか。「代休」は意味が違うか。orz
Re:カルフールってほかに何て読むの? (スコア:3, すばらしい洞察)
原語の読みはともかく、日本法人が「カルフール」って名乗ってたんだから日本国内ではそれ以外に呼びようがないと思います。「マクドナルド」とかも同じですよね。
Re:カルフールってほかに何て読むの? (スコア:3)
Volkswagen [ˈfɔlksˌvaːɡən] の w [v] ですが、日本語には v はありません。「フォルクスヴァーゲン」と表記しても、日本語では別に「ヴァ」を [va] と発音するわけではありません。日本語では「ヴァ」の発音は「バ」[ba] です。
日本語は音素の数が非常に少なく、かつ開音節言語なので外国語の発音を正確に日本語に転写するのは絶望的です。しかし、その限界の中で、区別できる部分は区別しようとするわけです。日本語には [v] 音はありませんが、[w] はあります。しかし、ドイツ語には [w] 音はありません。日本語では「ワ」は存在しますし、発音もできます。その結果、ドイツ語の [v] を日本語の [w] で翻字することになったのです。
ちなみに、この方法は別にドイツ語だけではなく、フィンランド語など、[v] はあるが [w] は無い言語の日本語翻字の場合はよく用いられる言語学的な対応法です。
Re:カルフールってほかに何て読むの? (スコア:2)
>日本語では「ヴァ」の発音は「バ」[ba] です。
じゃあ「バ」の発音はどうなるんだ?
ψアレゲな事を真面目にやることこそアレゲだと思う。
Re:カルフールってほかに何て読むの? (スコア:3)
同様に、日本語においては [r] と [l] が中和化されます。実際には、日本語の語頭の /r/ は、ほぼ [l](正確には [ɺ])と、語中の /r/ は、ほぼ [r](正確には [ɾ])と発音されますので、実は日本語には [r] も [l] も存在するし、日本人はきちんと発音しわけているのです。しかし、[l] は語頭にしか表れないし、[r] は語中にしか現れず、互いに同じ場所に登場し、それによって意味を区別することがないので、これは同じ1つの音素だと見なします。
Re:カルフールってほかに何て読むの? (スコア:4, 参考になる)
Re:カルフールってほかに何て読むの? (スコア:2)
片仮名転記するなら、キャフォ、キャッフォー、ないしキャッフルに聞こえた。
正解はひとつでは無いでしょうね (スコア:3)
英米人の口から出た発音だけが正解という考えは賛成できませんね。
◎「他の単語と区別するのを優先」(Pingをはっきりピン グ! と読む)
◎「カタカナ社名で我が社では通す」(「マ ク ド ナ ル ド」社名で日本で統一)
◎「元がドイツ語。日本でドイツ語読みが定着」(テーマとか.. )
◎「元々英語でないプログラミング略語、読めません。つづりを示すしかない」
それぞれの言葉で優先事項が違うので、英米読みに近づけると弊害も生まれます。カタカナ表記の限界もあって英語やフランス語と同等の発音は書けない。
なので恥ずかしい、恥ずかしくない、ではなくて
「こう読んだら次回海外出張で役立つかも」程度で良さそう。むしろ
「日本ではこの読みで統一しようよ、英語と違うけど」の提案も可能。
(オマケ。アメリカ人の大半が東京をトウキョウと読めずトキオになります。参考記事「Ryo(リョウ)の発音ができない」 [yahoo.co.jp]あり。)
Re:正解はひとつでは無いでしょうね (スコア:2)
なお、コメントにお書きになっていることはほぼ全面的に同意です。
Re:正解はひとつでは無いでしょうね (スコア:2)
なるほど、「テーマ」はギリシア語から来ていますか。ありがとうございます。
Re:間違った発音ではない (スコア:2)
なお、時々新聞に読者が投稿しているのに「日本人は『アパート』と言うが、外国では『フラット』と言うのが正しい」という主張。これもおかしい。なぜドイツやフランスやスウェーデンやハンガリーやイタリアやフランスでアパートをわざわざ英語で「フラット」と言うのであろうか?
Re:間違った発音ではない (スコア:2)
> この人は素晴らしい文学者だけれども、言語学者ではないなと。
これが全てでしょう。
言語学者でないことや言語学の知識が乏しいと略語についての
見解を述べていけないわけではないです。
長い単語の先頭の2文字を使うのが正しいなら「アメリカ合衆国」の
アメということになりますが、私は言語学的な正しさは置いといて
USA っていいます。えぇ
Re:間違った発音ではない (スコア:2)
馴染んでりゃいいってもんでもない
Re:間違った発音ではない (スコア:2)
Re:何をいまさら (スコア:2)
呼び方どころか伝わったもの自体も魔改造して、似て非なる何かにするのは日本のお家芸ではないですか。
Re:レアリティ (スコア:2)
しかし、「ポテト」が日本語に入ったのは比較的最近なんじゃないでしょうか? 東京オリンピックの頃は「ジャガイモ」としか言ってなかったような気がします。時代が近付くほど、英語の単語は「より正確に」英語をなぞらえようとする傾向があるように思えます。
Re:気にしたって、、、 (スコア:2)
Re:よりやっかいな事例 (スコア:2)
Re:よりやっかいな事例 (スコア:2)
>聞き間違いや勘違いを避けるためにわざと間違った発音をするのは日本語でもありますね。
「私立」「市立」を音で区別できるように「わたくしりつ」「いちりつ」
売春買春については罰せられる対象の買春を「かいしゅん」
同音異義語ではこの例をよく目にする。
それと対照的に政府調達は一般向けのTV/ラジオのニュースにならないのか
広告と同音異義語の「公告」を前者と区別する言い方を見聞きしないです。
ほかにも多数あるはずだが。
Re:Josephをヨセフと読む (スコア:2)
Re:逆のシチュエーション (スコア:2)